「ノロウイルス」と「カキ」について。
今日は私の母親の誕生日なのです。
このブログでおなじみの魔女であります。
年齢は…。
「四捨五入が気になるゾロ目」とだけ言っておこうかね。
…わかっちゃうじゃん。
なにはともあれ、ともはなにあれおめでとう。
そして、わが家では「魔女の誕生日=冬至」という図式なのです。
言うまでもなく昼間が一年で一番短い日。
カボチャを食べて、ゆず湯に入って暖かくしてお休みいただきたい。
当然この時期は湿気が低い上に寒い。
なので風邪を引きやすくなるわけだが、なんたって今年の話題はコイツ。
そう、「ノロウイルス」。
ちなみに友人の嵐パパんところは子どもが持ってきたノロウイルスが見事に両親に伝染り、一家全滅したそう。
もうそろそろ治ってるかな?
こういう場合、怖いのは「ピンポン感染」。
親から子どもに返してしまう場合がありますわね。
行ったり来たりでピンポン感染というわけ。
ちなみにノロウイルスは今年初めて出てきたわけではなく、例年でもあったんだよ。
感染性胃腸炎を引き起こすことで知られているけどね。
なんでこんなに詳しいかというと、うちの女房が感染性胃腸炎にやたらと詳しいのだ。
ゲ○が大っキライで吐くぐらいなら、1ヶ月下痢が続いた方がまだマシ、という変わり者の誰かさんが毎年ノロウイルスの恐怖について説いてくれていたの。
ちなみにわが家はどんなに気をつけていても隔年で感染性胃腸炎にかかっている。
ダメじゃん。
嵐パパにも送ったアドバイスをここにも書いておきます。
まず、基本的にヤツはウイルスです。
ウイルスには抗生物質は効きません。
なので治るまでおとなしくしてて栄養つけて体力が回復するまで待つしかありません。
勝手に治ることはありませんのでとっとと病院に行くのが正解です。
虫歯と一緒です。
ほっといたって治りません。
ノロウイルスはもともと人間に体の中に存在するものなので、体力が回復して抵抗力がつけば治ります。
大人の皆さんは病院に行って点滴や注射などをバスコ~ンとかましてもらいましょう。
まずは治ることより、かからないこと、つまり予防が大切です。
ご存知の通り、感染者が吐いたものから伝染っちゃうくらいノロウイルスは感染力の強いものですが、手についたウィルスは洗っちゃえばいいわけで、月並みではありますが、手を洗うことが最高の予防法です。
それにノロウイルスは経口感染しかしないので、手についても口に入る前に流しちゃえばいいのです。
じゃあ、口に入ったら?
うがいをすればよいのです。
体の中に入っちゃう前に口をゆすいで洗い流しましょう。
手洗いとうがいの励行!
風邪の予防の基本であります。
あとは消毒ですね。
ノロウイルスは熱に弱く、85度で1分間加熱すれば殺菌できます。
なので熱湯消毒は非常に有効です。
包丁やまな板はしっかり消毒しましょう。
煮沸消毒が一番いいですけどね。
食べ物も一緒なんですが、生ま物はやめたほうがいいでしょう。
ちなみに「生ま物」とは「なまもの」と読みます。
「生物」と書くと「せいぶつ」と間違えちゃうからね。
感染性胃腸炎にかかったらもちろんですけど、このときに生ま物を食べるのはガソリンかぶって火をつけるのと一緒です。
もしくは生肉を体にくくりつけてライオンのオリに忍び込むのと一緒。
ちゃんと加熱しましょう。
かかった場合、飲み物をわけあうとか、同じ箸で食事するなんてもってのほか!
こんなの一発です。
それから厄介なのは、ノロウイルスは酸に強いのです。
なので胃液に漬かっても死にゃあしません。
確実に腸まで到達してくれます。
それと、アルコールにも強いので消毒できません。
飲んで殺菌するとかってバカなことは考えないように。
それとね、薬なんですけど下痢止めは飲まないほうがいいんだって。
なんでかっていうと、下痢止めは出るはずのものを止めることになるので、ウイルスを体内に押しとどめることになっちゃうんだって。
なるほど、分かるような気がします。
ノロウイルスの場合は、治すのも大事ですが伝染さないようにすることも大切です。
誰かに伝染せば、またその人から伝染し返されることもあるわけで、先ほど言ったピンポン感染につながるわけです。
ところで、ノロウイルスで思わぬ被害を受けているのはカキの養殖業者の皆様。
ノロウイルスの感染源としてカキの売上はガタ落ちだそうです。
卸値で例年1個150円のものが今年は30~40円とのこと。
近所のスーパーでは全然実感できないんですが。
実は、私は無類のカキ好きなのです。
なのでカキが食べたくてしょうがない。
先ほども言ったとおり、加熱すれば全然問題ないんです。
だから、カキ鍋とかカキフライは大丈夫なわけ。
今年は風評のせいで逆にお安く私のカキ欲を満たしてくれることになりそうです。
ちなみに、カキの名誉のために言っておきたいと思います。
確かにカキがノロウイルスの感染源というのは事実です。
カキの体の構造がそうなっているからで、これは仕方のないことです。
カキに当たった、っていうのは、実はノロウイルスが原因です。
だから今までにもノロウイルスっていたのよ。
カキを食べる段階で当たる人は当たっちゃうんです。
そのカキにたまたまウイルスが溜まってたっていうだけ。
しょうがないじゃん。
カキってわけっこしないじゃん、小さいから。
一緒に食べても当たる人、当たらない人がいるのはこのためです。
当然、カキに当たる確率は例年と変わらないわけです。
どのカキを食べても当たるわけじゃない。
だから、必要以上にカキを避ける必要はないと思うんですがね。
確かに生ガキが怖いってのはわからないではないけどね。
ちなみに私だって何回かカキには当たってエラい目に遭ってるけど、それでもカキは美味いのでやめられません。
全国のカキ業者の皆様。
困ったカキは私に送ってきてください。
全部引き受けます。
…って言っても絶対食べきれないから本気にしないでね。
食べたいけど。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント