広辞苑第6版。
日本を代表する国語辞典と言えば「広辞苑」。
古い書体で書くと「廣辭苑」。
…書けって言うなよ。
阪神タイガースは「甲子園」。
…さぶ。
広辞苑は私が高校入学のときにおじさんにお祝いとしてもらったこともあって非常に思い出深い。
さてその広辞苑。
改訂が行われて第6版が出版された。
注目なのはなんといっても新しい言葉の追加だろう。
「言葉というのは時代によって変わる」というが今回のケースを見るとそれが良く分かる。
分からない言葉を調べるのが辞典なのだから言葉が載っていないと困るのだ。
日本語って不思議な言語でカタカナ語だけが増えるのかと思いきや、日本語としての言葉もガンガン増えるのだ。
しかも今まで使っていた意味とは全然違って意味が追加されることもある。
パソコンを知らない人には「圧縮」「解凍」って言っても意味が分からないし、なぜこれが反対語なのかもわからないと思う。
たとえばカタカナ語だと、「ユビキタス」「スキミング」「ケアマネージャー」「ピックング」などが追加されているが、これがわからないとニュースすら見れない。
他には日本語として「絵手紙」「猛暑日」「内部告発」「温度差」なんていうのもある。
字面だけみれば新しい気はしないのだが、やはり使われ方として新しい。
それと「いけ面」というのが今回追加されたのだが、「めん」は「面」だったのね。
「Men」だと思ってたよ。
時代ともに言葉は変わる。
だってさ、「写真を撮る」って言うじゃない?
写真て日本に伝わったのって江戸時代の末期でしょ?
坂本龍馬とかが撮った時代だよね。
ということはその前には「写真」という言葉はなかったわけだし「撮」という字に「とる」という読みはなかったわけだよね。
最近では録画をすることを「録る」(「とる」ね。)なんて書いたりするけどこれだって最近だよね。
ただでさえ古い日本語、従来からの日本語だって難しいのに新しい言葉が増えていくもんなあ。
日本語というのは世界一難しい言語だ、っていうのには大きく納得しちゃうのである。
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