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2010年7月17日 (土)

やってちまいまいた。

前にも書きましたが、生意気にもワタクシはiPodtouchなどというものを持っています。
使い始めて1年。
なんだか最近充電がなくなるような気がしてしかたありません。
充電が満タンになるのも早いです。
バッテリーの寿命かな?
そういえば渋谷にアップルストアがあったなぁ。
あそこに持ってって見てもらおうかな…。

渋谷には他にも用事があったので、ついでに行ってみることにしました。
クルマだったので、提携の駐車場があるかと思い、道玄坂のあたりでクルマを停めアップルストアに電話してみました。

プルルルル…。
自動応答でした。
しばらく待ってみましたが…。
「スタッフが全員電話で対応中です。」
んなことあるかいな。
なら接客はどないすんねん。
私は駐車場があるかどうかだけを聞きたかっただけなのです。
「ありません」のひとことでもよかったのです。
結局電話は保留音が流れ続け私の用件は何ひとつ果たすことができず終わりました。

しかもフリーダイヤルではありません。
ケータイでなにもしないで15分つなぎっぱなし。
いったいいくらの通話料がかかったのでしょうか?

そういえば保留中に「1」を押すとテクニカルスタッフにつながるって言ってたな…そう思い懲りずにもう一度電話してみました。
今度はすぐにつながりました。
出てきた兄ちゃんはいかにもマニュアルを読みながら対応しているようなタイプです。

最初にシリアル番号を言ったらすぐに私の情報が出てきました。
さすがはアップルです、と感心してしまいました。
どうもバッテリーが弱いみたいなんですよ、お店に行ったら交換してもらえますかねえ?
そしたら「その店舗でお買い上げになったものでしたらすぐに交換できます。」
なるほど、シリアル番号で買ったお店まで分かっちゃうんだ、すごいね。
「いや、分からないです」

は?
だって今…。
私のはもらい物だからどこで買ったかは分からないんだけど、シリアル番号でわかんなかったらお店ではどうやって見分けるの?
「それは分からないです。」
ならなぜ言い切った?
テクニカルスタッフがそんなに簡単に「分からない」なんて言葉を使ってくれるなよ。

あなたはその店で買ったものならば即日で直せると言ったよね。
でもお店ではそのお店で買ったものか判別はつかないって言ったよね。
ホントにどうやって見分けんのよ?
「それは領収書とかをお持ちいただいて…」
領収書って…お前は年金か!
だいたいプレゼントでもらったって言ってんだから領収書があるワケがないだろう。

それでも渋谷の店は分かるの?
「分かるかどうか分かりません」。
あのなー…。

ここで話してても埒はあかない。
もういいよ、店に行ってみるから。
「ご来店の際の予約はしてありますか?」
は?予約?
そんなもん予約制の存在自体知らないのにしてるわけないじゃん。

そしたら調べてくれたんだけど「早くてあさってです。」だと。
あ~↑??
いまアタシは渋谷にいるんだよ!
だからついでに寄りたいの!
じゃあ、行ってみても話も聞いてくれずに門前払いなの?
「その可能性もありますがわかりません。」
…だろうね。
キミに聞いたオジサンがバカでした。

あとは他には方法あるの?
「ネットでお申し込みいただければヤマト運輸がご自宅まで取りに伺い、直ったら返送します」だって。
うーん、そうゆうことじゃないんだな。

あのね。
なぜ私が店に行くことにこだわるかというと、その場で直してほしいからなのよ。
その場で電池換えてくれるかもしれないじゃない。
直すのをお願いすることはかまわないんだけど、スケジュールをすべてiPodtouchで管理してるのね。
だから、少しでも手放したくないのよ。
修理に出してる間のスケジュールもわかんなくなっちゃうし。
その間に未来日に予定が入ってもメモるところないわけじゃん。

ところが、この兄ちゃんにはその微妙なところがわからない。
こりゃ、もうどうしょうもない。
まさに「お話にならない」。
じゃあ、店に行ってみるよ、って電話を切りました。
…ホントにマジで私のケータイの通話用60分間分の通話料を誰か返してくれよ~。
それでもなきゃフリーダイヤルにしろよ、頼むから。

渋谷のお店は、話題のiPad効果もあるらしく、ずいぶんな混雑です。
この時点で気の短い江戸っ子かなり鶏冠に来てます。

1階は新製品のiPadを中心とした製品がならんでいます。
でも、故障したときはこちらへとか、どこに行けばいいというような案内がまったくありません。
隅っこのテーブルではワークショップを行っています。
昔から思うのですがアップルって、アップルを知ってる人にはすごくフレンドリーなんだけど知らない人にはとことん冷たいですね。

1階のスタッフは客に掛かり切りで話しかけられる雰囲気じゃない。
なんか2階に上がる階段があったから取りあえず上ってみたらなんだかカウンターがたくさん。
あぁ、修理はここかな。

そしたら、近くにお姉さんがいました。
このお姉さんは話しやすそうです。
取りあえずさっきまでのこの60分間の出来事を話し、非常に立腹していることを素直に伝えました。
もちろん、このお姉さんに当たる気はサラサラないし、話しやすそうな雰囲気を持っているだけで苦情係になったのではお姉さんもいい迷惑だし、何より気の毒です。

そしたら、お姉さんはえらく恐縮してくれて(まぁそうだわな)素晴らしい接客をしてくれました。
予約の隙間の時間ができたら相談できるように取り計らってくれました。
欲を言えば、フロアでどう見ても困ったようにウロウロしてたんだから、こっちから声をかける前にだれかフォローしてくれてもいいと思うんだけどね。
まあいいや。

カウンターから名前を呼ばれたので行ってみました。
「くうみ様」と名前は間違っているけれど、ここを笑って許すのがオトコだ。
オトコは「漢」と書き、「許す」は「赦す」と書けばカンペキだ。

カウンターにいたお兄さんにバッテリーが弱くなってるような感じがする旨を伝えました。
そしたらお兄さんは「何だよ、そんなこと?早く言ってよ、貸してみ。」ってな感じでiPodtouchをパソコンにつないで調べてくれました。
重ねて言いますけどね、アップルのスタッフは話してみれば優秀なスタッフだし、みんな気さくなのです。
ただ、そこまで行くのが取っ付きにくいのです。
田舎モンのヒガミかもしれませんが。

そしたら、アプリが3つクラッシュしてしているようなので、パソコンにつないでiTunesと同期を取った方がいいこと、バッテリーは性能が50パーセントを下回ると交換した方がいいけど今はそこまでの状態ではないことを教えてくれました。
もう少し詳しく調べるならお預かりもできますよ、とも言ってくれました。
でも預けるのは本意ではありません。
手元に置いておけない期間が発生したら困るから。

ちょうど、そのときに本来予約したお客さんも来ました。
私はさすがに割り込みで長居をするほど厚顔無恥ではありません(と自分では思っています)。

お兄さんによくよくお礼を言ってその場を辞しました。
そしたらさっきのお姉さんがまた来てくれて「どうでしたか?」って聞いてくれました。
言われたことをそのまま伝えました。
電池を交換して欲しかったんだけどね、それはまだいいみたい。

そしたらお姉さんが核心をつく一言をくれました。
「バッテリーを外して交換するのではなくて、本体自体を交換するんですよ。本体からバッテリーを取り外すことはできないんですよ」だって。

え?そうなの?
今日一日いろいろウロウロしたけど、それが聞きたかったんだよ!
そしたら私だって修理の間は手放したくない、なんて言わないよ。
だって、本体を交換しなきゃいけないならそれは預からなきゃできないよねぇ。

大変勉強になりました。
私はお姉さんにご迷惑をおかけし、また不愉快な苦情を申し上げたことを詫び、深々と頭を下げてお店を後にしました。

でも、これでアップルに訪問する作法が分かりました。
まず予約。
これは鉄板ですね。
あとはまぁ行ってみれば何とかなりそうです。

アップルって、マニアックな人が使っているイメージが強いので、ろくすっぽ知らない自分のような人間が行ったらバカにされるんじゃないかと思っちゃいますよね?
それは私も同じことを思っています。
でも、それは全体の雰囲気の話であって、それぞれのスタッフはちゃんと話を聞いてくれますよ。
勇気を振り絞って話しかけてみましょう。
…でも、そんな勇気が必要でなくても気軽に来店できる雰囲気があることだとは思うんですけどね。

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