おっちゃんの宝物。
私には恋人がいる。
この恋人がかわいくって勝てない。
もう何でも言うことを聞いてしまう。
それは、弟の娘、つまり姪っ子だ。
こないだのこと、弟が「明日の日曜日、朝10時までに汐留のアンパンマンの店まで連れて行って欲しい」と言うので前の晩から預かることにした。
なんでもアンパンマンのお弁当が買えるらしい。
弟は車の免許を持っていないから私が連れて行くほうがいいのだろうが、それだって弟のうちは都内だし、だいたい姪っ子だってまだ1歳なんだからそんなお弁当見たってわかんないだろうに…と思いつつも姪っ子かわいさに引き受けてしまう。
子どものいない我が家にとっては、晩ご飯食べさせるだけで大騒ぎ!
これは好きなのか嫌いなのか、まだ熱いんじゃないか、もうお腹は一杯になったか…などなど。
さて、夜のおねんね。
「たまにぐずる」、と聞いていた私は寝かしつけるときにかなりの苦労を覚悟していたのだがいい子に寝てくれた。
そして夜中。
トイレに行きたくなった私は体を起こそうとして何かの違和感を覚えた。
姪っ子が右腕のヒジのやらかくて伸びる部分を握っていたのだった。
いつもパパのかママのを握っているのだろうか。
振りほどいてトイレに行きたいが起こしてしまっては元も子もない。
どうしたものか…。
しばらく、といってもかなりの時間ウダウダ思い悩み、膀胱のうずきに耐え切れず、結局何とか起こさないように振りほどいてトイレに行ったのだが…。
結局、翌朝夜中に起きていたせいか寝坊してしまい、おじちゃんはお弁当を買いに行けなかったのであった。
ごめんね、あーちゃん。
今度はちゃんとおじちゃんと買物に行こうね。
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