新宿の「ゲウチャイ」と「イレブンイマサ」。
「今日はチョコを買うから新宿で待ち合わせね。」
そう女房に言われたので、甘いものは好きじゃないしどうでもよかったのだが新宿まで出かけた。
伊勢丹に行ったのだが、まあエライ人、人、人。
見事に女子ばっかりで、チョコレート売り場の周りは人の渦ができている。
しかし、そう考えるとチョコレート屋の仕掛けたものとはいえ、日本ではバレンタインデーっていうのは定着しているんだなぁ、ってよくわかる。
なんだかんだ言っても当日、義理でももらえればうれしいものである。
さて、買い物も終わりおなかも空いた。
新宿に来たら久しぶりにタイ屋台料理の「ゲウチャイ」に行きたい。
私が新宿までフラフラ出てきたのも半ばそれが目的だった。
そこで伊勢丹から新宿南口の地下のルミネまで大移動。
しかし、私がルミネで見た光景は信じられないものだった。
「12月31日をもちましてゲウチャイ新宿店は閉店いたしました。」
にゃっ、にゃっ、にゃにーっっっっ!!
なんで?
なんで?
あんなに混んでたのに…。
ルミネはどうにもテナントについては良いウワサがないみたい。
テナントと揉めることもあるみたいで…。
「ベルク」ってあってね。
この店も人気のいいお店なんだけど立ち退きを迫られてるみたい。
やだやだ。
片一方のことしか聞いてないしルミネ側にも言い分はあるだろうけど、ゲウチャイほどの繁盛店が出てっちゃうんだから信憑性は高いよね。
女房のイトコにメールしたら「知らなかったの?知ってると思ってた」だって。
知りませんでしたよ~。
なんだか新宿に来る楽しみが減っちゃったなぁ。
新宿の別の場所に店を出さないかなぁ…。
あ、じゃあ、今度は三軒茶屋に出店てゆうのはどうですか?
さて、じゃあ何を食べようかと思案したのだが、ここから近いので京王モールにあるカレー屋「イレブンイマサ」に行ってみた。
ここは私が高校時代から学校の帰りに寄っていたおなじみの店だ。
昔は食券の自販機はなくて入口で手売りで食券が売れるたびにおじさんが「はい、ジャーマンで~す↑」(←ジャーマンカレーの注文時)、「ジャンボで~す↑」(←ジャンボカレーの注文時)と独特の鉄のような声キッチンに注文を通し、席に座ったとたんにカレーが出てくるという待ち時間が非常に短く、かつ安くておいしい店だ。
「鉄のような声」というのは鉄道の車掌や駅員のような声のことで、わかる人にはわかると思うけど塩辛声ってヤツだ。
今では自動販売機になってしまったが、おじさんはカウンターの中でバッチリ健在で、食券を見るたびに「ハイ、ジャーマンで~す↑」と相変わらず元気な様子である。
このおじさんのファンは多いと思うのだが…。
「じゃあ、あのおじさんは20年前からいるんだね」と女房。
そうだね、そう言われればそうだね。
「ここってみんな知ってるの?」
あったり前でい!
新宿に足を踏み入れたことのあるヤツならみんな知ってる。
「ジャーマンで~す↑」って言えばすぐに通じる。
この真上が西口のバスターミナルだからね。
ここでバイトしてたヤツとかバスを見にきたヤツはだいたいここでカレーを食って帰るのだ。
しかし、20年前からって…。
そこまでは行かないだろ?
その時は高校生じゃ…。
あ、高校生かな?
いや、まだ中3だよ。
でも19年前だなぁ。
もう私もそんな年なんだ…。
ふっ…。
まぁいいけど。
それにしても…。
ゲウチャイ、ホントに惜しい!
なんとか復活はならないかなぁ。
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