節分には「とろろ」なのです、と女房が言うのです。
今日は節分。
なので明日は立春なわけで暦の上では明日から春なのです。
節分といえば豆まきですね。
で、豆まきといえば「福は内、鬼は外」なわけですが、鬼王神社や鬼子母神のように鬼が神様として祀られている神社では「福は内、鬼も内」だそうです。
鬼も福もなかよく一緒にいられればそれはそれで大変結構じゃありませんか。
そのほかには「福は内」のみを呼ぶ所や、「悪魔外」と呼ぶところもあるそうです。
ところで、節分といえば恵方巻き。
東京でこの風習が定着したのは2、3年くらい前だったと思いますが、もともとは関西の風習だったそうです。
ところが九州の人に聞くと「そんな風習なかったけどなぁ…」と言われました。
それどころか大阪の人に聞いても「オレが子どものころそんな風習なかったで」といわれる始末。
あれ?
じゃあ恵方巻きってどっから来たの?
そう思って調べてみたらなんとビックリ。
なんと恵方巻きの風習は戦後に廃れていて、それを昭和48年に大阪の海苔問屋がキャンペーンを打って大々的に売り出したんだそうです。
チョコレート屋がバレンタインを流行らしたのと一緒だったのですね。
それから…。
節分といえば「とろろ」なのです。
なんと言っても「とろろ」なのです。
正月の3日に「3日とろろ」という風習は聞いたことがありますが、結婚するまで節分にとろろを食べるなんて知りませんでした。
女房が信州の人なのですが、長野では節分に「とろろ」を食べるそうです。
鬼の角を擂り下ろすんだそうです。
さすがに、結婚して5回目の節分なので、もう「節分にとろろ」にも慣れて今年はちゃんと山芋を買ってきました。
こないだの「ポムの樹」のオムライスを真似して明太子を入れてみましたが、なかなかおいしかったです。
毎年女房がスーパーに行って「今日は節分!って山芋を売っていないのはおかしい!」と首をかしげています。
だから長野だけなんだってば。
「だって恵方巻きなんて鬼に何にも関係ないじゃん!とろろだよ!節分には!!」だそうです。
そういえばここ1週間ほど「長野 節分 とろろ 山芋」で検索してこのブログを訪れてくださっている方が多いです。
もうこうなったら恵方巻きに続いて東京でも「節分にとろろ」を流行らしましょうか?
あとは、年の数だけ豆を食べるわけですが、私も今年で35歳になるわけで、まともに年だけ食べたら腹を壊しかねない年齢になってきました。
なので、3と5で8粒の豆を食べました。
イワシも食ったしね。
イワシは食うもんじゃなくて頭を柊に飾るもんだと毎年思うのですが、これも女房が「食べるものです」というのでメザシを食べてます。
頭を柊に差すのを忘れて頭からバリバリ食べちゃいました。
ダメじゃんねぇ。
今年は初詣にも行ったし、厄払いもしたし、節分もキッチリとやったので本厄の女房にもいいことがあるでしょう。
…たぶんね。
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コメント
長野は『とろろ』なんだ…
うちのお父さんも長野人だから聞いてみよっと
ところで…
豆まきはしたの?
投稿: あゆっぺ母 | 2009年2月 4日 (水) 09:58
あゆママちゃん。
そうね。
あゆママちゃんのお父さんも長野だったよね。
でも中信に近いからとろろは食べるかどうか分かんないね。
豆まきは一応しましたよ。
カミさんが「福は~内~!!」ってごっそり投げようとするから「掃除が大変だからやめい!2、3粒でいい!!」と止め、今度は窓を開けてベランダに「鬼は~外~!!」ってやろうとするから今度は「うちは3階じゃ!下を歩いてる人が豆が降ってきたらビックリするだろう!!」と止めました。
ま、結局まいたのは部屋の中に10粒くらいで全部拾って食べました。
オレってエコ♪
投稿: くうみん@管理人 | 2009年2月 4日 (水) 23:11
やはり、節分には「とろろ」ですよね~ご飯がするするって食べられて何杯でも食べらます。恵方巻きのように食べるのに無理がありません、是非来年は「とろろ」をどうぞ。
投稿: 信州のあっちゃん | 2010年2月 4日 (木) 07:49
信州のあっちゃんさん。
お~、やはりそうなのですか。
女房以外で「節分にとろろ」とゆう人を 初めて見ましたよ(笑)。
いまや我が家でも節分にとろろはすっかり定着しましたよ!
投稿: くうみん@管理人 | 2010年2月 6日 (土) 04:38
やっぱり節分はとろろだったんだぁ。子供のころ節分にとろろを食べた記憶があったので、「節分とろろ」で検索したら、くうみんサンにヒット、嬉しくなりました。そう言えば子供の時長野に疎開していたんだわ。
江戸っ子(木挽町)早口 池波正太郎のファン 似ているところがあってまたまた嬉しく。違うところは、年齢が倍以上離れていることぐらいかな。
投稿: may | 2014年2月 3日 (月) 18:19
今日の朝まで、節分にとろろは全国的にやっているものだと思っていました。
今日の朝刊に小さく、”長野の北信地方では節分にとろろを食べる風習がある”と書いあるのを見てビックリ!!
長野だけのものだったんですね。
ちなみに我が家では、とろろとまぐろの刺身を食べます。
投稿: TAKUYA | 2014年2月 3日 (月) 18:33
mayさん。
よくいらっしゃいました!
コメントありがとうございます!
結婚した頃はワケがわからなかったこの習慣も、結婚してから10年以上経つ現在はすっかり慣れて「節分ね、とろろでしょ?」って言えるようになりました。
江戸っ子でいらっしゃるんですね。
木挽町?
チャキチャキじゃないですか!
アタシは世田谷なんで正確には江戸じゃないですね。
荏原郡と北多摩郡ですから。
この記事を書いた当時は35歳。
4年経ったのでもうすぐ40歳になっちゃう管理人です。
投稿: くうみん@管理人 | 2014年2月 3日 (月) 22:43
TAKUYAさん。
ようこそいらっしゃいました!
コメントありがとうございました!
うちの女房は長野市なのでまさに北信ですね。
節分とろろは女房とその実家以外では聞いたことがないです。
全国じゃありませんよ!!
ちなみにサバ缶の入ったタケノコ汁は作りますか?
あれも北信だけですよ!
投稿: くうみん@管理人 | 2014年2月 3日 (月) 22:45
奥さまは長野市ですか。善光寺のお膝元ですね。私は須坂に6年、小布施に4年いました。曲がり竹とサバ缶のお味噌汁、あちらに住んでいた頃はしりませんでしたが、3年前志賀高原に行った時、採取、作ってみましたよ。「くうみんさんに一票」がまだまだありました。先祖のお墓が東京にあること。
父方、つまり私の実家の菩提寺は 門前仲町、母方は浅草田原町です。門前仲町の法事の帰りには、決まって富岡八幡宮へ。鬼平が愛したところですね。
投稿: may | 2014年2月 4日 (火) 15:05
mayさま。
お返事が遅くなってスミマセン。
女房は長野市です。
善光寺のお膝元…とゆうよりも善光寺のすぐ裏におばあちゃんちがあります。
サバのタケノコ汁は最初見た時には驚きましたが今では大好きでよく作るようになりました。
門前仲町!
田原町!
ホントにちゃきちゃきですねぇ。
なんちゃって江戸っ子としてはうらやましい限りです。
投稿: くうみん@管理人 | 2014年2月12日 (水) 20:26