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2009年5月13日 (水)

鉄道ファン&鉄道ジャーナル2009年6月号。

あ~。
なんか気がついたらもう7月号の発売が目の前に迫ってる~。
いかんなぁ。
ちゅうわけで遅れに遅れた今月のこのコーナー、始まり始まり。

まずは「鉄道ファン」から。
Fan200906
特集は「大都市圏の相互直通~最新事情」
あ、これ面白そう。
そう思ったらやっぱり面白かった。
阪神なんば線の開業によって相互直通運転がクローズアップされているのかも知れません。

東京においては小田急~メトロ~東日本の乗り入れが印象に強いですね。
本厚木(神奈川県)~取手(茨城県)の総延長は100キロに迫る勢い。
小田急線沿線に長く住んでいた私としては身近に感じていたものでした。

その距離を塗り替えたのが、現在私が住んでいる三軒茶屋を通る、東急田園都市線~メトロ半蔵門線~東武伊勢崎線・日光線の直通運転。
中央林間(神奈川県)~南栗橋(埼玉県)の距離は100キロを超えます。
でも、三軒茶屋に来る電車は基本的にすべて半蔵門線に乗り入れるので、直通運転をしているという感覚はあまりないような気がします。
そういえば、半蔵門線が松戸方面に延伸するって話は消えちゃったんでしょうか?
あれは有楽町線だったっけ?

その乗り入れ先の東武伊勢崎線。
こちらもかなりにぎやかになっていて半蔵門線やら日比谷線やら東急田園都市線が乗り入れてきます。
さらに日比谷線の乗り入れ起点である北千住では千代田線と東日本が直通運転を行っているので、伊勢崎線から三軒茶屋に帰る時はどの電車に乗って帰るんだっけ?と一瞬考えてしまいます。
ま、あんまり伊勢崎線方面には行きませんが。

その特集の関連記事で「池袋から渋谷へ、JRに挑む副都心線」というのがあります。
副都心線についてはこのブログでこれでもかってくらい特集したので省略しますが、それの比較として山手線・埼京線・湘南新宿ラインが取り上げられています。
池袋や新宿ならともかく、渋谷においては埼京線や湘南新宿ラインはそんなに便利なものという実感はありません。
だってホームが遠いんだもん。
駅の名前が違っていても不思議はないくらい遠い。
副都心線も地下5階なのでそんなに便利ではありませんが、三軒茶屋を通る東急田園都市線が地下3階なのでそんなに不便な感じはしません。
そもそも地下3階の田園都市線が便利ではないのですが。

さらにその関連記事として取り上げられているのが「まもなく副都心線開業1周年~その後の東京メトロ・東武・西武の話題~」
開業当時は「これでもか!」とダイヤ乱れを起こしていた同線ですが、その後はその手の話題を聞かないのでまあ、なんとか実用には耐えているということでしょう。
しかし、池袋~和光市間で線路を共用するという性質上、副都心線のダイヤが乱れると有楽町線のダイヤも当然乱れる、というのは痛し痒しな気がします。
銀座線と半蔵門線は別の線路を使い複々線という格好で運転しているので、どちらかのダイヤが乱れてもあまり影響はありません。
こういう建設もできなかったのかなぁ、と思うのですが、渋谷~赤坂見附・永田町と池袋~和光市では距離が違いますからねぇ。
まあしょうがないのかな。

さらにさらにその関連記事として「東京圏・地下鉄相直区間の全終端駅探訪」
…くだらない。
くだらないけど、私はこの手の記事が大好きです。
だって、普段は都会の地下を走りまわっている電車が、田舎の風景を残した乗り入れ先の終着駅にいるんですよ。
なんだかゾクゾクしませんか?
…しませんね。
じゃあ、する人だけ付いてきてください。(え?私だけ??)

まずは何といっても小田急線。
かつては小田原線の本厚木のみに乗り入れていました。
本厚木って言ったら神奈川県でも県央に位置し、東京まででもかなりの距離があります。
でも、本厚木は駅も大きく立派なので、千代田線の車両が停まっててもなんか違和感は少ないのです。
むしろ、その次の厚木駅に千代田線の車両が来る方が違和感がありました。
厚木で交差するJR相模線は今でこそ電化されていますが、当時は汽車(ディーゼルカー)が走っていた線区で、その対照がまたなんとも言えない雰囲気を醸し出していたのです。
今では多摩線の唐木田まで乗り入れますが、唐木田もなんもない駅です。
ただ、終点で車庫があるからここまで乗り入れてるんですけどなにか?って感じですかね。

京王線だって高尾山口の駅はホントに高尾山の真下にあるわけですが、土日に限ってはここまで都営新宿線の車両が乗り入れてきます。
ちなみに、高尾~高尾山口は単線です。
単線区間を地下鉄からの車両が走っているのを見るとこれまたゾクゾクするわけです。
マニアなんてそんなものなのです。

行ったことはないのですが、スゴいんだろうなぁ、と想像してしまうのが東武日光線の南栗橋と芝山鉄道の芝山千代田駅。
もう、どんなところなのか想像もつきません。
同じ東武線でも伊勢崎線の方に乗り入れる電車は久喜までなので、それなりに立派な駅舎に乗り入れるのでしょう。
あ、そうそう。
どうせ乗り入れるのなら、久喜なんて言わずに館林まで乗り入れできませんかね?
たしか伊勢崎線は館林まで10両対応でしたよね。
千代田線が北関東の茨城県まで乗り入れてるんですから、東武さんもぜひ。
この辺は乗り入れ相手の東京メトロや東急田園都市線の営業キロが短いからなかなか難しい話だとは思いますけどね。
日光線も新栃木まで乗り入れて、群馬県と栃木県を制覇してほしい…んだけど栗橋から先は10両に対応してないんだよね、たしか。

ちなみに今まで私が行ったことのある終点で一番インパクトの強かった駅は北総鉄道の「印旛日本医大(松虫姫)」駅。
Imbanihonidai_1
途中で寝てしまい、寝過ごした揚句のはてに着いた駅なのですが、ここはすごかった。
まあ、驚きました。
だって起きたら印旛ですよ!
Imbanihonidai_3
それに何が驚いたって何よりも人がいない。
誤乗なので折り返し乗車をしてもビビることはないのですが、なんたって電車の中に私一人しか乗ってないので目立つのです。
さすがは印旛郡印旛村。
折返しの電車を待とうにも次の発車は40分後。
…マジ?
時刻表を見ると毎時20分と40分に電車があるので一瞬20分ヘッドかと思うんですが、よく考えたら00分発がないので、40分発が出ちゃったあとは20分発まで40分間電車がないのです。
Imbanihonidai_2
所要時間は…押上まで特急でも42分か。
Imbanihonidai_4
すでに、自社線の終点であるはずの京成上野が所要時間表から省かれているのが何となく笑えます。

ちなみに北総線の分岐点である高砂駅の駅名板がこちら。
Takasago_stn
ここから北総線が分岐して、さらに金町線も分岐するので見事に3分割。
これでもかってくらい3分割。
しかもあたりまえだけどホームは共用で、しかもしかも2面のホームのどちらからも3方向に行く電車が発車するので出発信号機も種別表示機も3つずつ付いています。
京成と北総の運転士さんたち。
アンタたちゃあ、エラい。

ちなみにこれらの写真は、乗り過ごした自分の馬鹿さ加減にほとほとあきれて、写真を撮りまくったものがお蔵入りしていたものです。
あはは、と。

さて、他の特集としては私鉄のターミナルということで「阪急電鉄梅田駅」が取り上げられています。
初めてここを訪れたのは高校生の頃でした。
最初の印象は「でけー駅!なんか電車が並んでてヨーロッパみたいだなぁ」でした。
特に3複線での同時発車は感動を覚えました。
それから阪急にはまってしまい、ファンになっています。

そのほかにちょっと気になった面白い記事。
「ユーカリが丘線を運営する山万が公募による駅名変更を中止。」
なんでまた…。
応募した人たちから苦情はなかったのか…と思ったんだけど、多くの利用者から「駅名を変えないでほしい」という意見が寄せられたからだそうな。
なるほど。
駅名ってのは地元になじんでるんだねぇ。
でも、ユーカリが丘線の駅名って「公園」とか「女子大」とか「中学校」っていう微妙な名前だったんじゃ…。
ちなみに新駅ができるそうなんですが、この駅には全駅を通じて最も応募の多かった「宮の杜」という駅名になるそうです。

さて、続きまして「鉄道ジャーナル」。
特集は「阪神なんば線とアーバンネットワーク」
やはり、大都市大阪での新たな路線の開通というのは話題性が大きいのですね。
いままで、このブログでも阪神なんば線のことについては多く触れてきたので省略は割愛しますが、難波駅に「阪神線」と書いてあるのを見るとやはり新鮮な光景な気がします。

また、「おおさか東線」も開業1周年を迎えるそうで、ここも含めてアーバンネットワークとして特集された記事が組まれています。
東京でもそうですが、放射状の路線の利用はあっても環状の路線は利用がイマイチ、ということがあります。
おおさか東線もそうした環状の路線なのですが、利用の多い学研都市線と大和路線を結び、既存の路線に直通運転を行う関西独自の運用により、大阪から奈良までの新しいルートとして機能しているようです。
この路線には東京では見られなくなったウグイス色の103系や、もともと東京には設定のないウグイス色の201系などが現役バリバリで働いているので、見るとなんだか嬉しくなってしまいます。

連載中の地方鉄道レポート。
今回は「和歌山線」です。
紀ノ川に沿って、奈良県の王寺から和歌山を結ぶ路線です。
今回は王寺から高田までは省略して、高田から和歌山までの特集が組まれています。
途中、和歌山県橋本市の中心駅である橋本駅を通ります。
交差する南海電車なら1時間で難波に到着しますが、和歌山線はノンビリ。
この辺りは京王線と横浜線が交差する神奈川県の橋本駅にも似たような感じがしますね。
終点の和歌山でも南海電車と接続しますが、このあたりの最近の話題は何と言っても「たま」。
駅長から始まり、最近では「たま電車」という電車まで走る始末。
まぁ、見事なもんじゃございませんか。
和歌山線も話題に負けず頑張ってほしいものです。

同じく連載中の「日本縦断各駅停車」
今回は広島から西へ、ということで柳井までの記事となっております。
このあたりは、かつて私自身、行ったことがあり、宮島口から宮島へ、また岩国から錦帯橋を経て岩国城まで見に行きました。
とてもいいところだったことを覚えています。
…あれ?
岩国市って山口県ですか?
今回初めて気がつきました。
私は山口県には行ったことがないと思っていたのですが、(ブルートレインでの通過とか飛行機での上空通過は除いてね)なぁんだ、行ったことあるじゃないですか。
そんじゃあ、中国地方の各県は全部制覇…、と。
15年の時を経て判明した新事実です。

そのほかに、「福井鉄道の経営再建」という記事があります。
財政的なことや難しいことはよくわかりませんが、この路線で昔から不思議なことがひとつ。
それは駅名。
「福井新」や「武生新」という駅があるんですよね。
これって東京の人間にはすっごく不思議な駅名。
これに「駅」の文字をつけると「福井新駅」や「武生新駅」などになるのであまり違和感はないのですが、なんたって電車の行先が「武生新」ですからねぇ。
新駅が開業するときに、まだ駅名が正式に決まってないときには「○○新駅」なんて言い方をよくしますが、こういうときは「駅」を取っ払って呼んだりはしませんよね。
東京の場合は「南阿佐ヶ谷」や「東高円寺」などと方角を示す漢字は頭につくことが多いのですが(一部の例外は除くけど)、関西には「堺東」や「住吉東」などお尻につくことが多いような気がします(これも一部の例外は除くけど)。
新宿なら「宿新」か…、ってそんなわきゃないだろ、と。
…誰かつっこんでくださいな。

今月はこんなところですかね。
ではまた来月。

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