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2005年11月27日 (日)

男同士の長い夜。

久しぶりに、学生時代の友人と飲んできた。
彼とは長い付き合いであり、難しい言葉でいえば「肝胆相照らす」とでも言うのだろうか。
言ってて意味わかんないからこれ以上突っ込まないように。

彼の仕事に関係することで聞きたいことがあったので電話してみたら、「今晩飲もう」ということになった。
先日電話したときにも、彼が「飲みに行こうよ」と言っていたのを思い出して、聞いて欲しいことでもあるのかな?と思い、飲みに行くことにした。

場所は新宿。
しばらく話してて彼がタバコを吸い始めた。
私は今年の4月からタバコをやめた。
彼には娘がひとりいる。
そこで何気に「お前は家だと部屋の中でタバコ吸えるの?」と聞いたら「今はね。ひとり暮らしだから。」と返ってきた。

そこで思い出した。
ずいぶん前に「オレ離婚しちゃうかも」ってメールが来たんだ。
私は冗談かと思って相手にしなかったんだけど、そうか、アレはマジだったのか。

私は、「娘もいることだし、できれば離婚はしないほうがいい。それに離婚したら苦労するのは子どもだぜ。」と自分の経験も含めてアドバイスした。
実際、私は結婚するときも両親との顔合わせを父親、母親と2回したし、昔から数え切れないぐらいの苦労をしてきた。
それは彼もよく分かっているので、そのままを話した。
彼はこう言った。
「そりゃ、わかってるよ。うちの子って世界一かわいいし、苦労はさせたくないよ。」
確かに彼の娘はパパ似でお目目パッチリのかわいい子だ。
パパはかわいくないけどね。

彼の奥さんは5歳年上。
姉さん女房は奥さんがおっとりしていればうまく行くのだろうが、年上なうえに、主導権まで握ったら、男なんてのは子どもなんだからうまく行くわけがない。
おっと、これは私の持論ね。一般論じゃないよ。

私は、「最初から合わないとは思ってたよ。お前はおっとりのんびりで優しくて人がいいけど、奥さんは強すぎるんだよ。」と正直に言った。
彼は「そうだよな~。いつからこんなになっちゃったんだろ。原因がないんだよな。何かで爆発したとかじゃないんだ。ジワジワ来ててだんだんイヤになっちゃったんだ。」と焼酎を飲みながら言った。

そんな話をしばらくして一段落して、違う話でひとしきり笑った後、彼がふとこう言った。
「お前が女だったらお前と絶対結婚してるな~。」
確かにこの話は昔からしていた。

今からもう10年近く前の話だが、私が引っ越すときに一緒に住んでルームメイトになろうか?という話が持ち上がったことがある。
ご飯は私が作るから、みたいな話をしてまとまりかけたのだが、私が思わぬ掘り出し物を見つけてそこに越したのでその話はなくなったのだ。
その頃、私がよく「ねえ、オレが女ならオレと結婚してるでしょ?」って言ってたのだ。
そんな話を今さらされるとは思わなかった。
「まあね、確かにオレは性格が女っぽいけどさ。片づけできない女だよ、たぶん。でも、お前は片付け得意だモンね。」と言ってはみたが、オイオイこれじゃ知らない人が聞いたらただのアブない関係だ。
しかもここは新宿だぜ。
それからしばらく彼は、「お前が女だったら…」「お前が女だったら…」「高校卒業してすぐに結婚してたな…」といい続けた。
確かに彼と飲んで酔っ払って、彼の家でひとつの布団に寝たことも1度や2度ではない。
もちろん何もなかったよ!

でも、そう言われると悪い気はしないよね。
「お前大っキラい!」って言われるよりよっぽどマシだ。
だから、こう言ってあげた。
「ねえ、慰めにはならないかも知れないけど、オレが女だったらお前と結婚してたよ。きっと。」
そのあと、こうも付け加えた。
「でも、それを実現するには30年以上前に戻って、うちの両親の遺伝子レベルから変えなきゃいけないし、うちは男子校だったんだから、オレが女だったらお前とは出会ってないよ。」

二人で、焼酎のボトルを空け、それからさらに飲んで、カラオケに行って別れた。
おかげさまで私は終電ギリギリ、彼は深夜急行のバスで帰った。

なんかツラい話もしたけど、久しぶりに飲んで騒いで、彼もいいガス抜きができたんじゃないかと思う。

あとは、二人の判断だよね。
二人とも大人なんだし、だからこそ結婚ていう制度は大人にしか認められていないんだから。

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