長野電鉄・長野駅にて。
まだ私が乗るどころか見てすらいないもの。
それは長電を走っている元小田急のロマンスカー。
少し時間があったので長野駅に行ってみました。
本当は長電の名所である村山橋に行って見たかったのですが、走っていると携帯では写真が撮れるかわからないので長野駅に来たのです。
時間を見たらなんと1分前に普通須坂ゆきが出ちゃってます。
実は東急から来た8500系も見てないのです。
ついでに一緒に見られたらなあ、と思っていたのでちょいと残念に思いながら入場券を買ってホームに入るとなんともうそこにはロマンスカーが停まってるじゃありませんか。
よく使われている「ゆけむり号湯田中ゆき」ではなく、なんと須坂ゆきの特急です。
A特急なので途中権堂だけに停まってあとはノンストップです。
しかもその次が終点の須坂なわけです。
ゆけむり号じゃありませんが逆にレアなケースかもしれません。
「父ちゃんアレ見て!」
女房にそう言われて見てみると信号所と思われる部屋の中にタブレットがかかっています。
異常時用なのでしょうが今どき珍しいことには変わりありません。
ちなみに手前にある機械は信号の操作板、いわゆる「テコ」です。
そんなんで写真を撮ってたら接近放送が。
なんと隣のホームに8500系が入って来るではありませんか!
長野ゆきのLEDが非常に新鮮です。
停車したところを調子に乗ってまたパチリ。
ワンマンなんですね。
ホームに到着するとLEDが信州中野ゆきに変わりました。
…素晴らしい。
右側手前の壁がうるさかったのですが、先頭正面が入って全車両が入るのはここしかなかったのです。
すごいですよぉ。
鉄道雑誌でしか見たことがなかった光景が目の前にあります。
現役時代には考えられなかった組み合わせです。
ここ長野駅は地下駅。
地下駅どころか途中の善光寺下駅まで地下を走ります。
こうして停まっているとなんだか渋谷駅にいる錯覚に陥る気がします。
半蔵門線が来るんじゃないかと思っちゃうくらいです。
8500系はまだまだ東急でも現役ですからねぇ。
電車を見るためにホームを歩いてみることにしました。
8500系の側面についていた東急の社紋の位置には新しく長電の社紋がついています。
まあ、当たり前っちゃあ当たり前ですけどね。
長電のマークは星なんですね。
「長」の字を続けて書くと「☆」に似てますからね。
ちなみに長崎市の市章も星の形ですね。
そして側面の方向幕は当たり前ですが「信州中野」の表示。
4文字で「中」の字が入っているからでしょうか。
なんとなく「中央林間」と似たような印象を受けます。
それにしてもここも東急時代のLEDがそのまま使われています。
素晴らしい。
車内にはLEDが設置されています。
片方のドアにひとつずつ千鳥式に設置されています。
LEDが流れているのでところどころ消えます。
そして、特急の乗車位置にはこんなシール。
いいなあ、これ。
…欲しい。
何気にドアのところを見ると、号車表示や禁煙車表示、それに栄光のブルーリボン賞受賞の記念プレートなどが小田急時代のそのまま使われています。
小田急時代にこの旧10000系には何度乗ったかわかりません。
忘れるもんですか。
そしたらなんとまたしても接近放送が。
なんともうひとつのホームにも8500系が来たのです!
時刻表を見ても1時間に多くて3本しか来ないはずです。
それが全部のホームに電車が来るなんて。
とはいえ、停まっていたのは特急電車との入れ替わりだったので1分ほどだったのですが。
3本並びはこんな感じ。
じゃーん!!
…だって全部は入りきらなかったんだもん。
携帯のカメラなんてこんなモンだって。
帰り際、壁のポスターが目に入りました。
長電のロマンスカーデビューは2006年の12月。
そうか、もう1年近くたつのか。
早いもんだなぁ。
ま、いろいろありましたが、こんな感じで短時間のうちに非常に感激と満足感を味わって長野駅をあとにしたのでした。
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