美味しかったです!
こないだ「環七沿いにはロクなラーメン屋がない!」という記事を書いたけど、その舌の根も乾かぬうちに前言を覆す。
まあいいじゃん。
私はそういうヤツだよ。
でも、書いたでしょ?
「新代田の駅前には美味しそうなラーメン屋がある」って。
そこでさっそく行ってきた。
最初は「バサノバ」に行く予定だったんだけど、品切れのため閉店だって。
夜の部は21時から。
今は18時。
あと3時間か…。
それはちょっと…。
というわけでもう一軒目をつけておいた向かい側の「香屋」に行ってみた。
ここは車で帰るときにいつも目に入っていて、「あー、いつか来よ!」と思っていた。
夏場には「冷やし坦々麺」とか書いてあったのを見ていたのだ。
冷やし坦々麺…。
もう、私の好みにど真ん中ストライクである。
お店に入ってみるとそんなに広くはないお店。
キレイな店内。
店員さんは作る人も含めて2人。
2人ともキレイなお姉さんでちょっと意外だった。
席に座ってメニューを見ると、ここはラーメン屋ではなく点心が中心のお店らしく、イロイロなメニューがあった。
もちろん私の目的は坦々麺なのでそれを探す。
すると、坦々麺にも汁ありと汁なしがあり、汁ありには鬼と姫があり、汁なしには温麺と冷麺がある。
そうか、冷やしでも冬にやってるのか!
私は冷やしそばが大好きで冬にでも冷やし中華が食べたい人なのでこれは嬉しい。
全部食べたい!
しかし、いくら大食いの私といえどももう31だ。
いくらなんでも4杯は食べられない。
しかし、このお店、女性が店員のためなのか非常に嬉しい心遣いがある。
すべての麺のメニューにハーフサイズがあるのだ。
これは本当に嬉しい。
初めて来てみて私のようにイロイロ食べたい人間にはとっても助かる。
そこで今回は汁ありの坦々麺と汁なしの坦々麺を頼むことに。
汁ありには鬼(辛口)と姫(普通)があったが、私の好みからして鬼を注文。
先に汁なし坦々麺が出てきた。
…むまい。んまい。こりゃあ、うまいよ!
それを食べ終わった頃、汁ありの鬼坦々麺が出てきた。
見ると表面にびっしり花山椒が乗っている。
私は山椒が大好きなのでこりゃあうまそうだわい。
麺をすくってみると意外なことに博多ラーメンのような極細麺なのだ。
いままでこういうタイプの坦々麺は見たことがない。
一口食べてみる。
……うっ……ま~い!!!!
いままでいろんな坦々麺を食べてきたけどここはトップクラスかも知れない!
私の口にはピッタリだ!
中華にはイロイロな味の表現がある。
その中に「麻」という表現がある。
日本語でいうと「しびれるような」という感じだ。
「麻痺」の「麻」だね。
坦々麺にはこの「麻」という味覚が大事だと思うのだが、このお店の坦々面はその点からいえば完璧だ。
麺を食べ終わると、中にご飯を入れて食べるとおいしいって書いてある。
郷に入っては郷ひろみ…ちゃうちゃう、郷に従え。
当然頼みますわよ。
ご飯を入れてみるとこれもなかなかオツなモンである。
汗びっしょになって美味しくいただいた。
帰り際に「こんな美味しい坦々麺久しぶりに食べました!」とめったにしない賞賛の声をかけてお店を後にした。
ここはオススメできる店である。
ただ、ツラかったのはダイエットも考えて自宅まで30分ぐらい歩いて帰ったのだが、全身に汗をかいていたのですんごい寒かったこと。
ちなみに帰り道にうなぎ屋さんがあって、いいニオイしてんの!
こりゃあ、落語でうなぎのニオイだけで飯喰うヤツが出てくるわけだ。
…しかし、こんだけ喰ったのにそのニオイで食欲が湧くなんて、アタシってヤツぁ…。
まだまだイケルな。
どこに?
あーそうそう、坦々麺て元々は「担いで売った麺」ていうことで名前がついているらしい。
美味しんぼでは坦々麺て書かれてたので、ここでは坦々麺という漢字を使ったが、担々麺とではどっちが正しいのだろう?
ちなみにうちのパソコンでは「坦々麺」としか変換できない。
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