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2006年8月28日 (月)

たまには再確認。

「ふるさとは遠くにありて思うもの、そして悲しく歌うもの。」というのは室生犀星の有名な一文だ。
遠くにふるさとのない東京生まれの私にとってはいまいちこの気持ちがわからない。
しかし結婚した相手が地方の人だったので私にもふるさとができた。
遠くにあるからこそありがたいもの、価値のあるものってあると思う。

今では鬼籍に入られてしまったが、かつて活躍された鉄道作家の宮脇俊三氏はこうおっしゃっている。
北海道を訪れることについて「北海道を訪れるのに飛行機でいきなり行ってしまうのはいかがなものかと思う。遠いところに行くときは電車で時間をかけてその遠さを実感し尊ぶことに意味があるのではないだろうか。」
私もまったく同じ意見で時間に余裕がある限りはそうするべきだと思っている。

そうなんだけどね。
毎度おなじみ、うちのお妃様がこう言った。
「たまには長野まで一般道で行こうぜぃ!」
…たぶんね、すっごい時間かかるよ。

さすがにうちから全部一般道で行くのはキツいので、かつて女房が帰っていた「練馬から高崎までは関越道、高崎から長野までは一般道」というルートで行くことにした。
なんで高崎からなのか?
答えは高速がなかったから。
女房にどのぐらい時間がかかるか聞いたら「昔は確か9時間くらいかかった気がするんだけど…。」
…お前ぶっ飛ばすぞ。
でもそんなことで計画を変えるような奥様ではありません。
予定通り高崎から一般道へ。
ここには群馬・長野の両県境にまたがる最大の難所、碓氷峠が聳えている。

この手前に横川という場所がある。
峠越えの旅人の休息の場として全国に名だたる有名な駅弁「峠の釜飯し」で有名なところである。かつてはこの碓氷峠を越えるJR最大の傾斜を誇る電車が通っていたが、廃止になった横川駅には鉄道文化むらが設置されている。
ちなみに全国で最大の傾斜は箱根登山鉄道で、もちろん現存している。

この鉄道文化むら、電車がズラッと並んでいるのだが、横を通るとき、助手席の人が大興奮。
「うお~!ここすっげ~!早く言ってくれよ~!写真撮れなかったよ~!」
確かにここって普段通っている高速からは見えないけどね。
まあそう興奮しなさんな、奥様。
また来るから。
あ、約束しちゃった。

そんで碓氷峠を通るのだがここの話をするたんびに女房が「あそこで必ずゲロ吐いてたんだよなぁ」って言うのだ。
女房は私と付き合うまで車が全くダメだったのだ。

なんだかんだでハプニングもなく無事碓氷峠を通過。
すぐに軽井沢にさしかかる。
ここで女房と運転手交代。
もう眠くてね。
「え?道は?」
大丈夫。
ここ国道18号線だから、まっすぐ行きゃあ長野に着くよ。

私は助手席でウトウト。
気がつくと長野市内に入っていた。
なんだかんだでうちから6時間で着いた。
早くなったのは一般道も拡幅などの工事が進んで走りやすくなったからだろう。

…帰りは高速で帰っていいよね?

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