東北を支援しようとゆう気持ちが一切感じられないのだが。
先日、義母の法事で信州に行った時に、高速道路にバナー(横断幕)が出ていた。
「東日本大震災による東北地方の無料措置につきましては、平成24年3月31日をもって終了しました。」
あー、これって常磐道の水戸インターで一旦降りて乗り直すトラックが多くて問題になってたヤツだろ?
「…とおちゃん、それは去年の3月31日の話だよ」と女房。
あ、そうだっけ?
「東北への高速料金が無料になってたんじゃなかったっけ?」
確かにネットで調べてみたら、「※東北地方の無料措置(被災地支援・観光振興及び避難者支援)は平成24年3月31日(土)に終了しました。」と書いてある。
ん?
ってことは、観光客の高速料金が無料なのも終わっちゃったってこと?
よくわからないのだが、なぜこのタイミングなんだろう?
だって、例えば東京の人間がクルマで雪深い東北に出かけると思うか?
この時期になって、やっと雪もなくなったから東北に旅行に行こうか、ってなるんじゃないのか?
いったい誰が決めたのか?
高速道路会社か?
政府か?
高速道路会社なら利用者のニーズを把握していないってことだな。
でも、無料になれば国から補助が出るんだろうから、決めたのは政府なんだろうな。
また民主党か…。
もう、こんなの無為無策の最たるモノだ。
タイミングが悪すぎるし、今やる必要はない。
本当に復興に力を貸す気があるんだろうか?
このタイミングで無料化を打ち切る決定をした人間に「なんで?」って聞いてみたいモンだ。
少なくとも私なら高速料金が無料なら、「よっしゃ!東北に行ってお金を落としてくるか!」って思うけど、高速料金が何万もかかるならちょっと二の足を踏んでしまう。
そりゃね、無料であることを悪用するヤツとか、その尻馬に乗るヤツはいると思う。
でもね、それって一部でしょ?
全体の利益を考えれば大した問題じゃないと思うんだよな。
以前の制度はトラックが悪用してたけど、それだって東北にモノを運ぶトラックなら結局東北の物流が潤うわけだから、それはそれでいい気がする。
高速料金が有料でも無料でも、東北で落としたお金は東北の人のモノになる。
高速料金が有料なのと無料なの、どっちの方が東北にお金が落ちやすいか、こんなの聞くまでもないだろう。
だって、高速料金が無料でも、高速道路会社には国から補助金が出るんでしょうが。
それとも、「その補助金も税金じゃん」って考えてんのかな?
違うんだって。
東北の被災者の皆さんに対しては、一時的に非課税になる政策取ってんでしょ?(ゴメン、コレ裏とってないんだけど、さすがに無能な政府でもこの位はしてるよねぇ?)
そもそも、復興できなくて所得がなければ税金だって払えないし、収入がないから払う必要もない。
なんにしても、国や自治体に税収は入らない。
だから、復興を助けて、被災者が自活できるようにして、その結果として税金が入ってくる…って考え方でないとこの先日本は立ち行かなくなるよ。
これが被災者だけじゃなくて元々日本国民が安定して生活して行ける仕組みなんだから。
目先のことも大事だけど、そのちょっと先のことも大事なんだって。
その程度の先のことを見通せないと困っちゃうし、それをするのが政治ってモンでしょうが。
…なんてエラそうなことを言ってますが、別に選挙に打って出ようなんて考えてませんからね。
当たり前か。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント