今年のハロウィン。
今年もよくワケの分からんこの行事がやってきました。
ハロウィン。
毎年子どもが家々を回り、「菓子くれなんだら暴れっど~ボケ~」とカツアゲして回るとんでもない行事です。
男が女からチョコレートをカツアゲするバレンタインと同じくらいよく分からん行事です。
そしたら魔女(私の母親)から「これからちび魔女がお菓子をもらいに参上します」とメールが来ました。
ちび魔女とは姪っ子のあーちゃんのこと。
それは大変。
うちにはあーちゃんにあげられるようなお菓子はありません。
さっきまであんなに「ハロウィンがなんだかんだ」って文句言ってたのにそそくさとお菓子を買いに出かけます。
しばらくしたらあーちゃんが「おかしをくれないといたずらしちゃうぞぉ!」ってやって来ました。
お菓子をあげたってイタズラするじゃん…。
しかしこれも毎年思うのですがお菓子かイタズラかってあまりにもムチャクチャな言い分です。
無着成恭先生もビックリです。
魔女が「あれ?ホントはハロウィンの時って何て言うんだっけ?さっきあーちゃん教えてくれたじゃん」と聞くと、あーちゃんも「なんだっけ?なんだっけ?」と悩み始めました。
あれだろ?
「トリック·オア·トリート」。
そしたら「え?なんだって?」と魔女。
わが母親ながら年々横文字に弱くなっていってる気がします。
だからトリック·オア·トリートだってば!
とりっく·おあ·とりーと!
「あーそうだ、それだ。忘れないように手に書いとこう。お兄ちゃんボールペン貸して」とそう言って何やら手に書き付けています。
そしたら魔女の手の甲にはこう書いてありました。
「トリックワートリット」。
…ダメだこりゃ。
私と22しか離れていない若い母親だったはずなのにさすがは60に近いオバチャンです。
違うって…と優しい長男坊は親切にもメールで「トリック·オア·トリート」と送ってあげました。
それからあーちゃんにお菓子をあげて今日のためにこれもさっき慌てて買ってきたカボチャの形をしたカボチャのパイをみんなで食べました。
でももう今年は「トリック·オア·トリート」なんて使わねーべ?
「ダメダメ!これからお殿様のところに行くんだから!」と魔女。
なんとこれから91歳の年寄りにまでカツアゲをかけるようです。
…かわいそうなジイちゃん。
でもあのジイ様はハイカラさんだから案外とハロウィンのこと知ってるかもね。
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