チェブチェブのシミツ。
我が家はチェブラーシカにハマっています。
チェブラーシカとゆうのはご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、ロシアで作られた人形を使ったアニメーションです。
2010年に日本で作られたものが映画化されて、DVDにもなりました。
こちらは大橋のぞみちゃんがチェブラーシカの声を当てています。
なかなかかわいらしいチェブラーシカに仕上がっています。
実は、チェブラーシカは1960年代から1970年代にロシア(あ、当時はソビエトか)でオリジナルが4作品ほど作られていて、それを収録したDVDも2001年に発売されています。
実はこのDVDは絶版になっていて、新品は手に入らないのです。
以前にTSUTAYAでレンタルしていたものを借りてきたことがあるのですが、こちらもなかなかの雰囲気があって、「欲しいね」なんて言っていたのですが、なんせ手に入りません。
ところがある日、ブックオフでたまたま売っていたものを見つけて買ってきてしまいました。
このDVDには主に3作品と、ボーナストラックの1作品が収録されています。
チェブラーシカは南の島の森からオレンジの箱に入ってやってきました。
箱に入って大好きなオレンジを食べていたらそのまま寝てしまい、出荷されてしまったんだそうです。
でも、このアニメ。
「チェブラーシカ」というタイトルではありますが、主役はチェブラーシカではなく、ワニのゲーナが実質的な主人公です。
お話は、ゲーナが友だちを探すところから始まります。
ゲーナは「友だちをさがしています」という貼り紙を町じゅうに貼ります。
それを見たチェブラーシカがゲーナをたずねて、友だちになります。
次のお話は、チェブラーシカがピオネールに入りたい、とゆうお話。
ピオネールとゆうのはソビエト版ボーイスカウトのようなものと思ってください。
違うのは、ボーイスカウトが誰でも入れるのに対し、ピオネールは階級がいい、つまり毛並みのいい子どもでないと入れないんだそうです。
ちなみに、ピオネールというのは先駆者、とゆう意味。
英語ではパイオニアが当たります。
なるほど、ヨーロッパ風に読んだら「パイオニア」は「ピオネール」になります。
そしてある日、そのピオネールを見かけたチェブラーシカはピオネールに入りたがるのですが、巣箱を作れなかったり、行進ができなかったりで入るのを断られてしまいます。
そこでいろいろとピオネールの手伝いをするのですが、その中で鉄くずの収集を手伝うシーンがあります。
ピオネールのメンバーがプラカードを持って歩いているのをチェブラーシカが見つけるのですが、そのときには「はい…ひん…かい…しゅう…てつ…くず…しゅう…しゅう…ちゅう…」とプラカードを読んでいます。
最後のボーナストラックでは、ゲーナが外出先から帰ってくるのに、帰る予定をチェブラーシカに電報で知らせるのですが、チェブラーシカはゲーナが帰ってくることを知らなかったのです。
チェブラーシカはゲーナが帰ってきたら、電報を読んでもらおうと思って待っていたのです。
なんでか?
実はチェブラーシカは字が読めなかったのです。
なので、このあと学校に通おうとするのですが…。
…ん?
そう、お気づきのとおりです。
チェブラーシカはしっかりとピオネールのプラカードを読んでいます。
それどころか、チェブラーシカがゲーナのもとにやってきたのは、ゲーナの貼り紙を見てきたはず…。
明らかに矛盾します。
さて、この矛盾をどう説明するべきかな。
そしたら女房が言いました。
「わかった!電報は漢字で書いてあったんだよ!だからチェブラーシカは読めなかったんだ!」
なるほど、そっか!
漢字か!
それなら読めなくてもしょうがないわな…ってアホーッ!
全部ロシア語じゃい!
でもね、そうでもない限りこの現象は説明がつかないのです。
たぶんロシア語にも漢字があるんだね、とゆうことで女房とはそうゆうことにしました。
こうゆう、なんだか不完全なところもチェブラーシカの魅力ではあるんですよね。
もっと面白いエピソードもあるのですが、それはまたの機会に。
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