茶碗蒸しの思い出。
今日、久しぶりに茶碗蒸しを食べました。
私、実は茶碗蒸しが大好きです。
あの、ツルン、プリンとした触感といい、次は銀杏か、鶏肉か、海老か、ひょっとしたら松茸なんか出てきたりして…というどんな具が出てくるかわからない期待感といいもう最高じゃないですか。
私の大嫌いな柚子が入っていたらすべてぶち壊しですが、たまに入っていても全部取り出してなかったことにするくらいの広い心は持ち合わせています。
茶碗蒸しといえば思い出すのは10年以上前のこと。
当時、同じ職場だった2人と3人で飲んだくれグループを結成し毎日のように飲み歩いていました。
ある店に入ったらそこで茶碗蒸しが出てきました。
茶碗蒸し大好きな私は大喜び。
さっそく食べ始めるとほかの2人は手を伸ばす様子がありません。
「オレあんまり茶碗蒸し好きじゃねーんだよな」「そうそう」
そうなの?
おいしいじゃん、茶碗蒸し。
自分の好きなものを否定されるのはあんまりいい気分じゃありません。
「だってなぁ…」「そうだよ、こんなの好きなのは酒飲みじゃねーよ」
なんだとぉ!
なんで茶碗蒸し好きじゃダメなんだよ!
茶碗蒸し好きだと酒飲みじゃないってのはどうゆうこったい!
ま、当時は私も若かったんですね。
こんなくっだらないことでケンカになりました。
次の日にはシレッとしてまた3人で飲みに行くんですけどね。
だいたいなぜに茶碗蒸しが好きだと酒飲みじゃないのか?
それ以前になぜ酒飲みでなければならなかったのか?
今となっては謎ですが、若さとは最大の愚かさでしょう。
…なんじゃそりゃ。
あれから10年以上たった今でもあのときの自分の主張は間違ってなかったと思ってます。
茶碗蒸しを食べるたびに「茶碗蒸しが好きだっていいじゃんねぇ。酒飲みだって茶碗蒸し食うっつうの。酒飲みながら茶碗蒸し食ったっていいじゃん!」と心の中だけでそう思ったりしているのです。
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