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2009年11月25日 (水)

すぎ丸のウワサ話。

最近では、東京都内でもその自治体の運営するいわゆる「コミュニティーバス」というのが増えている。
多くの場合はリエッセやポンチョといった小型のバスにオリジナルのラッピングを施し、個性をアピールしており、運営は路線バス会社に委託している。

その運営会社も様々で、港区はなぜだか、富士急行の子会社である「フジエクスプレス」が受託している。
なぜ富士急行なのかと思ったが、芝浦に車庫があったりして実は港区とは関係が深いのだ。

東京では武蔵野市の「ムーバス」がパイオニアであり、これが大成功をおさめたことにより他の自治体も続々と参入を始めた。

杉並区の「すぎ丸」もその中の一つで古参の部類に入るだろう。
既存の2路線に加え、西荻窪にも新規路線を開業し、合計3路線、1回100円と一般の路線バスの半額であるにも関わらず、立派に黒字運行を続けているそうな。
たまに見かけるけど、路線もかゆいところに手が届いているし、いつもたくさんの乗客を満載しており、黒字運行もなるほどと納得できる。

ところが…。
ある筋から漏れ聞こえてきた話によると、どうも新規路線である西荻窪~久我山線(通称はかえで路線。)の評判がどうもイマイチらしい。
特に多いのが「運転が荒い」「まだ降りてないのにドアを閉められた」などなど、主に運転関係の苦情。

なぜかと思って考えてみたら、既存の2路線は京王バスに委託していたのだが、新規のかえで路線はトロピカルに委託したのが原因らしい。
杉並区内に勤めている女房に聞いてみたら「知ってるよ、地元じゃ有名な話みたい。こないだなんかの新聞にも載ってたなぁ…」とのこと。
あー、受託者がトロピカルなのかぁ。
ちょっと納得。

自治体も一つのバス会社に委託するわけにも行かないから、その運行エリアで大きなシェアを持っているバス会社に委託するのよね。
関東バスは夏になると金のネックレスやブレスレットをした運転士が開襟のシャツにサングラス姿で運転することからトロピカルと呼ばれており、丁寧とは対極の評価で地元じゃ昔からちょいと有名だ。

西東京市の「はなバス」もトロピカルに運行を委託している自治体のひとつだが、乗客が「いつもは関東バスに乗っているけど、はなバスは関東バスと違って運転が優しくていいですね」と運転士に感想を漏らしたというシャレにならない逸話も残されている。
運行をトロピカルに委託しているのだから、運転士も当然トロピカルの人間である。

私は既存の2路線には乗ったことがあるのだが、かえで路線には乗ったことがない。
今度乗ってみよう。
楽しみなような、不安なような…。

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