スティーブ・ジョブズ氏死去。
アメリカのコンピューター会社大手のアップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。
以前から体調を崩していたのは知っていたが、やはり驚いた。
なんとなく「この人、死なないんじゃ…」と思っていたからだ。
アップルには特に興味があったわけではないのだけれど、なんたってこの人はプレゼンの神様だ。
自分を相手に売り込むプロ中のプロだ。
私も少しは彼に肖ろうと著作を読んだりしていた。
その中で印象に残ったのは、「彼はプレゼンをするのに周到な準備をして、練習を繰り返し行っている」とゆう部分だ。
「なにごとにも天才というものは存在せず、天才といわれている人は努力でその能力を身につけている」、ということは当たり前であり、知っていたことだったはずなのだが、彼のような、私でも目にする人がそのようにしているのを知ると、改めて地道な努力と練習が大事なんだなぁ、と認識を新たにした。
彼はほかの経営陣と対立した挙句、自分の作った会社を追われた。
まぁ、ビジネスではよくある話だ。
しかしその後、経営が危うくなった会社に呼び戻されているのだ。
邪魔になったら追い出して困ったら掌を返す、とゆうのはなんともムシのいい話ではないか。
しかし、それに応えて会社に復帰した彼は男気があるような気がする。
なかなかそんなところに戻れるモンじゃない。
プライドだってあるし。
尤も、呼び戻されたらノコノコと復帰した彼のほうがよっぽどムシがいい、って意見も当然あるだろうけど。
なんにしても、現代文明の多くを作り出した人物を失ってしまった。
56歳。
長さではなく、人の何倍もの濃い人生を送ってきたことだろう。
ご冥福をお祈りします。
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