ラーメンShowin2009に行ってきました。
先日予告したとおりに、駒沢公園で行われた「ラーメンShowin2009(めんどくさいから以下「ラーメン博」。)に行ってきました。
買物の帰りに寄ったのでクルマで行ったのですが、まあスゴい大渋滞。
こりゃぁさぞかし混雑しているだろうと思っていったのですが…。
入り際の駒沢公園のバス停に「ラーメン博お帰りは東急バスで」というプラカードを持った外操の東急バスの人が立っています。
金帯なので助役さんかなんかでしょう。
このプラカードも凝ってますね。
その隣には東急バスが3台停まっています。
はて、臨時の多客時輸送でもするのかしら?と思って見てみたら、こちらは同時に開催している障害者スポーツ大会の輸送バスでした。
さぞかし混んでるだろうと会場に入ったら混んでました。
駒沢公園の大階段に座ってる人がみんなラーメンを食べています。
なんだか異様な光景ですな…。
会場に入ってみたらこのヒトヒトヒト。
昨日のNHKのニュースで「お天気が悪く会場はスカスカです。」なんてやったらしいから、その煽りも受けて人が出ているのでしょう。
まず何をすればいいんだかもわかりません。
会場のスタッフを捕まえて聞くと、まずは全店舗共通の食券を買うとのこと。
それを持ってから各お店のブースに並ぶんだそうです。
最初見たときは雑然と人が列をなしているように見えたのですが、そう言われてみればブースごとに列ができています。
あまりに列が長すぎてわからなかったのです。
食券は1枚750円。
ラーメンの量は食べ歩きができるようにでしょうか、結構小さめのどんぶりに入っています。
なので分量から考えればこの金額は決して安くありません。
普通にラーメン食ったって750円はいい値段です。
えっと…。
一人がラーメンを2杯づつ食べるとして、10万人が来場。
ってことは1500円×10万人で1億5千万円の売上げ。
それが3日間だから4億5千万円…などとよけいなことを考えてしまいました。
どのくらい食えるかわかんないけど、私は1杯じゃ足りないし、女房は1杯は多い。
でもせっかくならいろんなの食いたいしなぁ…。
というわけで折衷案で食券を3枚購入しました。
食券を買う時にこんなガイドブックをもらいました。
それを見ながら…。
さて、どこに並ぼうか。
あー、これか。
長野の若手四天王。
いつの間にやら「信州四天王」になってるぞ。
長野県の人って「信州」って表現好きよねぇ。
長野って書いちゃうと長野市と混同するからだろうなぁ。
でも、今回はこのブースつけ麺だったんだよね。
私はつけ麺が日本一大好きって自負してるんだけど、今回はラーメンが食べたい気分だったので見合わせました。
あまり混んでいるところはカンベン蒙りたいなぁ。
でも、最初くらい興味のあるところに並ぼうかな、ということで徳島ラーメンの「徳福」に並ぶことにしました。
東京で徳島ラーメンといえば早稲田の「うだつ食堂」。
というよりも、東京で徳島ラーメンが食べられるのはここしかありません。
徳島ラーメンはチャーシューの代わりに甘辛く煮た豚バラ肉が入り、生卵が乗っているのが特徴です。
私はここのラーメンが好きなのでここにも期待して並びました。
しかし、これだけ並んでるんなら手分けして並んで、食いながらまた次のブースに並ぶという作業をしないととてもじゃないけどいつまでかかるかわかりません。
というわけで徳福の列に女房を残して、私は違う列に並ぶことにしました。
東京のコラボラーメンなんてゆうのもあったんだけど、せっかくだから地方のご当地ラーメンが食べたい。
そこで目を付けたのが、「富山ブラック麺屋いろは」。
最大の特徴はなんと言っても、黒醤油を使った真っ黒なスープ。
並び始めて1時間。
やっとこさお店の前まで来たら、「ご注文口」と「お渡し口」が分かれている。
ということは…。
食券を渡して、そこからまたお渡し口の長い列に並び直すのか!
ってことは実質列の長さは2倍だったってことですね?
…オイ。
でも、まあこうしないと列が長すぎちゃうので考えた苦肉の策なのでしょう。
それにしても後ろに並んでるババァが「こんなに並ぶなら並ばなかった」「並び直すなんて詐欺だ」と、まぁ1時間文句言いっぱなしでうるせーうるせー。
よくもまぁこんなに不平不満が続くもんだ。
気持ちは判らんでもないがうるさい。
渋滞のプロセスいうのは人がたくさん集まるからであって、自分もその一役を担っているということを忘れてはいけないのだ。
アンタが並ばなきゃ一人分渋滞は減るよ。
さて、やっとこさありつけた富山ブラック。
さっそく徳島ラーメンの列に並んでる女房の下に戻ってビックリ。
なんとほとんど進んでないのだ。
えー、どったのこれ?
と言いながら2人で富山ラーメンを食すことに。
やっぱり、スープは真っ黒です。
ブラックの名に恥ませんなぁ。
中太麺はちょうどいい感じでスープとマッチしています。
チャーシューが厚切りなのに柔らかくて美味いです。
スープはちょっと渋みがあります。
黒醤油ということなので、魚醤を使っているのかもしれません。
北陸だったらいしるかな?
富山のような地方だったら人気が出るだろうけど、東京ではどうかな…というのが正直な感想でした。
しかし、この列は進まんなぁ。
さっきから5歩くらいしか進んどらんぞ。
次に並ぶ店は食べたいとかなんとか考えないで空いてるところに並ぼう、と言ったとたんに女房が「アタシ、隣の細めんの京都ラーメンに並んで来るわぁ、細麺食べたいし、空いてるし」と言い残し、隣の「熟成細麺宝屋」の列にとっとと行ってしまいました。
でも、これはいい判断かもしれない。
さすがに隣の列の最後尾は今いる場所よりかなり後ろです。
これで追いつかれちゃったら正直笑っちゃいます。
しかも京都ラーメンの列ではお店から麦茶がふるまわれています。
サービスいいなぁ。
…笑っちゃいました。
ホントに追いつかれました。
最後の2人のところで女房が逆転し、先にラーメンを受け取りました。
ほぼ同時ですね。
徳島ラーメンの方はのんびり作ってました。
こりゃあ時間かかるわ。
列の長いところほど人気があるのかと思いきやさにあらず。
京都ラーメンの反対側の博多ラーメンはものすごく回転率がいいのです。
つまり、列の長さは回転率に比例することになります。
さらに東京のラーメンも回転率がいい。
さっきの富山ラーメンも徳島ほどではないにせよかなりの時間がかかりました。
そこでいろいろ考えてみたのですが…。
まず、東京のラーメンが回転率がいいのは混雑に慣れているからで、動きがいいのです。
なので回転率がいい。
逆に地方のラーメン屋さんはここまでの混雑の経験がないので、回転を早くしようにも方法がわからないのです。
ちなみにほとんど長い列ができなかった割には、たくさんの人が食べていた博多ラーメン。
こちらはもともと屋台のラーメンとして作っているので回転がいいのは当たり前なのです。
これに気付いたのはラーメンを受け取った後でした。
意味ねー。
…そう思ったんだけどね。
徳島ラーメンの徳福ってよく見たら店、横浜じゃねーか!
全然地方じゃねーよ。
どうゆうこっちゃ?
じゃあ、早速ラーメンをいただきましょう。
ここで、ブログをお読みの皆さんにお詫びです。
あまりに長く待ち過ぎたせいで写真を撮るのを忘れちゃいました。
すいません。
ラーメン博のHPから見てみてください。
まずは徳島ラーメン。
食す。
不味くはないです。
ただ、うだつ食堂の徳島ラーメンを食べ慣れている私としては、普通のラーメンでした。
東京の人が徳島ラーメンを食べることはほとんどないので、徳島ラーメンというものがどんなものかってことを学ぶにはこれでいいでしょう。
それにしても…うだつ食堂ってうまいのね、やっぱり。
ここは、店も横浜だってことなので、ぜひお店に伺ってみたいと思います。
次に京都ラーメン。
「このスープはコンソメです」って書いてあったなぁ。
どんなだ、そりゃ?
まずは麺。
細麺って書いてあったのに入っているのは平打ち麺。
ちゃうやんけ。
そう思い食べてみましたが…。
…。
……。
…うまいやん。
めっちゃうまいやんか、このラーメン!
スープをすすってみると、確かにコンソメなのです。
そのコンソメがラーメンのスープとして実によく合っているのです。
それに黒胡椒がまぶしてあるのですが、この具合がちょうどいい。
平打ち麺もスープを受け止めてバランスがちょうどいい。
こらぁ、うまいわ。
具も水菜とキャベツが乗っています。
ちょっと変わっていますが、キャベツの甘味がまたいいし、水菜が乗っていることで見事に「京都のラーメン」ということを強く主張しています。
ご当地ラーメンとしても合格。
浮いている油も切れがいいし、乗っている肉団子もおいしいし、ごぼうのあげたものもまたよろしい。
具としては異色づくめだけど見事にあってる。
焦がしネギの風味も加わっています。
平打ち麺、こがしネギの組み合わせは苦手なのですがココのはうまい。
大井町の名店「永楽」に感じが似ています。
実はこのお店は空いているからということで選んだので、正直期待はあまりしていなかったのですが、今までのラーメンの概念をひっくり返すようなものを食べさせてもらって逆に感謝しているくらいです。
結局、女房と2人で3時間で3杯のラーメンを食べた時点で胃袋がギブアップしました。
3杯というのはちょうどいい分量だったようです。
というか多かったかもしれないくらいで、この時間になってもおなかがすきません。
昔はこんなことなかったのになぁ…。
なんて思いながらそれでも昔と同じ分量を食べればそれだけ脂肪として蓄えられるわけで…。
いかんいかん。
がんばらなきゃ、アラフォー。
ラーメンの誘惑に勝つのは大変だけど。
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