表現とイメージの問題?
大カゼのワタクシ。
ワタクシの場合はカゼをひいても桶屋は儲からない。
困ったもんだ。
しょうがないので、元気が出るようにいつも来るヤクルトのお姉さんから高いタフマンを買った。
180円。
普通のタフマンは150円なのだ。
確か。
そのタフマンを見てみるとこんな表示がある。
「高麗人参1000mg」。
高麗人参が体にいいことは私も知っているし、「チャングムの誓い」にもたくさん出てきた。
でも…。
1000mgって1gだよなぁ。
そんなことを考えていると気になったので調べてみた。
ものの大きさを表すにはなんにでも単位というものがある。
重さであれば「グラム」だし、量であれば「リットル」だし、長さならば「メートルだ」。
これに何倍するかという記号がついて、その組み合わせで大きさを表すのが一般的だ。
よく使うのは、千分の一が「ミリ」であり、千倍なら「キロ」だ。
調べたところによるとそれぞれの単位の基本があって、長さは「メートル」、時間は「秒」、電流は「アンペア」、温度は「ケルビン」、光度は「カンデラ」、物質量が「モル」だそうだ。
面白いのは質量だけが「キログラム」を単位にしていることだ。
「ケルビン」?なんかのお菓子か栄養素みたいな名前だ。
「カンデラ」?携帯用照明器具?それは「カンテラ」。
「モル」?懐かしいなぁ…。
とぉ……い昔に習った気がするけど今ではなんのことか説明できないし、日本史で習った「御成敗式目」とか「六波羅探題」とか「墾田永年私財法」とか「勘合貿易」ぐらい使わない。
大きい単位と小さい単位はこんな感じだ。
1,000,000,000,000,000,000,000,000倍(一禾予倍)=「ヨッタ」
1,000,000,000,000,000,000,000倍(十垓倍)=「ゼタ」
1,000,000,000,000,000,000倍(百京倍)=「エクサ」
1,000,000,000,000,000倍(千兆倍)=「ペタ」
1,000,000,000,000倍(一兆倍)=「テラ」
1,000,000,000倍(十億倍)=「ギガ」
1,000,000倍(百万倍)=「メガ」
1,000倍(一千倍)=「キロ」
100倍(百倍)=「ヘクト」
10倍(十倍)=「デカ」
1/10(十分の一)=「デシ」
1/100(百分の一)=「センチ」
1/1,000(千分の一)=「ミリ」
1/1,000,000(百万分の一)=「マイクロ」
1/1,000,000,000(十億分の一)=「ナノ」
1/1,000,000,000,000(一兆分の一)=「ピコ」
1/1,000,000,000,000,000(千兆分の一)=「フェムト」
1/1,000,000,000,000,000,000(百京分の一)=「アト」
1/1,000,000,000,000,000,000,000(十垓分の一)=「ゼプト」
1/1,000,000,000,000,000,000,000,000(一禾予分の一)=「ヨクト」
…ついて来てる?
とまぁ、とにかくこんな感じだ。
大きいほうの単位はパソコンをやる人にはおなじみの単位だろう。
ある程度の単位までは。
これに補助単位として平面角にラジアン、立体角にステラジアンを設け…もぅワケわからんからこれはやめとく。
私は理数系の人間じゃないから。
文系でもないけど。
実は同じもののことを言っていたにもかかわらず、まったく違って聞こえることがある。
たとえばCMなんかえよくあるけど「タウリン2000ミリグラム配合」とかってやっている。
これって実は「2グラム」だ。
ということは「タウリン2兆ピコグラム配合!」とか「タウリン20億ナノグラム配合!」でもいいわけだ。
すごい成分が配合されてるような気がしない?
…まぁ、どっちにしてもたった「2グラム」なんだけどね。
しかし、風邪が治らんのう。
こりゃあ、チャングムにでも体にいいもの作ってもらうしかないかな?
料理人で医者だもん、無敵だよな。
補足:垓の上の単位は「じょ」と言うんですが、漢字がパソコンにありません。「禾へんに予」なのですが、便宜上「禾予」と書いています。
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コメント
こんばんわ。
SI単位系って奴ですね!
今までは国によって単位が違ってて色々面倒だったらしく
近年、統一しようという事らしいです。
昔、アメリカの衛星の軌道のプログラムを
ヨーロッパの会社に頼んだら
衛星が予定外のコースへ行ってしまい壊れたらしいんです。
アメリカはフィートを使っていてヨーロッパはメートルなので
そこらへんの行き違いが原因だったらしいですよw
日本も尺とか間とかありますしね。
そんな感じで単位を統一しようとしてるみたいです。
Kgはニュートンの運動方程式とか
運動エネルギーの式がKgを使っているので
Kgが基準なのかと思われます。
ケルビンも℃とか華氏よりも物理的に使いやすい
というかよく使われるのですよ^^
物理学とか工業の世界で使いやすいものを
基準として選んでいるみたいですよ~。
ちなみにケルビンは
絶対零度(全ての物が凍る温度で-273℃)を
0Kとして0℃を273Kとした温度の単位です!
長文駄文失礼しましたm(_ _)m
投稿: たくや | 2007年2月16日 (金) 02:32
たくやくん。
あー、そうそう。
SI系の単位ってヤツ。
…なにソレ?
アメリカって未だにメートル法使わないよね。
インチ法でもいいけど世界基準に合わせることは絶対必要よね。
日本でも尺貫法で言うことはあるけどさぁ。
「坪」とかさ。
えっと、これからたくやのコメントを読みながら「あー、そういうことか。」って理解を始めたいと思います。
難しいんだもん。
投稿: くうみん@管理人 | 2007年2月18日 (日) 12:12