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2005年12月31日 (土)

あーちゃんがやって来た!1日目

先日、弟から電話がかかってきた。
「29日なんだけど、うちは2人とも仕事で、保育園も休みだから、うちのあーちゃん預かってくんないかな?」
あーちゃんとは、私の恋人である姪っ子のこと。

あーちゃんのことなら任せなさい!と2つ返事で引き受けた。
でも、どうやって連れて来るの?
迎えに行ってもいいけど…。
29日は仕事何時から?
「7時には家を出るけど…。」
ってことは29日にあーちゃんを迎えに行くとなると朝7時までに弟の家に迎えに行って…って何時にうちを出るんじゃい!
それはムリ!
もし遅くなってもいいから前日に連れてらっしゃい、ということで28日の夜に連れて来ることになったのだが…。

よくよく考えたら、28日は仕事納めだ。
職場で打ち上げをやるだろう。
まず残業する人はいないから6時ごろには始まるだろう。
参加しないで帰ることも出来るだろうが、人付き合いが何より大好きな私にはまあムリ。
そこで、送りがてら連絡もらってまだ会社にいるようなら会社まで来させりゃいいや、ということになった。

しかし、またひとつ問題が。
預かる当日は、私の地元の友達との忘年会なのだ。
どうしよう…。
友達に相談すると「いいじゃん、当日子どもいっぱいいるから連れてきちゃえよ」とのこと。
確かにあーちゃんよりちょっと上だが子どもがいる友達ばっかりなので、それはそれでいいか、と連れて行くことにした。
あんまり遅くなったらかわいそうだからあーちゃんは連れて帰るし、もし弟夫婦が仕事が早く終われば忘年会の会場まで迎えに来てもらえればいいや、と非常に流動的な計画にした。
いいんだよ、これがB型なんだから。
ちなみに弟もB型。
あーちゃんもB型。

そして当日。
やっぱり6時には間に合わない。
女房も打ち上げだから遅くなる。
こりゃあ、職場まで来させよう、ということになって弟に連絡を入れた。
それから、職場のメンバーには、実はこれから姪っ子が来るって言っておいた。
普段からいかにうちの姪っ子がかわいいかと言うのは吹聴済みであったので、みんな楽しみにしてくれていた。

しばらくして弟一家到着。
食べるものも余ってたし、ご飯も食べていないと言うのでみんな職場に連れてきてご飯を食べさせた。
その間はあーちゃんはみんなのおもちゃ。
もう、職場のアイドルになっていた。
特に、課長なんか自分にまだ孫がいないこともあってか抱っこして離さなかった。
普段はクールな人なのでかなり意外だったんだけどね。

ちなみに、私は身長162センチ、弟は184センチ。
顔も私がノッペリ顔なのに比べて、弟はクッキリハッキリ。
TOKIOで言えば、私は山口君タイプ、弟は長瀬君タイプ。(タイプだよ、顔のつくりじゃないからね。)
みんな「同じ兄弟でもずいぶん違うね~」だって。
わかってらい。
大きなお世話じゃ。
単に私が母親にそっくりで、弟が父親にそっくりなだけだ。
ちなみに声としゃべり方はそっくりなので、しゃべるとすぐに兄弟だとバレる。
そのかわり、見かけだけならまず兄弟とは分からない。

しばらく、みんなで打ち上げに参加してそれから帰宅。
あーちゃんは1歳11ヶ月。
最近はよくしゃべるし、歌も歌う。
言ってることがわかるし、言ったことをまねするので可愛さ100倍である。
元来愛想も大変良い。
なので職場でもアイドルだったのだ。

それから、あーちゃんをお風呂に入れて、薬を服ませて、吸入させた。
吸入の方法も吸入器の使い方も全部図入りでその場でメモを作った。
忘れるといけないからね。
でも、こういうのはお前が作って来い、弟よ。

しばらくして、女房帰宅。
それまで「にいに」(私はパパのお兄ちゃんで「ぱぱにい」、なので「にいに」と呼ばれている)だったのに、女房が帰ってきた途端に「ねえね、ねえね」とくっついて離れない。
あーちゃんはなぜだか不思議なのだがうちの女房が大好きなのだ。
ちなみに女房は元々子どもが苦手、私は子どもが大好き。
しかし現実には女房は男の子でも女の子でも子どもからモテモテ。
私は子どもに敬遠されている。
まるでクレヨンしんちゃんの園長先生だ。

ちょっとして、弟夫婦が帰るのに女房が外までお見送り。
その間、あーちゃんはとってもいい子にしていた。
しかし、1分後。
パパとママがいないことに気がついた!
家の中じゅう探し回る。
しまいにゃトイレまで行った。
「あーちゃん、おしっこしたいの?」と聞いてみたがそんなわきゃない。
それが自分で分かればとっくのとうにオムツは取れているはずだ。

その後どうなったか。
ご想像の通り、大爆発。
泣くわ泣くわ…。
「怪獣あーごん」の登場である。
もーこーなると何をしてもなだめてもダメ。
あー、「にいに」困ったよ…。

すると、女房が戻ってきた。
そしたらどうなったと思う?
ピタっと泣きやみやんの。
正確に言うと帰ってきてもしばらく泣いてたんだけど、女房がコンタクトレンズを外した途端「あ!目が取れた!」ってな顔して泣きやんだのだ。
うまい。うまいぞ、わが妻よ。
私はこのときほど自分がコンタクトが合わないのでメガネ愛用者であることを悔やんだことはなかったと思う。たぶん。

さて、この時点で11時。
ハッキリ言ってもうすぐ2歳になる子が起きてる時間ではない。
寝かせなければ…。

んでまた、これからが大変!
寝やしない。
つーか眠くないのかい?
「にいに」は眠いよ、沈没寸前だよ。
1回寝そうになったのだが、また起きてきちゃった。
そうそう、この子うつ伏せで寝るのだ。
今日初めて知ったよ。
慌てて弟に電話したら「いつもそうだから気にせんとって」だって。

「あーちゃん、ねんねしようよ」って言ってもイヤイヤ。
そのうちまた泣き出すので、あんまり強制しても逆効果なのかな?と思った。
無理やり押し付けて寝かせるのもしつけなのかも知れないけれど、私はそういうのは好きじゃない。
言えば分かってもらえることもあるはずだ。
それから「にいに」の説得開始。

こないだクリスマスのときにあげたクマちゃんがお気に入りなので、クマちゃんを布団に置いて、「あーちゃん、クマちゃんがひとりじゃ寝られないって。あーちゃん、寝かしてあげなくちゃ」。
少し布団に行くような素振りはするのだが、決定打には至らない。
またイヤイヤ。
「ねんね」という言葉に敏感に反応しちゃうのだ。
その後説得すること30分。
えーい、効果があるかは分からないが最後の手段だ。

「あーちゃん、クマちゃんと一緒にねんねしようよ。そのあいだにいにがご本読んであげるからにいにと一緒に寝よう。」
すると、あーちゃんがやっと縦に首を振ってくれた!
それから、絵本を3冊ほど読みトロトロしてきたので様子を見ているとやっと寝てくれた。

こういうときは、寝室とか別の部屋に連れて行って寝かしつければいいんだろうけど、残念ながらわが家はワンルーム。
電気を消しちゃったら、女房が風呂にも入れないし、着替えも出来ない。
まあ、大変だった。
うちは、子どもが出来たらどうするか考えなきゃなぁ。
しかし、世の親は毎日こんなことやってんだなぁ、エライなぁ…と考える間もなく私の意識もうつらうつら薄れていくのであった。

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