架空電略。
ずいぶん前に、高校時代の同級生である嵐パパからこんなメールが来た。
「JRや東武、西武は電略使ってるよね。でも東急や小田急、京王は使ってない。もしも、電略を使ってないところにつけるとしたらどうする?」
…こういうのやめてくれ。
ムダだとは知りつつもついつい一生懸命考えてしまうではないか。
電略というのは、鉄道において使用する略称のことである。
2文字の場合が多い。
例外もあるけどね。
東武なんかは3文字もある。
たとえば有名どころの駅名でいえば新宿は「シク」、池袋は「イケ」、渋谷は「シフ」である。
面白いのは川越でここは「ハエ」なのだ。
なんででしょう?
正解は旧仮名づかいの「かはごえ」から来てるから。
なるべく被らないようにできているみたい。
駅名はもちろん、それ以外にも使われている。
駅長は「エチ」で、車掌は列車長という意味で「レチ」である。
私はこういう電略とかが大好きで、よく調べたり集めたりしている。
以前はインターネットで調べてもなかなか出てこないので、友だちの鉄道員をつかまえて聞き出したりしてたんだけど、最近ではけっこう公開されているので、調べるのは容易になったが、私だけの秘密的な満足度はなくなった気がする。
そうそう、電略にも特徴があって、JRや東京メトロは清音のみの2文字だが、西武は濁点も含む2文字、東武は濁点も含む3文字である。
なんで電略のある会社とない会社があるのかというと、たぶん貨物の取り扱いをしていた会社には存在するんだと思う。
東京メトロは例外だけど。
電略って何で存在するかっていうと、昔は電信で駅名を伝えていたのでダラダラ長い名前にするのは現実的でないからだ。
電信が多いのはやっぱり貨物輸送なので電略が存在するんだな。
推測の域を出ないけど。
で、架空の電略の話。
もうね、しばらく考えまくったね。
まずは小田急から…。
JRとか電略を使ってる会社との乗換駅は相手に合わせないといけないよなぁ。
そうすると新宿が「シク」、代々木上原が「ヨハ」、登戸が「ノト」、町田が「マチ」、厚木が「ツキ」、海老名が「エナ」、小田原が「オタ」、藤沢が「フワ」…と。
これは決定だな。
あとはこれと被らないように付けてって…。
南新宿は…あーこれはあとで南林間あたりと被りそうだな。
とかなんとか考えながら全部を付け終わった。
小田急だけでなく、京王も東急も付けた。
しかし…。
電略なんて普通の人は使わないし、今回作った電略も使われることはない。
いわば「ムダ」だ。
でもこんなムダなことが大好きだ。
私の時間の過ごし方はほとんどがこんなだな。
ここで公表するのはアホっぽいので控えるが、ひとつだけ確実に言えるのは、「生きていく上でまったく必要がない」ってことだな。
あーあ、私の人生全否定しちゃったよ。
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