月がとっても青いから。
「日本人なんだから季節と行事をもっと大事にしなさい。」
そう言って女房の母親が団子を持ってきてくれた。
そうか、今日は十五夜か。
午前中が雨模様だったのでどうなるかと思ったが夜には月が顔を出した。
見事な満月。
「仲秋の名月」とは昔の人はよく言ったものだ。
ウサギの餅つきも見事に見える。
そこに書院作りの違い棚のような形の雲が薄墨のようにかかり、これまた風流。
確かに日本人しかわからないわびさびだよなぁ。
それにしても改めてよく見ると月明かりと言うのは思った以上に明るい。
昔の人はまさか太陽の反射で光ってるなんて思わなかったろうなぁ。
満ち欠けを繰り返す月を見て、「月は生きている」と思ってもなんら不思議はない。
地球から一番近い星。
それはほかの星との大きさを見比べれば一目瞭然だ。
それなのに行った人はごく限られている神秘の天体。
なんでも明るい部分は何百度もあるのに暗い部分はマイナス何百度らしい。
寒暖の差は長野県もビックリである。
それにしても団子がうまい。
私は餅の類があまり得意ではないのだが雰囲気と相まって非常においしく感じる。
食べた分は全部身になって体重計の針を押し上げてくれるわけで、なにごともほどほどに。
いや、私の場合はかなり控えめにが正しいな。
節制、節制。
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