名護で考えた。
沖縄には「城」という字がつく地名や人名が多い。
「じょう」「しろ」「き」などと読むが、沖縄読みではこの字は「ぐすく」と読む。
この写真は名護市にある歩道橋だが、ここも「名護市城」と書いて「なごしぐすく」と読む。
沖縄において、「城」がつく苗字の中で比較的多いが、「金城さん」「大城さん」「宮城さん」などなど。
読み方は「きんじょう・かねしろ」「おおき・おおしろ」「みやぎ」であり、普段の読み方もそうなのだが、城のつく苗字の人には礼を表して「城」を「ぐすく」と読むことが相手への丁寧さを表すことなのだそうだ。
つまり「かねぐすく」「おおぐすく」「みやぐすく」となる。
で、呼ばれた方は「いやいいですよ、そんな呼び方しなくても。ふつうに呼んでください」とまぁこんな感じになるんだろうな。
…という話をどこかで聞いたことがある気がするのだが、ネットで検索したところ、そんなことはどっ…こにも書いていない。
…騙されたか、ワタシ。
ところで、この城歩道橋の目の前には名護の漁港がある。
「名護漁港」。
「なごぎょこう」。
声に出してみるとなかなか言いづらい。
漁港なんだから漁業協同組合も当然あるだろう。
漁協である。
「名護漁協」。
「なごぎょきょう」。
これまた言いづらい。
ま、だからなんだっつーこともないんですけどね。
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