「才」っていう単位、知ってますか?
3月といえば引っ越しシーズン。
愛犬ピノコとのお散歩中に、そんな現場に行き合いました。
よく見ていますと、新品の家具もあるらしく、段ボールにくるまれています。
そこの表示に「0.8才」とか「0.4才」と書かれています。
実は、この「才」という表示、前から気になっていたのです。
気になったら調べずにはいられません。
そこでヒマそうに(…失礼)していた現場監督らしき人に聞いてみる(要は引っ越しの邪魔)ことにしました。
その方はホントにヒマだったらしく、「よくぞ聞いてくれました」とばかりに張り切って答えてくれました。
どうやら私と同じような性格だったようです。
「カンタンにいうと一辺が30センチの立方体の大きさを1才って言うんです」
へぇ!
「もともとは尺貫法で一辺が1尺の立方体のことを1才って言ってたんですよ。今では一辺30センチのことなんですけどね。」
なるほどなぁ…。
「昔の日本は国に分かれてましたよね?その規模を示す『石高』ってわかりますか?」
あぁ、あの「加賀百万石」とか「埼玉銘菓十万石まんじゅう」の「石」ですね?
「実は、あの石の10分の1が才なんです。つまり10才で1石になります。」
えぇっ!
そうなんですか?
石ってのは聞いたことがありましたけど才ってのは聞いたことがなかったですねぇ。
「そうですねぇ。いまは単位が石になっても20才とか100才って言っちゃってますしね。運送業者しか使わない単位だと思いますよ。」
道理で聞いたことがないわけですね。
「トラックでも2トンならなん才、4トンならなん才という風に決まっているんです。なのでこの才という単位で計算してトラックの配車を決めるんですよ」だそうです。
なるほど、そんな単位があったのですね。
なんか今度聞かれたときに「オレ知ってるぜぇ」って自慢できそうです。
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