寝ずの番。
お義母さんが亡くなってからもうすぐ1日が経とうとしています。
なんだかエラい長い一日で、ずいぶん前のような気がしています。
お義母さんはとても安らかな顔で、声をかけたら本当に目が覚めそうです。
「普段通りに普通に送り出してほしい」というお義母さんの遺志でお通夜もお葬式もしません。
今は大好きだった自分の部屋のベッドの上で眠っています。
荼毘には明日付すことになりました。
今日はお義母さんと同じ時期に会社にいた懐かしいメンバーが弔問に来てくれました。
その当時は私も一緒だったので久しぶりに同窓会気分で盛り上がりました。
中にはもう会社を卒業した人もいてわざわざ訪ねて来てくれました。
お義母さんの思い出話に花を咲かせ、「ワイワイやればきっと起きてくる!」と騒ぎました。
「あの頃はくうみんがお義母さんと家族になるなんて考えもしなかったよなぁ。」
本当に人生というのは数奇なものです。
縁が縁を呼び、縁でつながるものですね。
そうでなければあたしゃあここで皆さんにお酌したりしてませんがな。
若い頃の所業の数々をすっかり家族にバラされ、時間の都合もあるのでお開きにしました。
お義母さんは、今日は一日うちにいます。
普通で言えばお通夜は今晩(日付が変わってるから次の夜ってことね)なのですが、その前日であるいわば仮通夜にあたる今日も一晩中線香番を立てることにしました。
もちろん私がその線香番で女房と女房のイトコのサチと3人で交代で当たることにしました。
でも…。
眠い。
さっき盛り上がっちゃったからな~。
そうだそうだ。
こないだ探してた落語の「やかんなめ」、見つかってダウンロードしたんだよなぁ。(小金井の中の人さん、ありがとうございました!)
あれ聞けば眠気も覚めるかなぁ。
…と思ったのですが、聞けば大爆笑することは決まっています。
あまりにもお通夜に似つかわなさ過ぎます。
ダイエットしながら「美味しんぼ」を読むようなもんです。
実行前に気づいてよかったです。
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