ピノコがやってきた日。
毎年書いている気もしますが、今年も書いちゃいます。
今日はピノコが我が家にやってきた大切な日です。
4年前の今日、片手に納まるような黒い毛のカタマリがやってきました。
4年前の今日から2週間前、狛江のユニディというホームセンターに女房と一緒に、クリスマスローズの肥料を買いに行きました。
私は仔犬や仔猫が大好きなので、いつものとおりペットのコーナーをのぞきに行きました。
端から見て行ったのですが、最後のケースに真っ黒な毛のカタマリがいました。
最初の印象は「なんだこりゃ?タヌキか?ポメラニアン?黒いポメラニアンなんているんだ!」でした。
他のワンコは寝てたり、こっちに興味を示すこともありませんでしたが、コイツだけは別でした。
ガラスに前足をついて立ってお尻をプリプリ。
なんだコイツ〜!!
カワイ過ぎないか?
その時はそれだけで終わって一旦帰ったんです。
でも、日に日にあのワンコが気になってきました。
うちの子にしたいかも…。
私の実家は昔から実家でイヌもネコも飼っていました。
生き物を飼うってことがどれだけ大変なことかもわかっていました。
うちに来れば、当然自分の人生は10年以上の期間で変わることになります。
しかも女房はネコ好きで生き物は飼ったことがありません。
私もイヌと言えば柴犬などの日本犬が好きで、洋犬なんて考えたこともありません。
でも夫婦の会話の中であのワンコの占める割合が多くなって行きました。
よし、じゃあ来週またユニディに行ってみて、あのワンコがまだいたら考えるよ。
そうゆうことにして、翌週ユニディに行ってみました。
正直、もういないだろうな、と思ってました。
新しい家族を見つけただろうと。
あんなに愛想が良かったら気に入る人が絶対いるもん。
そう思ってたんですが…。
いたんだな、これが。
相変わらず立ち上がってお尻をプリプリ。
「またあいにきてくれたちゃん?」って感じだったんです。
うーん、うーん、うーん…。
まさかいたとは。
嬉しい誤算。
思わずお店のお姉さんに「すいません、この子見せてください」って言っちゃいました。
そしたらやっぱり愛想のいい子で、私のことをペロペロ舐めて来るんです。
目も耳もキレイで固太りしてるし、ヘルニアもない。
関節も丈夫で、毛艶もいいし、お尻もキレイ。
そして思わず言っちゃいました。
「この子連れて帰ります」って。
女房もあれだけワンコの話してたからこうなるだろうな、と思ってたらしくて、さほど驚いてませんでした。
ホントに飼えるかは不安だったみたいですけど、小学生が一晩考えて出した結果ではないので、それ相応の覚悟があって飼うんだってわかってたみたいです。
その4日後、ワンコを引き取りに行きました。
段ボールの箱の中に入ってます。
必要なものを全て買って帰宅です。
お店のお姉さんが「鳴きませんよ」って言ってたのに、クルマの中で「わん!わん!」って鳴き出しました。
あれ?
話が違う…。
本にはクルマは苦手って書いてあるのに「だせ〜!だせ〜!」って暴れてるし。
あとは、初めての環境の場合は慣れるまでかまわないで好きにさせてあげましょう、って書いてあるのに、うちに着いた途端に「あしょぼ!あしょぼ!」ってまとわりついてくるし…。
なんかこの子…ヘン?
それから3日後。
名前を付けなきゃいけません。
私がつけたかった名前は「ソフィア」。
そしたら女房が「なんかこの子のイメージじゃない。」と速攻で却下。
じゃあ、ニックネームで「ソフィー」。
「ナプキンみてー…。」とまたしても却下。
こうして、私が考えた約20の名前は全て却下され、女房が思いつきで「ピノ」になりました。
なんでピノ?
「黒いし小さいしカワイイ!それにピノは美味しい!」
そう、アイスクリームの商品名です。
でも、どうしても私が名前を付けたかったので、小さな抵抗を見せて、女の子だってことで最後に「コ」をつけて「ピノコ」になりました。
結果として、ブラックジャックに出てくるキャラクターと同じ名前になったので人から理由を聞かれると「ブラックジャックだからね」って言うことにしています。
それからピノコは「わん!」って言うととおちゃんに「だめ!」って言われて、「わん!」って言うとかあちゃんに「だめ!」って言われることを繰り返した結果、とってもいい子になってくれました。
ドライブと子どもが好きで、イヌがキライってゆうイヌにあるまじきイヌに成長しましたがそれはそれで個性です、たぶん。
今ではコイツのいない生活は考えられませんね。
この子がいなかったらどうだったろうなぁ、なんてのも考えられません。
この子がいるのは運命だったんです。
飼い主は面倒を見ているつもりなんですけど、実はワンコからもっと目に見えないたくさんの喜びをもらっているのかもしれません。
ピノコ、うちの子になってくれてありがとうね。
これからも楽しいことをいっぱいしようね。
愛してるよ!
…でも、このケーキを全部食べるのはダメ。
「い〜!ダメなの…」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント