ピンチ。
だからピンチなの。
詳細はあとで。
落ち着いたから何があったかを書こうかね。
今日は、女房が遅いって言ってたの。
だから、ひとりで食事しなきゃいけなかったの。
今日に限ってなんだか違ったものが食べたくて。
そうだ、我孫子駅の唐揚げそばって日本一うまい駅そばって有名だよな。
前から食ってみたいと思ってたんだ。
なぜ、今日、我孫子なのか?
そんなことは説明できないの。
仕事が終わると山手線で日暮里に向かい、そこから常磐線の乗客に。
ほどなくして我孫子に到着。
念願の唐揚げそばを食す。
…んまい。
評判にたがわぬうまさだ。
かけそばが240円、唐揚げを1つ入れると340円、2つ入れると440円。
非常にわかりやすい価格だ。
唐揚げがかなりでかい。
私はもちろん2つ入れたが、十分満足できた。
さて…。
まだ時間も早いな。
なんかしたい。
どうしよう。
そうだ、常磐線で行けるところまで行ってみよう。
こんな機会はめったにない。
なぜ常磐線なのか。
そんなことは説明できないの。
時刻表を見たら勝田ゆきがすぐに来るらしい。
これがちょうどいい。
乗ってみる。
車内から友人の嵐パパと半ちゃんに「常磐線の旅、実施中」ってメールを送ってみる。
嵐パパからは「いわきとかまで行っちゃえばぁ?」と返信が来る。
冗談じゃない!
いくらトンチンカンな私でもいわきまで行ったら帰りの列車がないことは分かる。
よく見ると携帯の充電も一つ減っている。
ここで充電切れたらいやだなぁ…。
次は牛久。
昔、知り合いが住んでたなぁ。
今は牛久市だけど、その頃は牛久町だったんだよな。
ここまで来ても席は空かず、まだ座れない。
いったい皆さんはどこから通っているのでしょうか?
世の中のお父さんたち、ご苦労様です。
電車は土浦まで到着。
電車は15両で運転してるけど、ここで前の5両が切り離し。
後ろの10両が勝田まで行く。
今のうちにホームにあるニューデイズに行って乾電池式の充電器を買っておこう。
実はこないだも乾電池式の充電器を買ったのだがこれが全く使えないクソ充電器。
無事、充電器を買い、これで充電切れも安心だ。
再び電車に乗り込み、勝田に向かう。
それにしてもここまで来ても茨城訛りは聞かれない。
どの辺まで行けば茨城弁が聞けるんだろうか。
電車は高浜駅に到着。
ここで特急の通過待ち。
ここでの退避はドアが半自動に。
なんだか旅をしている気分で楽しい。
ここで!
隣でしゃべっているニイちゃんがモロ茨城弁。
これも旅の気分を弥が上にも盛り上げる。
やがて、電車は水戸に到着。
向かいのホームにはいわきゆきが停まっている。
さすがにいわきまで行くつもりはないが、これならもう少し進めるかな?
時計を見たら21時。
上りの次の電車は21時40分の上野ゆき。
おお、これならもう少し先に行けるな、きっと。
そう思い、水戸からいわきゆきに乗り継ぎ。
勝田駅では隣のホームに湊線というローカル私鉄が停まっている。
この電車は昔、茨城交通という名前だったはずだ。
那珂湊や阿字ヶ浦に行く電車だ。
現在は第3セクターとして運営している。
写真を撮ろうと思ったのだが、なんせ辺りは真っ暗。
しかも、ピーッてなもんで充電が切れやがった。
使えねーケータイだなぁ、もぉ。
そうだ、ここからちょっと先に大甕って駅がある。
漢字で書けって言われたら書けないけど、とにかくある。
ここまで来ると駅間がかなり長くて、次の駅まで相当な距離があるので上りの上野ゆきに乗れない可能性がある。
大甕には日立電鉄ってローカル私鉄があったはず。
それを一目見て折り返そう。
時間が時間だからもう電車はないかもしれないけど、大甕まで行ったってことで満足できるかもしれない。
というわけで大甕に到着。
日立電鉄をさがすけど…。
ない…。
ないのは当たり前で、日立電鉄は2005年に廃止されている。
あのなぁ、そのぐらい鉄ちゃんなら体で覚えとけや、と自分でそう思う。
しょうがないので上りのホームに行く。
そこには「次の電車は上野ゆき」って出ているはずなのに、なぜか「22時発水戸ゆき」となっている。
????
なぜ?
軽くパニック状態。
ひょっとしてここに来るまでにすれ違ったか?
でも、そんな列車なかったけどなぁ…。
時刻表を見てみる。
確かに次の電車は22時発の水戸ゆき。
その次は22時17分発の我孫子ゆき。
その次は…。
ない。
ないぃ???
ってことは我孫子までしか帰れないってことか?
マジかよぉ…。
明日仕事だぜ…。
我ながらバカだなぁ、と思う。
ホントに次で最終なのか?
ホントに我孫子までしか帰れないのか?
その先の接続はないのか?
頼りのケータイは充電切れで使えない。
しかぁし!
この時のために土浦で充電器を買ってきたではないか!
さっそく充電器をセット!
ゴー!
オン!
本体の充電中を示すランプが赤くともる。
よっしゃー。
…しかし、充電されてる様子は全くなくスイッチが入ると速攻で切れる。
なんで?
本体の説明書を見ると「携帯電話のランプが点灯していても、充電器側のランプが点灯していない場合には充電はできていません」だと。
確認してみるとご期待通りに充電器のランプはついていない。
ガーン!
こ、これも使えないのか…!
まいったなぁ…。
なんせ大甕の駅にはホームに時計がないから今何時だかもわからない。
ケータイで乗り継ぎを確認することもできない。
私はケータイ依存人間だなぁ、と改めて思う。
しかし、この時。
思い出した!
こないだ買った使えなかったクソ充電器!
ひょっとしたらあれが使えるかも!
そう思ってつないでみた。
充電器側のランプは…暗闇で見るとかすかに点いている!
超微弱だけど。
電源を入れたら1分くらいだったけど入った!
よし、これでしばらく充電しよう!
普通の充電の10倍ぐらいの時間がかかりそうだけど。
しかし、目の前の現実はなんら変わらず我孫子までしか帰れないことに違いはない。
冷静に考えよう。
なんで上り電車がないのか。
私が21時40分の上り電車を確認したのは水戸駅。
…ん?
水戸駅?
私が乗ってきた電車は勝田ゆきだった。
ということは、勝田始発の電車というのも存在するはず。
ちなみに、勝田は東京方面から行くと水戸の次である。
チーン、この可能性一番高し。
自分の中のコンピュータである程度の予測値が出た。
…なぜ上りの終電を確認するという基本的な作業ができない?
ワタシ。
しかし、その答えを確認をしようにもケータイは必死で充電していて私のリクエストにこたえられる状態じゃない。
それ以前に、あとどのくらいで電車来るのかなぁ。
誰かに聞こうにもホームには誰もいないし。
水戸まで行ったら上野ゆきに接続するんじゃないかなぁ。
でも、その答えはケータイの中にあり、そのケータイは前述のとおり。
22時17分の我孫子ゆきに乗ってもどうなるわけでもないしなぁ。
水戸よりも我孫子の方がかなり東京には近いから、明日の朝会社に行くんなら我孫子までは行っとかないとなぁ…。
やることもなく、ホームを見ていたら時刻表の下に所要時間表が。
上野までは「136」という数字が書いてある。
1時間36分かぁ。
まぁそんなもんかな…と思ってよくよく見てみたら「単位:分」って書いてあるじゃないの!
ってことは136分で2時間16分?
もしも、次の電車が上野ゆきだとしても上野に着くの0時16分じゃん!
もう…なんだか…。
絶望的な雰囲気が意識を支配しています。
…続くぞ。
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