なんだかもう言葉にできません。
今日は下北沢と渋谷に用事があって、移動に井の頭線を使いました。
その車内でのこと。
優先席ってあるじゃないですか。
昔のシルバーシートね。
井の頭線て4人掛けなんですよ。
そこに、高校の制服を着た男子2人と女子2人が座ってました。
車内は、立ち客がパラパラいて私もその一人。
お年寄りとか優先席を必要としてる人が周りにいるわけじゃないんですけどね。
そこに座ってね、ケータイいじってるんです。
別に不良でも何でもなくて、どちらかと言えばおとなしそうな子たちでした。
男子は男子同士、女子は女子同士で座っていてお互いは彼氏彼女ではないのか、清いグループ交際なのか、とにかく普通の高校生なんです。
でも、立つ気はないんですね。
別に高校生が優先席に座っちゃいけないとは申しません。
ただ座る必要はないのではないかと思うのです。
ましてやほかに席が空いているならまだしも、ふさがっているなら座っている必要はないと思うのです。
しかも優先席。
「ケータイの電源をお切りください」って書いてあるワケです。
優先席とケータイの電波の影響を論ずる気はありませんが優先席であればそれ相応の気を使うべきです。
高校生ったって日本語は読めるワケだし、車内アナウンスも入っているワケだから。
それを見ていてね。
なんだか、怒る気は起きなかったんです。
もう、それを通り越したんだか悲しくなっちゃってね。
残念な気持ちでいっぱいになりましたよ。
ちょっとね、ガラの悪い子たちなら、悪い言い方かもしれませんがある意味「あきらめ」がつくワケですよ。
かえって、この子たちが普通の子だからこそ残念だったんです。
この子たちは気づきもせずに常識の範囲内の行動として普通にこうしてるんです。
もう、悲しくなっちゃいましたよ、ホントに。
残念です。
こうゆうことが目につくってのはトシなのかな。
大人にならなきゃ気付かないことってのはたくさんあります。
「気づく」ってゆうのは能力の一つですから経験が伴わないといけないこともたくさんあるんです。
それはわかります。
でも、高校生だって気づくことは必要ですし、大人になるのに準備だってあるんじゃないかと思います。
以前にテレビでお年寄りが、「自分たちは一生懸命働いてきたはずなのに、今の世の中を見ると『こんな世の中しか作れなかったのか、自分たちの頑張った結果はこんなものだったのか』と思うと悲しくなる」と言うのを見たことがあります。
その時はよくわからなかったけど、今になるとその気持ちがちょっぴりわかる気がしました。
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