気の利いたひとこと。
先日テレビで、受け答えの事例というのをやっていた。
たとえば記者会見などで、こっちがムッとするような不躾な質問をしてくる輩がいる。
そんなときに怒って答えたり、無愛想に答えたりするのではなく、ウィットに富んだ洒落た受け答えをする、というものだ。
日本人は得てしてこういうのが苦手だ。
もちろん私も含めて。
ちなみにそういう受け答えの最高だった例は、有名なマリリン=モンローのこのセリフ。
「寝るときには何を着て寝ていますか?」という不躾な記者の質問に、「シャネルの5番よ」と答える。
あまりにも有名だが、確かに「裸で寝てる」って答えるより全然カッコいい。
でも、これって頭の切り替えが必要だし、回転が速くないといけない。
それに大切なのはひらめきだ。
私もこういう受け答えができるようにしたいのだが、なかなかうまく行かない。
こういう能力を磨くには日ごろの鍛錬が必要だし、なによりも自分のアンテナを高くして情報を集めなければいけない。もちろん、ここに書いてあるほど簡単なことではない。
でも、先日こんなことがあった。
先日社内で久しぶりに会った先輩にこう言われた。
「髪の毛ずいぶん伸びたね。」
一応サラリーマンだから、長髪ってうちの会社では珍しいし、気に入らない人もいるらしくたまにこう言われる。
はっきり言ってでっかいお世話だ。
正直、その人のことはあんまり好きじゃないし、まともに答えるのもアホらしかったのだが、なぜかひらめいてこう答えた。
「もうすぐ幕内に上がれそうなんで、早くマゲを結えるようにならんと困るのです。」
私の体型を勘案しての受け答えだったのだが、自分でもまあまあだと思ってる。
これから、使おっと、これ。
記者会見のとき困るし。
…なんの?
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コメント
そうそう、ホントごもっとも!
>こういう能力を磨くには日ごろの鍛錬が必要だし・・・
そうなのよ。ウチなんて酒を扱ってる仕事だし、
女性ってコトもあって、まぁ~色んなコト言ってくるおっちゃんが多い。
まっ、私はそういうの結構好きだからいいんだけどさ(笑)
この前も、全く私たちの話を聞かないおじいちゃんのグループが来店した。
で、オーダー取りに行ったら
>ピッチャー2個
って言われた。
その後もなんだかじぃちゃんたちがボケまくっていたので
>じゃぁ、私がキャッチャーで♡
とベタなコト言ったらたいそう喜んでくれた(笑)
でも、1回だけ失敗したなぁ~って思ったのは
ウチの社長以下2人が来店した時
もの凄い懐かしいドリンクの話で盛り上がった。
その時私の年齢も聞かれたから素直に答えたんだけど、そのウチの一人が
>ってコトは、えのっちさんとはまだまだイケルってコトだね♪
と言ったので、私は
>ザンネンですけど私、結婚してるんですよww
と答えたら、イケルってぇのは『話が通じる』ってコトで『付き合える』って意味じゃなかった(爆)
まっ、スグに気付いたのでちゃんとフォロー出来てよかったけどね(笑)
やっぱさ、会話のキャッチボールってぇのは
慣れだから、コミュニケーションって大事だよね。
ネットばかりで文章に長けていても、実際に会話をしていないと急にフラれた時に対処出来ないってぇもんよ。
そういう意味では接客業歴ン十年の私は誰にも負けないという自負があるんだけどね。
あぁ~ずいぶん長く書いてしまったのでこの辺で♪
投稿: えのっち | 2006年5月21日 (日) 01:14
おはよ~です。
おっしゃるとおりです。即答するには、日頃から意識して話しをする事を心がけるしかないですね。私も色々な方と色々な話しをする上で、どういう風に答えたら、どう反応してくるか?なんて考えながら話しをしてます。(笑)ホントはね。他界した親父が酒を飲んでは、人につっかかるような時に、そういう言葉のやりとりをしてたんですよ。小さい時からそんな事を毎回、聞かされていた私は、いつも話し方で相手の人がどういう風に話しをするか?また、どういう気分になるのか?って事を気にするようになりました。もっとも、私が今のようにおしゃべりになったのは、20代過ぎてからですけどね。(笑)
えのっちさんのコメントを拝読しまして、私も同感です。うまく行く時もあれば気まずい思いをしたりもします。ネットだけじゃダメですよね。実際に色々な人と色々な話しを沢山する。コミュニケーション大事です!!私も、そう思います!(笑)!
投稿: eimeis | 2006年5月21日 (日) 06:15
良くも悪しくも・・・。
関西では生まれた時からそういう受け答えは特訓させられてるてゆうか、生活に染みついてる気がする。
関西人が2人寄ると漫才みたいやって言われるんはそれでやろうねぇ。
以前、関東勢の中でボケて(自分でもなかなか上等なボケ方~と思ったのに)、突っ込んでもらえなかった時は思いっきり惨めになりましたわ。(笑)
投稿: もりき | 2006年5月21日 (日) 21:15
えのっち姉さん。
そうね。
私も経験あるけど、お酒がらみの接客というのはこういう能力が問われるのよね。
こういう受け答えって、相手によるよね。
なんたってわかってもらえなきゃ意味がないしね。
おじいちゃんにはベタで正解。
私の場合はおばあちゃん相手が多いかな。
失敗したっていいじゃん。
そういう雰囲気なら「な~んちゃって!」で解決…することばっかりだったら困んないか。(笑)
まあ、ワタクシも毎日修業ですな。
eimeisさん。
そうなんですね。
実は人と会話する、もっと言えば人と関わりを持つということは、自分のスキルを上げる一番手っ取り早く、一番大切な方法であったりします。
そりゃあ、人によりますけどね。
「笑い」という状態は安心してる状態でこそあるものだと思っています。
だから、話の中で不愉快な思いをさせれば当然のことながら笑いなんてのは起こらないわけです。
うまい受け答えがみんなお笑いだとは限りませんけどね。
ちなみにワタクシは子どものころから今の性格です。(笑)
あ、えのっちさんも言ってるけど、ネットだけじゃダメですよ。
それなら引きこもりでもいいことになっちゃう。
とにかく「人との関わりを持つこと」です。
それによって、いろんなことを学んで、自分の価値観が変わったり、時には自分の人生を変えてしまうようなことがある。
これが「大人になる」ってことなんじゃないかと私は思ってます。
いいコミュニケーションを重ねていきたいなぁと思ってます。
難しいんですけどね。
もりきさん。
そうよねぇ。
なんだかんだで関西人にはかなわないよね~。
相手を笑わせるってことは不愉快にさせることの正反対だもん。
関西人はすごいと思う。
それが日常に中の染み込んでいて、しかも成長の過程で当たり前のこととして存在する…。
スゴいっす。
ワタクシも早く関西人の域に達することができるようがんばりまっしゅ!
投稿: くうみん@管理人 | 2006年5月21日 (日) 22:26