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2010年1月25日 (月)

平成22年の初場所を振り返る。

私のケータイは、なぜだか「どる…」まで入れると予測変換で、「ドルゴルスレン」と出てくる。
でもなぜか「ダグ…」と入れても「ダグワドルジ」は出てこない。
でも、ドルゴルスレンだけでも出てくるのがナイスよね、と我ながら思う。
ドルゴルスレン・ダグワドルジ。
え?
ご存じない?
日本人の常識でしょうが。
ドルゴルスレン・ダグワドルジは朝青龍の本名ですよ。
…あ、常識じゃなかった?

今場所は朝青龍が見事に優勝。
場所を通じてなかなかいい取り口でした。
かいなひねりは…まあ、いいや。
でも、琴欧州を投げ飛ばしたあの取り組みは見事!
あんな素晴らしい決まり手久しぶりに見た気がする。

…というよりも白鵬が負けすぎましたな。
運が良ければ3敗ぐらいでも優勝はできるかもしれないけど、朝青龍の調子が万全ならばそりゃムリでしょう。
ちなみに白鵬の本名はムンフバト・ダヴァジャルガル。
覚えとくとそのうち役に立つかもしれない。
…立たないか。

ほかに今場所で印象に残ったのは魁皇の通算勝ち星の更新かな?
すごいよね。
数少ない私より年上の関取だ。
それまでの最多勝保持者だった千代の富士を抜いて史上1位。
すごいなぁ。
先代の大関貴ノ花(貴乃花親方の父親の方ね)が名大関って言われたけど、それなら魁皇は超大関だね。
これはスゴいよ。

でも一番印象に残って、しかも残念だったのは千代大海の引退だね。
もうね…もったいない!
あの体格でねぇ…。
しかも素質もピカイチで、九重親方(前出の元横綱千代の富士)が、「アイツの才能が10だとしたらオレなんか3ぐらいだぜ。稽古さえすりゃあなぁ…」と引退直後にこぼしたそうである。
そっか…稽古しなかったのか。
私がテレビで見ている時は体を鍛えているシーンが多かったからてっきり稽古のムシなんだと思ってた。
だからこその体格かな、と。

でも、私がテレビで見てたのはいつも筋トレをする千代大海だったんだよね。
相撲って不思議なスポーツで、筋トレとか科学的なトレーニングをするだけじゃダメなんだよね。
てっぽうとか四股とかぶつかり稽古とか。
そういう昔からの伝統的な稽古をしないと強くなれないのだ。
伝統と格式にこだわりすぎるな、という意見もあるけれど伝統的な稽古をしないと強くなれないんだから仕方がない。
そこが相撲取りが力士(りきし、または、ちからひと)と言われ、相撲が角力と言われる所以なんだろうな。
なんせ、相撲は国技なくらいで元々は神事で相撲取りは神様の身代りって言われてたんだもん。

でもね…。
もったいない。
ホントにもったいない。
いえね、千代大海のことですよ。

33歳。
まだ若い。
人生はこれからだ。
今後は親方として後進の指導に当たるそうな。
そう聞いた時にはホッとした。
若い人の相撲離れが顕著だからである。
タレントになったりプロレスラーになったり。
私はプロレスが好きだけど千代大海にはそうはなってほしくない。
「自分が大関になれたのは師匠のおかげ」、引退会見で千代大海はこう言った。
その気持ちを忘れずに若い人への情熱を燃やし、後進の育成に夢を持てるような、そして若い相撲取りに夢を持たせられるような指導者になってほしい。

それにしてもお疲れさまでした。
ケガに泣くことも多かった現役生活でしたね。
千代大海関、本当にお疲れさまでした。

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