東京メトロと都営地下鉄の共通化。
ひと月ほど前のことですが、東京メトロと都営地下鉄の経営の統合を見送ったというニュースがありました。
統合はできないけど、サービスの向上は図ると。
東京地下鉄(東京メトロ)と都営地下鉄の経営統合を協議してきた国土交通省と東京都などは、統合についての結論を見送り、乗り継ぎの際の利便化など、サービス改善を優先的に進める方針を固めた。
今週中にも協議会を開催して正式合意する。都が「サービス改善の前提として必要」としてきた経営統合だが、都営地下鉄が多額の債務を抱えていることなど課題も多く、今後、さらに議論を進める。
東京メトロ(9路線、1日の輸送人員630万人)と都営地下鉄(4路線、同230万人)の経営統合は、都側が「利用者の利便性向上」を理由に提案。東京メトロ半蔵門線と都営新宿線の九段下駅の両ホームが、壁を挟んで隣り合っている例を挙げ、「壁のせいで乗り換え客が迂回(うかい)しなければならない。経営を一元化すれば、壁がなくなり便利になる」と主張した。
(2月1日付読売新聞)
確かに、今のままでは経営の統合は難しいだろうね。
東京メトロと比べると都営地下鉄は運賃が高い!…と東京の人間は思うんだけど、全国的に見ると決して高くはないのよね。
だいたい地下鉄の初乗り運賃は200円でしょ?
都営地下鉄は170円だもんね。
それにしても、今回の取り組み。
例えば九段下の壁を取っ払うなんてのはいいことなんだけど、それよりも乗り換えたときの運賃の割高感をなんとかせえよ、と皆さん思われているのではないでしょうか?
そこまで行かなくても、せめて蔵前駅と本郷三丁目駅の「都営同士なのに地上乗り換えってのをどうにかせえ!」って思っている方も多いのではないでしょうか?
これって、統合以前に都営内でなんとかする話なんだけどね。
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