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2006年8月17日 (木)

急行の謎。

こないだ、電略の課題をくれた嵐パパから、新しい課題をもらっていた。
それは、「かつて大東急だった4社。東京急行、京浜急行、小田急(旧小田原急行)、京王の4社の中で京王だけ急行がつかないのはなぜ?」
はっきり言おう。
わからん。
というよりも、答えは出ないよ、コレ。
っていうのは簡単なので、いろいろと理屈をこねくり回して考えることした。
自分なりの結論を出してみればいいのだ。

いろいろと考えてみた。
まず、小田急以外は複数の会社が合併してできている。
小田急だけが正確には少し違うにしても、開業時から変わらぬ企業形態を保っている。
ちなみに小田急は開通時から「急行」がついている。

つまり、合併前の営業距離の短い会社では急行とはいえなかったのではないだろうか。
路面電車程度の距離ではとても急行とはいえないだろう。
合併して長距離になったことで急行という名前をつけたのだ。
小田急は開業時に新宿~小田原を一気に完成させている。
急行の名前をつけるにはふさわしい。

それにこの時代は、鉄道会社に「急行」の名をつけるのが流行っていたのではないかと思うのだ。
「○急」という鉄道会社は現存するもの、しないものも含めると非常に多い。
現代ならさしづめ、「高速」といったところだろう。
「埼玉高速」「神戸高速」「東葉高速」などなど。

では京王はなぜ急行の文字がついていないのか。
原因はいくつかあると思うけど、ひとつは京王線系の旧京王と、小田急系列だった井の頭線系の旧帝都が合併してそれぞれの名前を取って「京王帝都」としたこと。
さすがに「京王帝都急行」はくどい。
あとの理由はわからないけどこんなとこじゃないかと思う。

でも、京王だって幻の鉄道となってしまった山手急行を作ろうとしていたので、あながち急行とは無縁というわけではないのだ。
山手急行の記事はほかにたくさんあるのでそちらに譲ることとする。
明大前の吉祥寺寄りのガードは4線通れるようになっているが、井の頭線は真ん中の2線しか使っていない。
これは山手急行のために作られたもので、名残をとどめるばかりとなっている。

正しいことはわからないので推測の域を出ないがこういうどうでもいいことを真剣に考えるというのは楽しいものである。
まったく役に立たないところが悲しいといえば悲しいが。

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