ひとりしゃぶしゃぶ。
木曜日は手の治療に通っている。
尺側手根伸筋炎は相変わらずだ。
動かすと痛い。
今回、固定が包帯からテーピングに昇格した。
「すんごく痛い」と必死で訴えたのだが、「不便だから」となかなか固定してもらえなかった。
もちろん私のことを考えてくれてのことなのだが、それを差し引いてももんのすんごく痛いのだ。
なので手全体をテーピングしてもらって、固定してもらった。
これはなかなか良い。
動かないので痛みにくい。
しばらくはこれで固定だな。
ところで今日は女房がいない。
会社の人とお食事なのだ。ということは自分の好きなモノが食べられる。
せっかくのひとりなのだから出来れば女房とでは食べられないモノが食べたい。
そしてせっかくなら面白いことがしたい。
いままでいろんなところにひとりで行ってみている。
「ひとりお好み焼き」、「ひとりカラオケ」、「ひとり焼肉」などなど。
なかなか刺激的な場所ばかり。
最高峰は「ひとりディズニーランド」だと思うのだが、これは山が高すぎる。
なに食べよう?
あ。
…もつ鍋食いてぇ。
女房はもつが苦手なのだ。
今日はたまたま涼しかったせいか鍋でも許せてしまう。
この夏のさなかなのできっと店はすいているだろう。
「ひとりもつ鍋」。
これはなかなかクルだろう。
そう思って三軒茶屋の「しゃぶしゃぶ温野菜」に突撃!
ここはもつ鍋が置いてあり、気軽に行けるのだ。さて店内へ。
予想通り、夏のしゃぶしゃぶ屋さんは空いている。
ひとりですが。
「お好きなところへどうぞ。」
あれ?
店員の反応が少ないな。
そう考えるとひとりで来る客も案外と多いのかもしれない。
ほかへの影響も考えてカウンターを選択。
以前、焼肉屋にひとりで行ったら6人がけの席しか空いてなくて、そこに座らされた切ない経験があってそれがトラウマになっているのだ。
焼肉屋は鉄板があるため相席が利かない。
あの時は店中の注目を浴びながら食ったっけなぁ…。
そんなことを思い出しながら周りを見回すとひとりで来ているのは私だけのようだ。
…そらそうだ。
メニューを見る。
…あれ?
もつ鍋が…ない。
「申し訳ございません。もつ鍋は1月で終わりました。」
なんですとぉ!!!
ではワタクシはなんのためにここに来たのですか!!
しかし、座っちまった以上帰るわけにもいかない。
しゃあない、まっとうに(?)しゃぶしゃぶでも頼みますか。
牛よりは豚が好きだ。
共食いだけど。
値段も当然豚の方が安い。
食べ放題コースもあるけどひとりだし、男くうみんも33歳。
そんなには食えない。
じゃあこれとこれとこれとこれとこれと…。
「お客様、値段が食べ放題コースを超えました。」
おーそうでっか?
なら食べ放題コースで。
結局お肉を4皿とご飯を3膳食ってごちそうさま。
さすがの男くうみんも33歳。
まあこんなもんでしょう。
お会計は2700円。
しゃぶしゃぶ食ってこの値段ならお得だよなぁ、と思いながら帰途についた。
いやぁ思わぬところで「ひとりしゃぶしゃぶ」初体験。
さて、次はいつ「ひとりもつ鍋」を体験しに行こうかな?
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