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2008年5月17日 (土)

三軒茶屋駅のバス案内板。

今回は、かなり三軒茶屋限定のバスのネタ。

普段はどうでもよくて目に入らないものが、ある日目に入っちゃってじっと見ちゃったりすることがある。
身近にいるかわいい子の魅力に気付かなかったとかね。(←おバカ。)

先日、女房と待ち合わせするのに三軒茶屋の駅で待っていた。
そこにあったのは、バスの案内板。
普段から、そこに案内板があるということは分かっていたがじっくり見なおしてみるとなかなか面白い。

この案内板、三軒茶屋に発着するすべてのバスが載っているなかなか親切なものだ。
三軒茶屋には東急の駅なのだが、系列の東急バス、東急トランセだけではなく、小田急バスも載っている。

まずは、乗り場案内。
バス乗り場には各バス停に番号が付いている。
Sancha_bus_1
なぜか、「3」「4」「5」「6」「7」「12」「13」しかない。
かつて、玉電から新玉川線に移行する間は渋谷方面へのバスが山のように連なっていたと聞いたことがある。
その名残でこれだけの番号が残っているのだろう。

しかし、こうしてみるとバス停の名前というのはずいぶん変更されているものだ。
シールで貼り直してあるから結構わかる。
Sancha_bus_2
シールの貼っているもののうちいくつかを例にあげると…。
「駒沢大学駅前←真中」、「駒沢公園西口←駒沢折返所(さらに昔は駒沢営業所だったけどその頃にはたぶんまだこの案内板はない)」、「駒大深沢キャンパス前←三越シルバーハウス」などなど。
よく見ると、廃止されている路線もあってそれは丸ごと消されていたりする。

ちなみに、渋26の調布駅南口ゆきは、あまりに長すぎて唯一省略されている路線である。
その下には渋25の狛江駅ゆきが書かれていたようだが数年前に廃止されている。
Sancha_bus_3

しかし、バス停にはかつての町名が残っていたりしてそれが味わいになっているものもある。
なので、そんなものを見たりするのも楽しい。
町名と一緒に変更しちゃったりすることが多いがそれもさみしい。
そのほか、施設や学校、官公庁の名前が付いていたりするものも多い。
これらは、同時に改称される場合も多いが、なんでかそのまま残っているものも多い。

たとえばこちら。
Sancha_bus_4
「明治薬科大学」。
この学校は数年前に清瀬市に移転していてすでに学校はなく、跡地は住宅になっている。
なのにバス停として残っている。
このバスの通りが「明薬通り」として残っているからかもしれない。
ちなみに隣の「日大生物資源科学部前」は学部名の変更に伴って「日大農獣医学部前」から変更されている。

それにこちら。
Sancha_bus_5
数年前まで、「グレラン製薬」という主に病院で使う向けの薬を製造していた会社があって、その前にバス停があったのでこの名前が付いているのだが、グレラン製薬はもうないし、そもそも会社自体が合併して「グレラン製薬」という名前の会社自体がもう存在していない。

しかしだ。
これらのバス停の名前は改称してほしくない。
とくに後者。
なんたって「グレラン製薬前」である。
インパクトが違う。
いいじゃないか。
ここに昔グレラン製薬があったんだ、ってことで。
1回聞いたら忘れない名前だぞ。

そんな「昔の名前で出ています」を堂々と行っているのがこちら。
Sancha_bus_6_2
なんたって「元競馬場前」である。
「元」「競馬場前」なのだ。
ここには府中に移転する前に目黒競馬場があったのだ。
ここはバス停だけではなく、交差点の名前も「元競馬場」だったりする。
競馬のレースに「目黒記念」というのがあるのはこの名残なのだ。

大体そんなこと言ったら、「学芸大学駅」や「都立大学駅」の立場はどうなるのだ。
Sancha_bus_7
「都立大学」はとっくの昔に南大沢や日野に移転している上に「首都大学東京」などというわけのわからない名前に改称しているし、 「学芸大学」に至っては名前を付けたはいいけれど、結局学校は来なかったのだ。

やっぱり、そのまま残ってていいものは残ってていいのである。
案内板を見つつ、そーんなくっだらないことを考えていたら女房が帰ってきた。
相変わらず私は暇つぶしの達人なのである。
…あれ?
今回の話の落とし所ってそこ?
バスの話は…?

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コメント

学芸大学駅のそばにはなかったけど、世田谷区の下馬に東京学芸大学は1964年に小金井に移転するまであったんだって。それにちなんでこの駅名になったようですよ。

投稿: ごまめ | 2008年5月20日 (火) 00:18

ごまめさん。
そうみたいですね!
でも移転してから40年…。
附属中学校や、附属高校は残ってるから「附属~」の部分だけ省略してるって考えればおかしくないんですかね?
じゃあ都立大学の立場は…?

投稿: くうみん@管理人 | 2008年5月21日 (水) 22:54

私も、東横線に乗っていて、「学芸大学」、「都立大学」ってどこにあるの?と疑問を持ち、ここに辿り着きました。
その後、さらに調べてみると、都立大学駅の近くに附属高校がある(残っている)ことがわかりましたので、せっかくなので書き込ませてもらいました。
都立大学の跡地は、現在「めぐろ区民キャンパス」という図書館、ホールなどからなる複合施設になっていますが、その隣に「東京都立大学附属高等学校」が現存するんですね!
大学は首都大学東京という名前に変わったのに、高校は「東京都立大学附属」のまま。その点は、ちょっと不思議ですが。

投稿: 通りすがり | 2008年8月10日 (日) 19:44

通りすがりさん。
そうなんですよね。
「学芸大学」「都立大学」についてはみんなが気になるところであります。
そう言われてみれば都立大付属高ってそのまんまですね。
言われて始めて気がつきました。

投稿: くうみん@管理人 | 2008年8月11日 (月) 21:54

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