ただ今出店中!
たまには宣伝を。
今日ね、今の今、東京の豊島園で鉄道グッズの当たるくじびきブースを友だちの出店中です!
ほかにもいろんなイベントがあるからおヒマな人、鉄道の好きな人、出かけたい人、遊園地に行きたい人、生の管理人を拝んでみたい人…などなど。
ぜひ遊びに来てください!
ちなみに今回のくじびきははずれなしですぞ!
(追記:帰宅後)
1週間ほど前に急に友人の嵐パパにこう言われました。
「11月8日の日曜日、ヒマ?」
また急に…。
一応予定は入っているけれど内容によるよ。
「豊島園で鉄道フェアがあって…」
行く。
「オレ、まだ全部内容話してないけど…」
いや、行く。
鉄道フェアって聞いた時点で行く。
でも一応内容も聞いとく。
「鉄道フェアがあって、一緒にフリマに出店するはずだった先輩が急に行けなくなっちゃったんだよ。ホントは出店料がかかるんだけどこういう事態だからそれはオレが出すから手伝ってくんない?」
了解。
うーん、商売人の家系の血が騒ぎますなぁ。
せっかくですから女房も連れて行きましょうかね。
というわけで、今朝方、嵐パパが迎えに来たわけです。
その時間、午前7時半。
おいおい、イベントって何時からだよ…。
「でも、朝早く行くとさ、準備とか舞台裏が見れるし、ほかのブースのグッズ先に見放題だぜ。」
…早く車を出しなさい。
豊島園までぶっちぎりに早い裏道知ってるから。
ゴーゴー、出発進行。
豊島園につくと、なんと園内まで車で入れます。
そのまま会場にクルマをつけて搬入します。
こんな画が見れるのもイベントならではですね。
確かにほかのブースの人たちも出店準備の真っ最中。
なんかいいグッズあるといいな♪
今回は鉄道だけではなくバスのブースもあります。
だって「鉄道&バスフェスタ」だもん。
豊島園といえば西武。
都営もあるじゃん、って言ったそこのアナタ。
アナタの言うことは正しいがここはおとなしくしててくれ。
だって豊島園は西武グループだもん。
…っと話が脇道にそれたわい。
とにかく豊島園っていえば西武なの。
なので、出店してるバスも西武バス。
左の1台は上石神井営業所の所属で、右のもう1台は所沢営業所の所属。
わざわざ1台所沢から持ってくるなんざニクイね、どうも。
こないだの記事で、吉祥寺から保谷に行くバスが移籍したのが上石神井ですよ。
まさにピンポイントなのでちょっと嬉しくなっちゃいました。
ちなみに所沢のクルマの横にはこんなラッピングが。
この図は西武バスユーザーならだれもが見たことのある電車とバスの関係図で、昔から車内に貼ってあるんだけど、今は車体にこんなにデカく書いてあるのね。
これは確かに便利です。
今回は豊島園が会場ということで、子ども中心になるだろうとニラんだ嵐パパ。
子どもが喜びそうな電車のオモチャ系を並べました。
しかも今回は販売ではなく、くじ引きで当たった商品をプレゼントすることに。
これはなかなかスルドい。
確かにギャンブル性がある方が子どもがワクワクするわな、と子どもの射幸心をアオリまくるイケないオトナの私たち。
くじ引きの方法は、抽選箱からボールを3つ引いて、そのうちの2つの数字が合えば同じ番号の商品をプレゼント。
もちろん、当たらなくても残念賞の中から好きなものをあげますので「はずれ」はありません。
なかなか画期的なくじ引き方法。
私もその方法は今までに聞いたことがありません。
しかし…。
合わないことも多いので残念賞が飛ぶようになくなるのが欠点でした…。
もっともこれは終わってからわかったことなのですが。
さ、準備準備。
我々も開店準備をしなくては。
出店者証を首からぶら下げ準備は万端です。
しかし実は驚くなかれ。
この時点で値段の設定もまだだったのです。
「100円ぐらいかなぁ…。」
でも、今どきの屋台なら300円ぐらいは取るぜ。
あっちの輪投げは1回300円だったよ。
「じゃあ…200円?」
残念賞の箱の中を見たら結構いいものが入っています。
その中に電車の形の携帯クリーナーが入っていたのですが、これはほかのブースで400円で売ってました。
「そんじゃあ200円でも高くないかな?」
というわけで、めでたく1回200円に決定。
「じゃあさぁ、3回で500円にしようよ。」
おお!
それはぐっとあいであ。
UFOキャッチャー方式ですな。
結果、この500円作戦は大成功!
この少子化のご時世。
一人っ子が多いのでパパとママとお子ちゃんで1回ずつ引く家族連れが多かったのです。
私の接客にも熱が入ります。
くじびきくじびきくじびきだぁ!
1回200円、500円なら3回引けちゃうよぉ!
外れても賞品はあげますよ!
さ、ご利用ご利用!!!
「お前、ホントに事務職のサラリーマンにしとくのもったいないな」と嵐パパ。
よく言われます。
最初のうちは3ついっぺんに引いてもらっていたのですが、途中から1つずつで3回引いてもらうことにしました。
そうすると2つ引いた時点で私が、この数字のどっちかが出たら大当たり!賞品あげちゃうよ!と言うといやがおうでも盛り上がり子どものドキドキ感も増すのです。
もちろん大人もドキドキです。
どきどきキャンプです。(今初めて知ったんだけど、どきどきキャンプって私のおともだちの桜井ちひろちゃんと同じケイダッシュだったのね。)
ジャックバウアーです。
こういうイベントなので小さいお友達だけではなく大きい友達も多いのですが、そこはやさしい目で見てあげることにしました。
こんなのは鉄道高校の3年間で慣れっこです。
今回のイベントでは会場の周りを蒸気機関車が走っています。
なりは小さくても、石炭をたいて走る本物の蒸気機関車です。
サイドに「新機区(にいきく)」と書いてあったので、以前にNHKの「熱中時間鉄分補給スペシャル」の収録の際にご一緒した方ではないかと思います。
ちなみに今日は釜のご機嫌がイマイチらしく、もうもうと煙をはきながら進んでいきますが、写真を撮る方としては、この方が雰囲気が出ていて助かります。
ちなみに当然ここは遊園地の中。
後ろにはジェットコースター。
蒸気機関車とジェットコースター。
なかなかシュールな画だと思いますが…。
開店してしばらく子どもは来ません。
…こんな早い時間に来るのは大きなお友達だけです。
もう少し、午後になるくらいだよね、子どもたちが来るのは。
その後、お昼前になりけっこうなお客さんの数が来ました。
もちろんほとんどが子どもで、嵐パパの読み大当たり。
お見事。
さて、お昼です。
おなかも空いたので私が買い出しに出かけました。
その間に、おととい一緒に飲んでた高校時代の同級生で西武線の車掌をやっているYくんが明け番で駆けつけてくれました。
私はその場に居合わせなかったのですが、おとといの今日なので、嵐パパも久しぶりにYくんを見て「お前、どうした~!!その頭!!」っていうのが第一声だったそうです。
もちろん女房もビックリです。
でも、お客さんは結構来てくれて私の呼び込みと接客にもさらに熱が入ります。
「お前、ホントにサラリーマンにしとくのもったいねーな。道間違えたんじゃねーか?」とYくんに言われました。
ええ、よく言われますとも。
つーか、さっき嵐パパに言われました。
そしたらYくんが「Sもいるぜ」だって。
おおSくん。
彼も西武線の車掌をやっている。
電話ではよく話すけど会うのは久しぶりだなぁ。
どこにいんの?
「フライングパイレーツの2階で模型コーナー出店してるよ。」
さすがはSくん。
昔から模型好きだったもんなぁ。
鉄道高校のうちのクラスで唯一鉄道研究会に入ってただけあって、筋金入りの鉄道好き(略して鉄筋)だったもんなぁ。
「あとね、2階には模型のほかに前サボの展示やってるよ。」
それを早く言いなさい。
私はフライングパイレーツにすっ飛んで行きました。
今年は吾野まで走っていた西武池袋線が西武秩父までの秩父線として延伸してから40年になるそうで、その関連の展示がありました。
まず目に入ったのはこのポスター。
池袋から西へ奥武蔵山脈を貫いて秩父へ直進83分。
このポスター、不思議と古さを感じさせません。
40年前のものとは思えないデザインです。
今でも十分通用する気がします。
私は前々から思っていたのですが、西武線が秩父に与えた影響は計り知れないと思うわけですよ。
だって、西武線がなかったら秩父鉄道で熊谷に出て、そこから国鉄に揺られないと東京には出られなかったわけです。
それが池袋まで83分ですよ!
一気に東京都の距離が縮まったわけです。
西武線があるのとないのでは東京から秩父までの距離は比べ物になりません。
ちなみに私の好きなTHE ALFEEの桜井賢さん(ヒゲでサングラスの人)も秩父市(当時は秩父郡荒川村)出身で、東京の高校に進学するのに西武線で上京したそうです。
西武線がなければ今のTHE ALFEEは存在しなかったかもしれないのです。
…大げさな。
でも、このあたりのメリットはなんとなく京王線が開通する前と後の橋本と似たようなイメージと似ている気がします。
同じガラスケースの中に「急行奥武蔵」のヘッドマークがあります。
懐かしい!
昔、西武秩父に行く快速急行がこのマークを付けて走ってました。
確か日曜日だけだったと思います。
西武沿線の小学生は飯能から秩父方面に遠足に行って山登りに行くので、このヘッドマークを見ると「遊びに行く」ってイメージがありましたので、行楽に行く人を羨ましく思ったものです。
今の快速急行は所沢~飯能間で小手指と入間市にも停車しますが、当時の快速急行はノンストップだったため、秩父に行った帰りに狭山ヶ丘に住んでいた友だちがホームを通過するのを車内から見ながら「あ~…」って嘆いてたことを思い出します。
(ちなみに急行は所沢から先が各駅停車ですので、当然狭山ヶ丘にも止まります。)
他にはこんなヘッドマークも。
私が子どものころにはこの後の代のヘッドマークにデザインが変わってましたので、このヘッドマークはよく知りません。
知りませんが、おくちちぶ号はよく知っています。
昔は特急レッドアロー号は池袋線を走るものであって、新宿線には走っていませんでした。
その中で、新宿線を日曜日に1往復だけ走っていたのがおくちちぶ号でした。
今では新宿線にも普通に「特急小江戸号」が走っていますが、当時、新宿線沿線の子どもにはレッドアローというのは羨望の的でした。
ここの解説にも書いてありましたが運行区間の書いてあるヘッドマークっていうのは珍しいですね。
他には、ごらんください!
この素晴らしい前サボの数々!
前サボというのはですね…。
元々は「サイドボード」の略で、昔は電車の側面に「東京⇔大阪」みたいな看板がついてたでしょ。
あれを「サボ」って言うんです。
そんでこれは電車の前に付いているから「前サボ」と。
前に付いている時点で「サイドじゃねーじゃん。」って言ったそこのアナタ。
アナタの言うことはまったく正しいがここはおとなしくしててくれ。
この前サボ懐かしい!…って言いたかったんだけど、さすがに私が子どものころはもうすでにビニール製の方向幕になってました。
ここにある前サボを懐かしがるのは、私のオヤジの世代ではないかと思われます。
私が子どもの頃は急行は赤色、準急は緑色だったのですが、この当時はどちらも赤色になっています。
見たところ、急行を半楕円形で、準急を円形であらわしていたのでしょう。
飯能の「飯」の字が特徴的であります。
こちらは現在の拝島線、多摩湖線の部分になります。
成増になります。
成増は東武東上線になります。
あ、うるさいですね。
拝島線は、開業当時は玉川上水までしか伸びていなくて「上水線」と呼ばれていました。
その後、拝島まで延伸開業し「拝島線」と名前を変えました。
今では、新宿線、池袋線とともに幹線に数えられるぐらい立派な線区に成長しており、10両編成での運転も実施されています。
実施されてはいるのですが…。
拝島線て、いまだに一部単線なのよね。
昔は本川越の手前も単線だった気がするんだけどあれは解消されたのかしら?
この拝島の「拝」の字にも特徴がありますね。
ちなみに横に並んでいる多摩湖駅は現在の西武遊園地駅のこと。
私が子どものころに改称されました。
なので、この看板は今では「拝島・西武遊園地ゆき」ということになりますね。
こちらには「準急豊島園ゆき」と「急行西武秩父ゆき」と「準急西武秩父ゆき」。
準急豊島園ゆきってありましたよね、最近まで。
途中、練馬だけに止まるんです。
池袋線をそのまま走る準急は練馬を通過していたのですが(現在は停車)、豊島園ゆきの準急だけは練馬に止まったのです。
準急西武秩父ゆきはもちろん、急行西武秩父ゆきも現在ではないですよね。
現在は飯能で分割運転をしているため、西武秩父ゆきは各駅停車しかありません。
もし急行があっても所沢から先は各駅停車なので急行を設定する必要がありません。
でも、私の子どものころは日曜日だけだったかも知れませんが、池袋から直通する急行西武秩父ゆきの運用があったような気がします。
準急なんか池袋を出た次の石神井公園から各駅停車ですから西武秩父までそのまま行ったら気が遠くなりそうです。
この前サボは萩山駅で使われていたもののようなので、萩山で種別を変更するのに前サボを取り替えていたのでしょう。
左上に電略(駅名を表す略号)が書いてありますが、左のシンは西武新宿でしょう。
そうすると右のタコは多摩湖?
数字が書いてあるのでこれは種別を表しているのでしょう。
2は準急だと思いますが、1は各駅停車でしょうか?
もっと違う種別だったりして。
裏も見せてくれ!
この前サボ全体に言えたのですが、ぜひ表裏両面を見たかったです。
残念。
こちらには急行西武園ゆきの前サボがあります。
なぜか英語も併記してあります。
当時、西武沿線には米軍施設がけっこうあったので、西武園の近くにも米軍施設があったのかもしれませんね。
そんでこちらは珍しい西武立川ゆきの前サボ。
拝島線は、玉川上水から西武立川で終点になることもなく一気に拝島まで開通しちゃったので、西武立川が終点になっていたことはないはずなのですが…。
これもなにか米軍に関係しているんでしょうか?
立川基地への引き込み線があったとか…。
そうです。
これですよ、種別板は。
ああ、かっこいい。
昔の西武線の方向幕には種別のものがなかったので、こうして種別をぶら下げて走っていました。
しかも、けっこう最近まで方向幕を回すのは手回しだったはずです。
ああ、これカッコイイ。
欲しい。
ちなみに、この種別番をぶら下げるとこんな感じでした。
当時のポスターが貼ってあったので写真にパチリ。
そうです!
これです!
これこそが西武線です!
秩父の山道を登るため強力なモーターとブレーキを内蔵し開発された101系です。
そして今では考えられない秩父線内の10両編成運転を見せてくれています。
カッコイイ!
私が子どもの頃ずっと見ていた西武線はまさにこれでした。
そして、特急レッドアローも当時の写真が。
いい!
やっぱり特急は5000系だね。
今の小江戸号の10000系にはないなにかの良さがあります。
ヘッドマークが先ほど紹介した古いタイプのものなので開業したばかりのものと思われます。
4両編成なのがポイントですね。
でも、Sくんの姿が見えません。
おかしいなぁ。
あきらめてテントに戻ると、そこにSくんがいて嵐パパとしゃべってました。
おーSちゃん久しぶりだねぇ!
しばらく嵐パパと3人で話した後、Sくんは模型コーナーに帰って行きました。
最後にバスをもう一度と思って見に行ったら、たまたまジェットコースターが来ましたのでパチリ。
脂の乗った路線バスとジェットコースター、お好きな方にはたまらないかと…。
近くに西武バスの人がいたので、行き先なんかは表示したりしないんですかね?
LEDで。
なんて聞いたら、「昨日から止めっぱなしなんでバッテリーが心配なんですよ。」だって。
たしかに。
「でも、帰る直前でエンジンかけてからでしたら関係者の方のご希望に少しは答えられるかと…」
マジっすか!
じゃー私は吉祥寺駅から武蔵関駅入口経由で新青梅街道を爆走し保谷駅まで至る1時間に1本しかない吉65が見たいのですが~!!
と思ったのですが、どう考えても我々のほうが帰るのが早いので泣く泣くあきらめました。
ちなみにバスの前に立っているカップルがうるさかった(邪魔だった)んですが、この2人まだ付き合って日が浅いらしく、手もつないでませんし、ごらんのとおり微妙な距離感。
彼の手には明らかに鉄道フェスタで買ったと思われる本。
それを彼女に見せながら何やら説明をしています。
多分今日も「豊島園にいかない?」とか誘って、こういうイベントとかに来て「オレ、実は鉄道が大好きなんだよねぇ」ってカミングアウトしてるんでしょう。
彼女も説明されてもわかんない…そんな感じでほほえましいです。
がんばれ、既婚者の鉄道マニアはみんな一度は乗り越えてきた道だ。
うちはそんなことなかったけどね。
女房が最初から乗り物マニアだったから。
このバスの向こう側に特設ステージがあって、スーパーベルズと、昨日のNHKの収録でご一緒したカシオペアの向谷実さんが出演していました。
向谷さんは放映前の番組のネタバラシを思いっきりしてました。
いいのかな?
いいのか。
ちなみに、一日通して100人以上のお客さんが来てくれたようでけっこうな収益になったようです。
収益はぜんぶ嵐パパのもの。
そりゃそうです。
出店料だって嵐パパが出してるんだし、賞品の仕入れもぜんぶ嵐パパがやったんですから。
私は売り子をやっているだけで満足でした。
…ん?
ということは、嵐パパは資本家で、わたしは労働者階級ですね。
いつの間にやらそういうことになっていたようです。
いつの世も資本家が勝ちますなぁ。
ひとりで団結して労働組合でも作ってやろうかしら。
で、賞品も売れたのでさぞや荷物が減っているだろう、と思いきや私が新しい路線図を仕入れてきちゃったので、結局なぜだか来る時よりも荷物を増やして家路についたのでした。
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