終わった。
非常にあっけなく日本シリーズが終わった。
4試合で終わった。
先に4勝したほうが勝ちなので当然4連勝だ。
いや、4連敗だ。
さっきからひっきりなしでケイタイに電話が来てるし、メールが来てる。
その相手は知り合いや友人で、ほとんどが読売ファンであり、横浜ファンであり、中日ファンであり、ヤクルトファンである。
広島ファンの友人は最初からいない。
あ~ハイハイ、阪神タイガースは負けましたよ。
こっちはヘコんでるっちゅうの。
阪神ファンはみんなこんな感じだろう。
その証拠に阪神ファンの友人からはまったく反応がない。
会社の先輩からは「第6戦のチケットどうしてくれるのよ!」とか「明日は虎刈りにして来なさい」とかワケわかんない、しかもまったく言った覚えのない言いがかりまで言われている。
負けたことは勝負だから仕方ないにせよ、まあとにかく負け方が悪すぎる。
4試合で33失点である。
得点はたったの4得点。
日本シリーズだけでの阪神のチーム防御率を考えるとゾッとする。
サッカー風に言うと得失点差が-29である。
4試合だぜ?
ピッチャーが悪くてバッターが悪くちゃ勝ちようがない。
セリーグはパリーグがプレーオフをしている間待たされるのだから不利だというのは耳にするが、それは言いわけではないかと。
第1戦の井川のピッチングを見たときからイヤな予感はした。
井川ははっきり言って今期は調子が悪かった。
日本シリーズで投げる井川の球はバッティングピッチャーか?って思うぐらい走ってなかった。
案の定パカスカ打たれた。
この井川のピッチングが日本シリーズを通しての阪神を物語っていたのではなかろうか。
打線も同じで、やはり金本と今岡の調子が悪かったのが響いた。
得点の取り方も犠打で1点、ダブルプレーの間に1点、ポテンヒットで1点、イレギュラーで外野に抜けて結果としてタイムリーで1点。
つまり、ランナーを溜めて打つべくして打ったタイムリーヒットは1本もないのだ。
むろん、ホームランは1本もない。
しかし、金本も若くはない。
現役で活躍できるのもあと数年だろう。今回は金本の調子が悪かったから、と書いたが、金本が引退しちゃったらどうするんだろうか。
今回の日本シリーズと同じことになるのではないだろうか。
ロッテは強かった。
それは認める。
選球眼がものすごく素晴らしかったし、バットコントロールがどの選手も抜群だった。
半端にバットを出してボテボテのゴロなんていうのはほとんどなかった。
守備もよかった。
阪神に見られたパスボールもバント失敗でダブルプレーなんていうのもなかった。
ロッテは勝つべくして勝ったのかもしれないな。
は~~…。
来年があるよ、来年が。
阪神より長い間日本一になってなかった球団が優勝しただけの話だよ。
でも、来年阪神がリーグ優勝したとしても、相手が日本ハムだったら気絶するな、きっと。
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