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2005年12月25日 (日)

私にとってまだまだ必要な人。

私は祖父のことを「殿様」と呼んでいる。
亡くなった祖母がそう呼んでいたのを気に入って、私もそう呼ぶようになったのだ。
本人も悪い気はしないらしく喜んでいる。

1年以上前から入院しているのだが、最近転院した。
場所は清瀬市だ。
清瀬。東京の市部の中でもかなりの田舎に入る。

有名なのは、病院がたくさんあること。
昔は空気のいいとこだったらしく(今もだけどね)結核関係の病院がたくさんあるのだ。

殿様もそんな病院の中のひとつに入院している。
私は元々西東京市の人間だから、西東京からだったらそんなに遠くないのだが(それでも車で30分はかかるけど)残念ながら私のうちは世田谷の三軒茶屋だ。

清瀬は同じ東京とはいえ思った以上に遠いのだ。

24日の日にコンサートを見ていると母親から電話があった。
入院中の殿様の具合が悪いと言うのだ。
具合が悪いから入院しているだけど、そういう意味ではないらしい。

熱が39度あって、もしかして肺炎だったらヤバいかも、というのだ。
なんせ87歳だからね、なにがあってもおかしくはない。
でも、多分今日は大丈夫だよね。
今日はコンサート見て、明日朝から行くよ、ってことにした。
なんて祖父思いの孫だろう。
ゴメンね、殿様。

そんで、朝から病院に向かったのだが、まあ道の空いてること。
いつもこうならいいのに。

そんで、殿様のところに到着。
私のことは分かるし、言ってることは聞きづらいけどわかる。
熱も下がったみたいだし、これも看病のおかげだろうか。

そんで、殿様がこう言った。
この言葉はハッキリ聞こえた。
「これで、オレの一生も終わりかな…」
そこで、辛口の孫はこう言った。
「本当に一生が終わりそうな人はそんなこと考えられなくなるから、まだ大丈夫だ。本当にそうなりそうになってから考えればいい」
なんだか禅問答みたいだが、本人も笑ってたのでよしとしよう。

でも、お願い。
前の病院に戻って。
やっぱ清瀬は遠いわ。
道が空いてたって1時間半かかるもん。

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