今度は八百長騒ぎですか。
私は案外と好角家である。
それなりに相撲の知識はあり、取り組みも興味のあるものはひとまず見ている。
大相撲界は、先日から(まあ、昔からあるけどよ)いろいろな問題が噴出し、こないだ出直しを誓ったばかりのはずなのに。
今度は八百長で、しかも金銭のやり取りがあったという。
弟子を「かわいがり」すぎて死なせたり、野球賭博に関わったり、大麻をやるといったりする事はもちろん悪い。
しかし、自分の仕事である相撲をネタに八百長を行うというのはとんでもない事である。
職業倫理の問題で、なんとももう言葉にならない。
まぁ、八百長のウワサは昔からあったにはあったけどさ…。
いや、「あったらしいけどさ」、にしておこう。
ところで、「八百長」とゆう言葉は人名が由来というのをご存知だろうか?
ウィキペディアによれば…、
八百長は明治時代の八百屋の店主「長兵衛(ちょうべえ)」に由来するといわれる。
八百屋の長兵衛は通称を「八百長(やおちょう)」といい、大相撲の年寄・伊勢ノ海五太夫と囲碁仲間であった。
囲碁の実力は長兵衛が優っていたが、八百屋の商品を買ってもらう商売上の打算から、わざと負けたりして伊勢ノ海五太夫の機嫌をとっていた。
しかし、その後、回向院近くの碁会所開きの来賓として招かれていた本因坊秀元と互角の勝負をしたため、周囲に長兵衛の本当の実力が知れわたり、以来、真剣に争っているようにみせながら、事前に示し合わせた通りに勝負をつけることを八百長と呼ぶようになった。
ということである。
意外な事に、この由来となった八百屋の長兵衛は別に相手に勝たせて気持ちよくさせるだけで、決して悪い人ではなかったのである。
むしろいい人だったのだ。
話を元に戻して…。
大相撲は本場所(春場所)が中止になるという前代未聞の事態になった。
相撲協会の放駒親方はこう言った。
「膿を出し切るまで本場所を開く事はできない。」
膿は出し切ったはずではなかったのか?
では、膿は出し切れる事はないのだから、今後永遠に相撲の本場所が開かれる事はないのではないだろうか。
相撲ファンはみな、こんな不安を抱いているのである。
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