引っぺがす引っぺがす。
年末の30日のこと。
女房が「しーらさんちに行くよ!」と言い出した。
しーらは高校時代の同級生で、田園都市線の運転士をしている。
なんでも、昔女房が電車とバスの博物館で落札した部品の一部を会社の人がはがしてくれるんだそうな。
ほうほう。
落札したのは電車の前面に書いてある形式が書いてある部分。
ここの数字の部分のことである。
(写真は転出して今は長野電鉄に所属している車両)
剥がしてくれる人はMさんといってその世界では有名なマニアさんである。
私も何度かお会いしていてよく知っている方である。
さっそくしーら家で作業が始まった。
Mさんによるとどうもエポキシ系の接着剤でくっついているらしい。
私もこういうのは好きなので少しは知っているのだがエポキシ系というのはかなりガッチリくっつくタイプの接着剤である。
その証拠にネットで調べると、ほかのタイプの接着剤は「トルエン・シンナーで剥がれる」「除光液で剥がれる」「はがし液で剥がれる」などと書いてあるけれど、エポキシ系は「削って剥がす」と書いてある。
Mさんが剥離剤を持ってきてくれてヘラで少しずつ剥がしてくれた。
時間にして15分くらいだろうか。
無事に剥がすことができた。
はいどうぞ。
ちなみにしーらも私と同じく阪神ファンで、デイリースポーツを購入しているのだが、敷いている新聞は阪神が負けた日のものである。(笑)
そしてここに東急の在籍700両突破の記念切符がある。
ここに写っているいちばん右の8500系。
拡大すると…。
8522号車。
そう、まさにここに写っている車両こそ、うちにあるこの現物をかつてつけていた車両なのだ。
もちろん、この記念切符も女房のものだ。
いやぁ、Mさんありがとうございました。
で、Mさんとしーら、女房と私の4人で剥がし終わったものを見ながら「いいねぇ、これいいねぇ」なんて言っている。
…そうか?
たぶんこの中では私が一番マニア度が薄いのではないかと思う。
その後、ちょっとした忘年会になった。
うちの女房は長野の人間なのだが、なぜか長野の話で盛り上がった。
それもそのはずでMさんは長野に住んでいたそうな。
異様に長野弁の話で盛り上がり、私は「長野の人は方言だと思ってしゃべってない」と言うとMさんは「そうそう」、女房は「なんで?『ほとばす』(水に浸す)って言うじゃん」、しーらは「そもそも意味自体がわかんない」とまぁ楽しく過ごしたのであった。
たぶん第2弾にあたる「長野サミット新年会」が開かれそうな気がする。
そうそう、このプレート。
剥がすことはできのだが、裏に接着剤がベッタリ付いたまま。
強力なエポキシ系の接着剤だからそう簡単には剥がれない。
どうしたか。
なんと女房は実力行使で手で剥がしている。
4日経った今でも剥がし続けている。
手を見ると血豆はできてるし、あっちこっちすりむけている。
なにもそこまで…。
ちなみにこの写真を同じ高校時代の同級生の嵐パパに見せたら、「どっちか売って!」だって。
いやぁ、ムリだと思うよ。
私と離婚してもこれは絶対持ってくと思うし。
そもそも、離婚を考えるような値段で買ったしね…ってその時、嵐パパ一緒にいたじゃん!
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