あーちゃんが泊まりに来ることになった頃、私はどこに遊びに行こうか考えました。
自粛ムードに押し流されたワケではありませんが、「遠出するだけが行楽じゃないよな、近くにいいところはないものだろうか?」と思い調べてみました。
そしたら、いろいろとあるじゃないですか。
そんなことで昨日は帰って来てからお風呂に入り、あーちゃんを寝かせて、私もいつもの休日前日の通り2時頃に寝ました。
…そしたらあーちゃん、きっかり6時に起きてくれました。
さすがはニワトリいらず。
朝に強いんですよ、この子は。
「でもね、学校のある日はおきれないの。」とあーちゃん。
ダメじゃん、オマエ。
私も眠い目をこすりつつ出かけました。
もちろん女房は爆睡中。
起こすと何言われっかわかんないので、こっそり出て行きました。
うちからそう遠くない世田谷区の弦巻というところに教育会館という建物があって、ここにプラネタリウムがあります。
ここのプラネタリウムは実に1億4千万個の星が映し出せるそうなんです!
1億4千万個ですよ!
数えたワケじゃないでしょうけど、スゴい数字です。
日本で最高級なんじゃないの?と思ったら本当にそうなんだそうです。
ここでちびっ子プログラムというのをやるそうなので行ってみました。
正直プラネタリウムなんて20年ぶりに行きましたが、スゴいもんですね!
昔のプラネタリウムしか知らないので驚くことばかりでした。
ここは一見の価値がありますよ。
それから、20分ほど歩いて馬事公苑に向かいました。
ゴールデンウィーク中はホースショーをやっていてたくさんの人で賑わうのです。
…とはいえ、私も存在は知っていたものの、実際に行ったことはなく毎年通りかかるだけだったので初めて行ったんですけどね。
「にいにさぁ。どこかの国で王子さまとおひめさまがけっこんしたんでしょ?」とあーちゃん。
おー、よく知ってるね!
王子様とお姫様ってのはなんともロマンチックな表現じゃありませんか。
誰かが教えたのでしょう。
馬事公苑に着くと、馬車の試乗会があるそうで、あーちゃんに乗りたい?って聞いたら「のりたい!」と即答。
でも、先着300名まででしかも今日はけっこう暑い。
誘いはしたものの、ホントに乗るの?
「のるの。」
そうだよね。
でも馬車は王子様とお姫様が結婚式で使っててないかもよ?
「にいに、あれは外国のお話だよ。」
そうだよね。
30分くらい並んだところで、整理券を配り始めました。
300人か…。
ここまであるかなぁ?
そしたらですね、なんと2人ほど前で整理券は終了!!
あれまぁ…。
あーちゃんは不満そうだけど、前の人は私たちより長く並んでたワケだからね。
仕方ないね、と。
それから、見るとメインスタンドで馬の試乗をやってました。
見ると警視庁の騎馬隊の白馬なんかもいて非常にカッコイイです。
おー、さっきのリベンジだ。
あれに乗せてもらおう。
そう思ったらこちらも整理券が必要で、先着700人だそうです。
並ぶ?
「ならぶ。」
そうだよね。
でも、なんかイヤな予感がしたんです。
そしたらね、降りてきましたよ、笑いの神様が。
なんとここでも2人ほど前で整理券が終了してしまったのです。
いやぁ、なんちゅう偶然でしょうかね。
あーちゃんはベソでもかくと思ったのですが、「だってあんまりたくさんの人をのせたらお馬さんがつかれちゃうもんね。さいしょ700人ってきいてたのに800人になったらあーちゃんだってつかれてがっかりするもん。しょうがないよね」って。
エラい!
オマエはいい子に育ってるな、ウン。
でも、面白くはなかったらしくすぐに「おなかすいた」って。
何が食べたいか聞いたら「かきごおりととうもろこし」って。
オマエ、その組み合わせは腹を壊す鉄板じゃねぇか。
でもまぁ、さっきかわいそうな思いしたしな。
少しならいいでしょう、と買ってあげました。
いちおうトウモロコシは8割私が食べました。
それからかき氷なんですが、皆さん知ってますか?
まだ聞いてないから知らない…ってアンタ小学生か。
今時のかき氷はシロップが10種類近くあるんですよ!
私が覚えているだけでも、定番のイチゴ、メロン、レモン、は当然の如く、比較的昔からあるブルーハワイに加え、オレンジ、グレープ、コーラ、マンゴー、青リンゴ、ピーチなんかもあるんです。
絶対味の区別はつかないと思うんだけど…。
しかもかけ放題。
こうゆうのが好きなのは男子と昔から決まっておりまして、前に並んでいる子どもたちが次々と極彩色のかき氷を完成させて行きます。
ちなみに、色の3原色である赤、青、黄色を全部足すと黒になることはご存知だと思います。
なので、オレンジに緑を混ぜると黒になります。
なぜか?
オレンジは赤と黄色、緑は黄色と青なワケですから黒になるのです。
同じようにオレンジと紫を混ぜても黒になります。
オレンジは赤と黄色、紫は赤と青なワケですからやっぱり黒になるのです。
なので、あーちゃんには「黒いかき氷が食べたくなかったら少しだけシロップをかけて食べ終わったら新しいシロップをかけに行きな」とアドバイスしました。
あーちゃんが最初にかけて来たのは赤いイチゴのシロップ。
子どもらしいです。
次はブルーハワイ。
なぜにそれをかける?
ブルーハワイってこの中でも一番正体が分かんないシロップだよな。
でも、イチゴの部分のみをキッチリ食べることなんかできるはずもなく、早くも一部が紫になっています。
そしたら次はグレープをかけてきました。
おー、それはナイス判断だ!
全体に影響が出ない色でまとめるなんざなかなかやるではないですか。
そしたら最後の最後であーちゃんてば、オレンジをかけて来ました。
なぜに今さらそのオレンジ…、そう思った頃にはもう遅く、底の方に茶色いシロップが。
「でもさぁ、うすいからなんかきれいだよ。」とあーちゃん。
うん、そう言われてみればファンタのゴールデンアップルに見えないこともない…かな。
…古いよ、たとえが。
人工添加物アレルギーの女房が見たら発狂しそうです。
じゃあ、ねえねも待ってるから帰ろうか。
早くも時間は夕方になっていました。
これからあーちゃんを送って行かなきゃいけないからね。
自宅に着くと、あーちゃんは「きょうはねぇ、にいにとねぇ…」と報告しています。
整理券で2回連続でフラれたくだりでは、涙を流さんばかりに爆笑してました。
そりゃそうだよ、私だってその場で笑っちゃったもん。
そしたら帰り際にあーちゃんが「おなかいたい…」って。
え?
ビチビチ?
私のせいじゃ…私のせいか。
幸いそんなに大変なことにはなっていませんでしたが、やはりあの組み合わせは最強だなぁ、と思わざるを得ませんでした。
ちなみにあーちゃんは帰ってから「にいにとねえねにあいたい…」って泣いちゃったそうです。
嬉しいじゃありませんか。
いつでもいいからまた泊まりにおいでね。
とか言ってて明日も会うんだけど。
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