コロッケ、ころっけ、クロケット。
今日で秋の「シルバーウィーク」も最後です。
連休中は「引きこもりか?」っちゅうくらい出かけることのなかったわが家。
ちょっとした用足しぐらいは出ましたがこれは行楽とは言いませんな。
さて、そんな今朝。
朝の6時に魔女(私の母親)からメールが。
おいおい、オレ寝たんさっきやがな…と思いながら携帯を見ると「今日コロッケを作るから来ない?」とのこと。
さすがは年寄り、朝には強い。
旗日の朝でも容赦ありません。
しかもコロッケって…。
今じゃなきゃダメ?コレ。
それなら夕方に…と返信しようとしましたがそこで力尽き携帯を持ったまま再び眠りの海へ…。
お昼近くに起きたら、女房にも同じメールが行ってたらしく「今日どうする?」だって。
ま、一食浮くしな。
実家はありがたや、と言うわけで午後から女房と愛犬ピノコを連れて出かけました。
うちのピノコはこないだの「ドライブ風切り体験」以来、風を切るのがやみつきになったらしく、今日も「まど、あけてくんないかなぁ」って感じで外を眺めています。
そうね、こないだは夜だったからね。
後部座席の窓を開けてあげました。
ピノコも昼間の風切りは初体験。
窓のガラスの上にアゴを乗せて、外を見ながらキョロキョロしています。
う~ん、ういヤツめ!
でもなかなか堂々としているようにも見えます。
こうしていると、草原の岩場で悠然と風の流れを聞く孤高のオオカミのよう…だと自分では思ってるのでしょうけど、周りから見るとやっぱりちんちくりんのポメラニアンなのでそこがカワイイところではあります。
途中工事現場に差しかかったらちょうど赤信号。
オジサンたちが「オイ!かわいいなぁ!」って言ってるのを聞きながらシッポプリプリ。
さて実家に到着したら、姪っ子のあーちゃんとあーちゃんママが来ていてみんなで大コロッケ祭りの真っ最中。
あーちゃんはお揃いの頭巾とエプロンでばっちり決めて踏み台の上で一生懸命芋をこねています。
へぇ、なかなか本格的じゃん。
そう言ったら「だってあーちゃんちびまじょだもん!にいににほめられた!」だって。
別にほめちゃいないけど…。
いや、ほめてます、あーちゃんエラい。
アンタが大将。
でもよく考えたら…。
そっか、コロッケって練って丸めて揚げて…まさにあーちゃんのお手伝いにはうってつけ。
さすがは魔女、食育のプロであります。
揚げるのはあーちゃんにはムリだけどそこは魔女。
絶品の揚げ具合です。
しかしよく見たら台所中に芋の入った袋やら網やらがやたらとぶら下がっています。
「これはあーちゃんママにもらった男爵芋で…。」
いや、いいです。
説明を聞いているだけで夜が明けそうです。
台所から魔女とあーちゃんの会話が聞こえてきます。
「どうしてこんなにころっけなの?」「お芋は芽が出ちゃうと良くないからね、使っちゃうんだよ。」
芽が出たら取りゃいいしなにも今日全部使わなくても…しかしそこは大食らいの男兄弟を育て上げた魔女。
次から次へとコロッケが揚がっていきます。
ハイ出来上がり~。
テーブルの上は黄金色のコロッケで埋め尽くされそれが渦高く積まれています。
いくつあるんだ?
あまりの迫力に写真を撮るのを忘れてしまいました。
今日限定ならコロッケ屋さんが開けそうです。
ひとつ取り、パクリ。
うん、むまい。
しかしコロッケなんて久しぶりに食うなぁ。
と、食べ進めていきますが脅威のコロッケ軍団は一向に減る様子がありません。
魔女が「お兄ちゃん、もっと食べなさい」と言うのですが…。
私はもう3個ほどいただいておりまして35歳の胃袋にはこのくらいの炭水化物で限界かと…。
そしたらあーちゃんがてーっと来て「にいに、あーちゃんのつくったころっけおいしい?」だって。
うん、おいしいよ。
「じゃもういっこたべて。」
はい追加決定。
というわけで喉元まで芋を詰め込んで、お土産にこれまたたんまりとコロッケをもらって帰ってきたのでありました。
これなら今週…いや今月はこれで乗り切れるかもしれません。
なんてね。
ところでワタクシこの連休の最後の最後に激烈な頭痛に襲われ寝ております。
実家を出てくるぐらいからひどくなってきて。
なんだか頭がパンパンに張っているような気がしたので試しに血圧を計ってみたら上が123で下が96。
私の体型で最高血圧が123というのは低い方だと思いますが問題は最低血圧。
相変わらず高いです。
そして上と下の間隔が狭い。
血管に柔らかさがないってことですよね。
あたしゃあそのうち血管パーン!と行くかも知れません。
くわばらくわばら…。
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