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2011年8月15日 (月)

彦左衛門の彦。

日本には漢字という文字が存在している。
すべての文字を知っている人はたぶんいないと思う。
自分の国で使っている文字で知らない文字があるのは、世界的にもそう多くはないのではないのだろうか。


自分の名前を伝えるときに、どの漢字であるか説明する必要がある。

同じ読みでも複数の漢字が存在する日本ならではの習慣だと思う。

そりゃ、アルファベット圏でもスペルを説明する必要はあるんだろうけど。

男性の名前によく使われている字に「彦」という文字がある。

この字、熟語として使うことはほとんどないので字の説明もいろいろだ。


その中で「彦左衛門の彦です」って言う人がいる。

しかもけっこういる。

年配になるとその割合は増える。

彦左衛門?

ひこざえもん?

彦左衛門ってだれ?

「大久保彦左衛門じゃないの?」

そうね、まあ確かにそうかもしれないけど…。


彦左衛門…。

いや、いいんだけどね。


ちなみに私の知っている人で、自分の苗字を説明するのに一番苦労しているのは頴娃さん。

「えい」さんと読む。

鹿児島の苗字のようなのだが、彼は字を説明するとき「まずマスを4つに割ります」から始めるそうである。

こりゃあ、確かに大変だ。

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