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2005年11月 9日 (水)

奥さん、鉄子ちゃんなんだって?

ここにも何度も書いているが、うちの女房は鉄道マニアだ。
女の人で電車が好き、という人は非常に珍しいと思う。
この点では夫婦共通の趣味があってよかったとは思う。

しかも、なかなか着眼点もマニアックだ。
そんな女房が、会社の社内報にエッセイを書いたらしい。
手前味噌ではあるが、うちの女房はこういう文章を書かせたらなかなか文才があると思う。
私よりもうまい気がする。

今回の記事を見てみたのだが、なるほど、なかなかよく書けてるじゃないか。
手前味噌なことは重々承知であるが、ここに掲載するので、どうかお読みいただきたい。

ここから女房のエッセイ
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いわゆる鉄道マニアと言われる人達の中にも好みのジャンルがある。
Nゲージを集めるのが好きな人、各地の電車に乗って写真を撮るのが好きな人、切符を集めるのが好きな人…。

私は鉄道車両そのものが好きで部品や関連グッズを集めるのか好きだ。
中でも関東近郊の普段自分が乗ってる車両のものを中心に集めている。
女の人なのに電車が好きなんて珍しいね、と言われることはよくある。
車や飛行機などが好きという女性はわりとたくさんいるが、身近にある大きな金属空間というか、移動空間のという意味では電車も同じで、しかし電車が好きと言う女性が少数派なのは不思議に思うことがある。

たとえば、車庫に行くと普段は見られないアングルで車両を見ることができる。
橋げたの上から見下ろしたり、レールと同じ位置に立って見上げたり。
同じ色の同じ形の車両が同じラインに揃えてずらっと並べてあるのは単純にカッコイイ!と思える。
最近は行き先がLED表示の車両が多く、車庫では電気が消されて何も表示されない。
昔はビニール製の回転する幕だったため、回転の途中で止めたままの車両が留置してあると普段は見られない珍しい行き先が見られることもあり車庫での楽しみの一つだった。

毎日の通勤などで電車を利用する中でホームにいる間にもさまざまなことに気付く。
たとえば中央線は東京でも長大な複々線で有名だが、ここの各駅では中央線、総武線、東西線の3種類の車両を見ることができる。
ここでは電車の走行音を聞いている。
平成12年に現在の新しい車両に変わった総武線の軽い車体がレールの上をスルーっとすべるような走り方に対し、重い中央線がレールを踏みしめるように走る音が対照的で面白い。
また雨の日はホームで車両の最後尾付近に立っていると電車が入ってきた時にパンタグラフから火花が散る瞬間を見られることもある。

朝の満員電車は苦痛ではあるけれど、何気ない毎日の中で様々なことに気持ちを向けて少しでも多くの楽しみを感じられる私はとても幸せなんだと思う。

エッセイおわり。

どう?なかなかでしょ?
ちなみにうちの女房が言った言葉。
どうして電車が好きなんですか?と聞かれて、
「きれいな花を見て『きれい』と思うように、電車だってカッコイイものを見れば『カッコイイ』と思います。」
なかなかの名言である。

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