天国からのいましめ?
今日は魔女(私の母親)の実家の蔵の片づけをしてきました。
「蔵」なんていうと大金持ちっぽいですが、世間ではああゆうものは納戸と申します。
魔女は兄弟が7人いるのですが、今日は4人とお嫁さん、お婿さんが集まってけっこう本格的な片づけになりました。
「いつかはそのうちやんなきゃね~」なんて言っているうちにのびのびになっていたものです。
この世で「そのうち」って言葉ほど当てにならないものはありません。
さて、ごっそり根っこから片づけをしたのですが出るわ出るわ。
「美顔器」って知ってます?
昭和50年代中ごろに流行ったもので、機械に洗面器のような器が付いていて、そこにお湯を入れ、顔を漬けると細かい泡がブクブク出てくるものです。
だれだ~こんなブームに飛びついたのは?
うちの女房なんて「なにこれ?なにに使うの?」って言ってたぐらいです。
さて、片づけに困るものとゆうのは必ずあるものです。
今日出てきたのは「かめ」。
甲羅が付いていて…違います。
その亀ではなく、甕です。
要するに壺です。
しかも信楽焼の、茶色くて、フチから黒い塗料が滲み落ちている民芸調の…。
例えて言えば、おばあちゃん地の床下で梅干しを漬けているような、あんな甕です。
こんなモンどうするのよ?
甕を囲んで「あっても使い道がないよねぇ」「ワタシいらない」「オレだっていらないよ」とまぁこんな展開になりました。
そんじゃあ譲りっこしててもしょうがないからこっちにどかしときましょうかね。
と持ち上げて隅の方に置こうとしたその時です。
「がしゃーん!」と大きな音を立てて甕が割れ落ちたのです!
もちろん、どこにも触れてはいませんし空中で何もしていないのに割れたのです。
これには一同でビックリ!
信じられないような現象が目の前で起きたのです。
ホントにMr.マリックの超魔術を見ているようでした。
結局その甕は割れちゃたんで捨てちゃいました。
たぶん、あれは天国のおばあちゃんが「兄弟で仲良くしなさい!そんなにいらないならゴミにしちゃおう!」って割っちゃったんじゃないか…、ってみんなで言い合いました。
まんざら違うと否定もできないんじゃないの?
おばあちゃんのことだし。
ということは…あの甕はおばあちゃんのものだった、ってことになりますね。
おばあちゃん以外あんなモン持ってる家族はたぶんいないでしょうけどね。
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