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2005年8月16日 (火)

また地震です!

先月東京で震度5強という地震があったばかりなのに、また地震だ。
今度は仙台の付近で、震源は宮城県沖。
ここは元々地震の多い場所だが、震度6弱と聞いて驚いた。

震度6というのは大地震の部類に入るだろう。
けが人が出ていることは知っているし、その方々にも心からお見舞い申し上げるが、率直な感想としては、「思ったよりも被害が少なかったな」、だった。
地震の揺れ方にもよるのだろうが大規模な建物の倒壊もなかったようだし、なにより犠牲者が1人も出ていない。

阪神大震災の教訓かもしれないが、日本はかなり地震に強くなったのではないだろうか。
そう考えると阪神大震災がいかに大きな地震であったかということがわかる。

地震が来たとき東京は、船にでも乗っているかのようにゆら~りゆら~りと揺れた。
私は地震の関係の仕事を5年ほどやっていたことがあるので地震にはまあまあ詳しい。
だいたい、こういう揺れの場合は振幅の関係で、どこかで大きな地震があったとき、というパターンが多いのだ。
新潟中越地震のときもそうだった。
そう思ってテレビを見ると果たして今回もそうであった。

地震の仕事をしていたときには、小学校に防災指導をしにいくことがよくあったのだが、私はよくこういう風に話していた。
「偉い科学者の先生がたくさん勉強して、どんどん科学が発達して誰でも簡単に宇宙にいける時代が来たとしても、たとえばみんなで地面を押さえてとしても、地震が来るのは止められないんだよ。地震は絶対来ちゃうんだ。だから地震がいつ来ても大丈夫なように備えておくんだよ。」

防災の仕事から離れた今でも、防災より減災(←この言葉が最近良く使われてるけど、私が作った言葉だと自分では思ってます。信じてもらえないかもしれないけど。つまり地震を防ぐなんて無理なことはしないで、地震が来たときに被害が少なくなるように工夫するということ)、自分の身は自分で守る、地震への心がけは一人ひとりから、というのは強く心に留めている。

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