2010年12月19日 (日)

杉並宮前・CIQUE。

「青梅街道沿いに話題のラーメン屋さんがあるの知ってる?うちの会社の人も大絶賛。」
そう言われてやって来たのがこちら、CIQUE。
驚くなかれ、この名前はラーメン屋さんの屋号なのであります。

驚くのは店の名前だけではなく、店構えもです。
そして、並んでいる行列の長さも。

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ついでに、この近くに交番があるので様子を聞いてみると「話題みたいですよ。いつも並んでますし、よく聞かれます」だって。

店の扉にはこんな貼り紙があります。
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毎日営業時間が異なるみたいですね。
よおく見ると「日曜日の11:30〜15:00が一番混み合います」って書いてあります。
…まさに今やんけ。

メニューはこんな感じ。
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基本のラーメンは塩ラーメンと、醤油ラーメンの2種類。
なんでも、塩ラーメンが絶品ということなので塩ラーメンを注文。
トッピングはチャーシューに味玉子、メンマ、ねぎ、のり、バターにコーン。
それから焼トマトです。
この焼トマトが塩ラーメンと相性バッチリだそうなんで注文。
味玉子はこれも2種類あって、塩味の「白玉子」と醤油味の「黒玉子」。
塩味の味玉子は珍しいので「塩玉子」を注文。
それに、私はねぎばかなのでねぎを注文。
ご飯もあって八穀米と八穀炙り角煮丼の2種類。
私は角煮丼を注文。
それに麺は当然大盛りです。
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「アンタよく食うねぇ。ダイエットはどうしたの?それに初めて来たラーメン屋ではフツーのラーメン頼むのがセオリーでしょうが。」と女房はあきれ顔ですが知ったこっちゃありません。
実はネットで下調べもしといたんですが、どのサイトでも絶賛なのです。
まぁ、ハズレはないだろうから、いいのいいの。

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店は表だけではなく、店内もまたオシャレ。
席数は6席しかありません。
そりゃあ、混むはずだわ。
でも、これがベストなのですから、ベストなのです。(なんのこっちゃい。)

調味料は、コショウ、七味、ニンニク。
それに、これは柚子コショウですね。
珍しい。

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どーん!
来ましたよ!
うわさの塩ラーメン。
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うまそうです!
まずはスープを…。
「このスープがね、みんな『おいしいんだけど、なにでスープとってるんだか分かんないんだよねぇ』って言うんだよね」。
うん、確かに。
今までに食べたことのない味の塩ラーメンだね。
味が深いよ。
一番効いているのは塩のうまみです。
ミネラル分の多い、いい塩を組み合わせて使っているのでは?
それに、野菜の甘みも感じます。
ダシは豚骨や煮干しのようなニオイの強いものではなく、鳥なんかじゃないですかね?
しかも、骨だけでなく身も使っているっぽいです。
案外と牛肉なんてゆうのもあるかもしれません。
ま、私なんかに見破られるようなダシの取り方はしてないでしょうけどね。

麺は細麺です。
そういえば、さっきから気になっていたのですが、女性のお客さんが非常に多いのです。
うん、これは女性に好かれるラーメンです。

そして、気になっていたトマト。
食べてみると、イタリアンなんですね。
ニンニクを合わせてみるホントにイタリアンです。
たぶん、ブーケガルニのような野菜のダシを取っているのでしょう。

これはね、並ぶのも分かるし、人気が出るのも分かります。
美味しいし、特徴があるし、お店がキレイで、麺が細い。
やっぱりラーメン屋はこうじゃないとね。
人気が出る要素をすべて兼ね備えているんですもの。

ハッキリ言ってこの店並びます。
でも、食べてみる価値は十分にあると思います。
オススメですよ!

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2010年11月17日 (水)

世田谷駒沢・ラーメン「大八車」。

我が家のある三軒茶屋の隣に、駒沢という街があります。
何が有名って、イヌを連れている人がやたらと多いのです。
ここにはかつて東京オリンピックの会場になった「駒沢オリンピック公園」があり、ここがお散歩コースになっています。
そんな関係で、駒沢公園通りにはイヌと一緒に入れる食べ物屋さんが非常に充実しています。

我が家には愛犬のピノコちゃんがいます。
せっかくなら一緒に入って食事がしたい。
でもラーメンが食べたい。
そんな時によく来るお店がこちら、「大八車」。
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駐車場があって、外にもテーブルが置いてあるので我が家にはぴったりです。

職場の先輩から「ここのラーメンはいける」って聞いていたので行ってみたんです。
場所は国道246号線の旧道が桜新町駅方面に分岐する「新町一丁目」の交差点のところです。
目印は「五大」という焼き肉屋さん。
…というか、大八車は五大の敷地内にあり、大八車は五大のオーナーが経営しています。
要するに同じ店ってことです。
ちなみに、五大もテラス席があってワンコと一緒に食事が出来ます。
以前にこの場所でラーメン屋をやっていて、焼き肉屋さんに鞍替えしたんですが、根強いファンから「ぜひ復活させてほしい」という声が上がり復活したという伝説のラーメン屋なんだそうであります。

ここのお店には看板犬のカン太くんがいることからも分かる通り、ワンコに対して非常にフレンドリー。
特にオーナーであるご主人はワンコが大好きだそうで、ピノコを連れて行くたびに遊んでくれます。
ご自身も長い間ポメラニアンを飼っていたとのこと。
ポメラニアン、カワイイですよねぇ。

さて、メニューですが基本的には「東京にぼし麺」「中濃にぼし麺」「特濃つけ麺」の3種類。
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最初に来たときに東京にぼし麺と中濃にぼし麺を食べたんです。
東京にぼし麺が普通のラーメンなんですね。
美味しいんですけど、あっさりしています。
なぜなら中濃にぼし麺がとっても濃厚だから。
どのくらい濃厚かというと、食べ終わったらつけ麺と同じ割りスープが出てくるくらいです。
つけ麺と同じスープでラーメンがいただけます。
これがなかなかよろしい。
あたしゃお気に入りです。
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それから、ワタクシと言えばつけ麺。
つけ麺はこちら。
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かなりのガッツリの太麺ちゃんです。
女房は「あたしここまで太いとダメだ。すぐお腹いっぱいになっちゃう。」だって。
なるほど、それは確かにそうね。
細麺も選べるといいですね。

でもね、ここ美味しいですよ。
あ、そうそう。
デフォルトで柚子が入ってます。
事前に言えば抜いてくれますよん。

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2010年10月30日 (土)

軽井沢・ラーメン「まる房’s」

軽井沢のアクセサリーショップ「BONANZA」さんに行ってきました。
用件ですか?
来月女房の誕生日なもんで。
ああ、働かなきゃ。

このお店はね、軽井沢ですよ。
長野県ですよ。
長野市の女房の実家に帰るのに比べれば距離は約半分ですが、それでも長野県です。
近くはないワケですよ。
それでも、ここのお店に惚れ込んだのは人柄ですね。
ご主人と奥様の人柄。
これです。

明日、ハロウィンでしょ?
奥様と店員さんはコスプレですよ。
奥様は自宅からこのカッコでこられたそうです。
アッパレ。

いつもお邪魔するたびに美味しいケーキなんかをごちそうになっているので、沖縄のお土産を持って行くことにしたんです。
そしたらこちらもお土産をもらっちゃって。
却って気を使わせて申し訳なかったです。

帰りになんか食べようかと思ったら、女房から珍しく「ラーメン」というリクエストが。
ラーメンならなんぼでも来いってんだ!
…ダイエットはよ?

ネットで調べて、最初に出てきたこちらに行くことにしました。
中軽井沢駅前にある「まる房’s」
メニューはいろいろあるらしくて、ラーメン屋さんなのにレバニラやエビチリまであります。
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地方のラーメン屋さんにはよくあることで、飲み屋さんも兼ねているようです。
ラーメン屋さんというよりも中華料理屋さんのようです。

メニューはこんな感じ。
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女房は、シンプルにらー麺。
私は気になったので豚濃らー麺。

こちらがらー麺。
ピンボケ気味なのはご愛嬌。

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こちらが豚濃らー麺。

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ちなみに「豚濃」は「とんのう」と読むそうです。

 

基本的には同じスタンスのメニューなようです。
違いはまず、麺。
らー麺は軽い感じの麺ですが、豚濃らー麺は卵が強い感じです。
あとはスープ。
らー麺はホントにシンプルな魚介系に対して、豚濃らー麺は字の如く魚介系に豚骨のダシが効いています。
私なんかはむしろ、逆に豚濃らー麺を普通のラーメンにして、今のらー麺を「あっさり味」ってしてもいいんじゃないかと思いました。

特筆はチャーシューですね。
分厚く切ってあってトロトロです。
これだけのチャーシューは東京でもなかなかお目にかかれません。

軽井沢は夏以外はハッキリ言って人がいません。
なのでお店は空いていましたが、夏はにぎわっているのでしょう。
むしろ、これだけ美味しければ東京でも出店できそうですね。

ただ、残念だったのはちょっとお店が汚かったこと。
床が油で滑るしね。
あとは特に水回りかな。
水回りが汚れていると客商売は成り立ちません。
また行ってみたいと思うお店だったので、次回に期待しています。

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2010年10月15日 (金)

世田谷上町・ぬかじ。

世田谷線の上町駅の近くにラーメン屋さんができたと風の噂で聞いたので、さっそく行ってみることにしました。
なぜだか、こうゆう風はよく耳に届くのです。
…オイオイ、ダイエットは?
ま、今回は休憩ってことで。

お店は上町駅から3分ほど歩いたところで、スーパーオオゼキの斜向いです。AABC1F6C-45B1-4AF9-B873-B502A2C5FD71
店内はカウンターのみ7席のこぢんまりとした雰囲気。
なんとなく、和風ラーメンの感じです。
そうなると、ヤツが入っている可能性が高い。
それは「柚子」。
私はどうも、あの「皮を食べる感覚」が苦手なのです。
なのでついでに言えばマーマレードも苦手です。
念のために訊いてみるとこれがドンピシャ。
柚子抜きでお願いできるか訊いてみたところ、ありがたくも快諾していただけましたのでそれでお願いすることにしました。
同好の士はご注意召され。

このお店は食券式なのですが、メニューを見るとラーメンよりつけ麺の方が先に書いてあります。
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ということはつけ麺がメインなのかな?
初めて行ったお店では無難に普通のラーメンを頼むのがセオリーなんですが、何よりもつけ麺好きな私のこと。
迷わずつけ麺を頼むことにしました。
ついでにチャーシューご飯も頼みました。
あ、トッピングで味付け玉子も。
…だからダイエットはどうしたんだって。

出てきましたよ。
美味しそうですねぇ。
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食べてみた感想としましては、なんというか、なまめかしいツヤのある味なんです。
スゴく色っぽいんですね。
こうゆう感想を抱くのは珍しいことだと思います。

つけ汁は、魚のダシがよく利いていてトロミがあります。
これならお好きな方は柚子を入れたらさぞかし美味しいでしょう。
味付け玉子も黄身がトロリとしていて非常に美味しかったです。

残念なのはお酢がなかったことかな?
ちょっと入れるとさらに美味しくなる気がするのですが、これは好き好きなので、最初からスープに入っているのではなく、テーブルに置いてあるといいかと思いました。

ちなみにこのお店、新しいのは当たり前のことで、今年の7月24日にオープンしたんだそうです。
やっぱりそうだったか。

最後には割りスープを入れてくれます。
このときも柚子は抜いてもらいました。
それを飲みつつさっきから気になっていたことを訊きました。
「ぬかじ」っていう屋号の由来は?
これはご主人のニックネームなんだそうです。

ここは美味しいお店でした。
自宅からもそう遠くはないので、今度はラーメンにチャレンジしたいと思います。

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2009年11月22日 (日)

徳島の徳島ラーメン・「ふく利」。

徳島といえば坂東英二とアンジェラ・アキ。
それと阿波踊り。
それからなんたって徳島ラーメンである。

徳島ラーメンは、チャーシューの代わりに甘く煮付けたバラ肉が乗っていて、生卵が落としてあるのが特徴だ。
東京には早稲田にうだつ食堂というラーメン屋がある。
東京で徳島ラーメンを食べられるのはここしかない。
わが家からは結構離れているのだが、徳島ラーメンが気に入った私は比較的足しげく通っている。

ここは四国は高松ではないか。
徳島は隣ではないか。
せっかく徳島に行くなら本場の徳島ラーメンが食べたい。
行ってみるべぇ。

ケータイで人気のあるチェックしてみると、最初に出てきた店は20時で閉店である。
いま高松で19時なのだからこれは無理だ。
次のお店の閉店は17時。
…オイオイ。

次に見つけたお店は遅くまでやっていそうだ。
評判もなかなかよろしい。
そんなこんなで探し当てていったお店が「徳島ラーメン・ふく利」。
徳島吉野本町店だ。
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お店は標準的な広さといったところか。
店員さんたちが元気よく迎えてくれる。
元気がない店はダメだ。
ラーメンが伸びてしまう。

しかし、いい時間なはずなのに客は2、3人しかいない。
いささかの不安を覚える。
ところが私たちが席に座ったとたん、まるで待ち構えていたかのようにたくさんの客で席は埋まり、店の外で待つ人が出るくらいになった。
私たちの得意技、「客が客を呼ぶ」だ。
そういえば店の前には入店待ちの客が座れるイスがたくさんあったけな。
そこは、寒くないようにビニールで囲ってあり、さらにストーブが置いてあった。
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流行る店というのはこうゆう心遣いからして違う、といつも思う。
普段から客がごった返しているのだろう。

メニューはこちら。
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初めて行ったラーメン屋では、普通のラーメンを頼み、気に入ったら次回から色んなラーメンにトライするのが私のセオリーだ。
しかし、ここは四国徳島。
次に来られるのはいつになるか分からない。
なので、とりあえず、全部乗せラーメンである特盛りスペシャルを頼んだのだが、そこには徳島ラーメン最大の特徴である生卵が乗っていない。
なので、生卵をトッピング。
この店は卵黄だけを出してくれるそうなのだが、私は白身も好きなので全卵で注文。
それと、ライスをつけてくれたまえ。
なに?おかわり無料。
…ありがたい。

脇に目をやると、おでんのコーナーがある。
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お隣の讃岐ではうどん屋におでんのコーナーがある。
最近は東京に進出して来たうどん屋も多いので、こちらは東京でもおなじみである。
しかし、同じ四国とはいえ徳島はラーメン屋におでんなのか?

でも、食べてみなくては始まらない。
なので、大根、蒟蒻、卵など好きなものを取ってきた。
…うまい。
おでんというのは地方によって味が違うらしいのだが、それをうまいと感じるのは不思議な気がした。
一緒に田楽につけるような味噌もあって、それをつけるとコレもうまい。

そういえば、関西ではおでんは「かんと煮(だき)」と言うのではないのか?
あれは近畿だけなのか?
そんなことを考えながらラーメンの到着を待つ。

ふと、壁に目をやるとこんな張り紙が。
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ほうほう、本場では卵を混ぜるタイミングからして拘泥りがあるようだ。
…私はすべてのタイミングで卵を溶かしたいのだが。
そうすると卵が3個必要になるな。

まず到着したのは女房のセレクト。
いわゆる普通の徳島ラーメンだ。
おー、うまそうじゃん!
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そして…じゃーん!
来たぜ!
特盛りスペシャル、生卵アンドライス付き!
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ラーメンを食す。
スープはカツオがシッカリと利いているのだが、それでいて魚臭くない。
脂っこくもない。
チャーシューなんか10枚も入っているのにこのスッキリは見事だ。
東京でラーメンを食べ漁っている私でもちょっとビックリするくらいだ。

特筆はこの味付け卵!
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黄身はトロリとしているが、味が中まで染み込んだ絶品だ。

食べ終わった後、水を飲んでみた。
スープが変に塩辛いと水が甘く感じるものだ。
しかし、水は甘くなかった。
見事な調和の取れたラーメンだ。

うん、ここなら東京からわざわざ行く人にもオススメできるな。
帰りに会計するときに「東京から来たんだけどおいしかったよ」と言ったら喜んでくれた。
喜んでくれたついでに、東京から来たって言ってんのにお店のスタンプカードをくれた。
この店は徳島県内に4店舗あるらしいのだが…うちから一番近い店はどこじゃいな?
ちなみに有効期限はないそうな。
…ってそうゆう問題じゃないって。

でも、また徳島に来たらぜひとも訪問してみたいお店である。

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2009年5月30日 (土)

ラーメンShowin2009に行ってきました。

先日予告したとおりに、駒沢公園で行われた「ラーメンShowin2009(めんどくさいから以下「ラーメン博」。)に行ってきました。
買物の帰りに寄ったのでクルマで行ったのですが、まあスゴい大渋滞。
こりゃぁさぞかし混雑しているだろうと思っていったのですが…。

入り際の駒沢公園のバス停に「ラーメン博お帰りは東急バスで」というプラカードを持った外操の東急バスの人が立っています。
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金帯なので助役さんかなんかでしょう。
このプラカードも凝ってますね。

その隣には東急バスが3台停まっています。
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はて、臨時の多客時輸送でもするのかしら?と思って見てみたら、こちらは同時に開催している障害者スポーツ大会の輸送バスでした。

さぞかし混んでるだろうと会場に入ったら混んでました。
駒沢公園の大階段に座ってる人がみんなラーメンを食べています。
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なんだか異様な光景ですな…。

会場に入ってみたらこのヒトヒトヒト。
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昨日のNHKのニュースで「お天気が悪く会場はスカスカです。」なんてやったらしいから、その煽りも受けて人が出ているのでしょう。

まず何をすればいいんだかもわかりません。
会場のスタッフを捕まえて聞くと、まずは全店舗共通の食券を買うとのこと。
それを持ってから各お店のブースに並ぶんだそうです。
最初見たときは雑然と人が列をなしているように見えたのですが、そう言われてみればブースごとに列ができています。
あまりに列が長すぎてわからなかったのです。

食券は1枚750円。
ラーメンの量は食べ歩きができるようにでしょうか、結構小さめのどんぶりに入っています。
なので分量から考えればこの金額は決して安くありません。
普通にラーメン食ったって750円はいい値段です。
えっと…。
一人がラーメンを2杯づつ食べるとして、10万人が来場。
ってことは1500円×10万人で1億5千万円の売上げ。
それが3日間だから4億5千万円…などとよけいなことを考えてしまいました。

どのくらい食えるかわかんないけど、私は1杯じゃ足りないし、女房は1杯は多い。
でもせっかくならいろんなの食いたいしなぁ…。
というわけで折衷案で食券を3枚購入しました。

食券を買う時にこんなガイドブックをもらいました。
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それを見ながら…。
さて、どこに並ぼうか。

あー、これか。
長野の若手四天王。
いつの間にやら「信州四天王」になってるぞ。
長野県の人って「信州」って表現好きよねぇ。
長野って書いちゃうと長野市と混同するからだろうなぁ。
でも、今回はこのブースつけ麺だったんだよね。
私はつけ麺が日本一大好きって自負してるんだけど、今回はラーメンが食べたい気分だったので見合わせました。

あまり混んでいるところはカンベン蒙りたいなぁ。
でも、最初くらい興味のあるところに並ぼうかな、ということで徳島ラーメンの「徳福」に並ぶことにしました。
東京で徳島ラーメンといえば早稲田の「うだつ食堂」。
というよりも、東京で徳島ラーメンが食べられるのはここしかありません。
徳島ラーメンはチャーシューの代わりに甘辛く煮た豚バラ肉が入り、生卵が乗っているのが特徴です。
私はここのラーメンが好きなのでここにも期待して並びました。

しかし、これだけ並んでるんなら手分けして並んで、食いながらまた次のブースに並ぶという作業をしないととてもじゃないけどいつまでかかるかわかりません。
というわけで徳福の列に女房を残して、私は違う列に並ぶことにしました。
東京のコラボラーメンなんてゆうのもあったんだけど、せっかくだから地方のご当地ラーメンが食べたい。

そこで目を付けたのが、「富山ブラック麺屋いろは」。
最大の特徴はなんと言っても、黒醤油を使った真っ黒なスープ。
並び始めて1時間。
やっとこさお店の前まで来たら、「ご注文口」と「お渡し口」が分かれている。Toyamaramen
ということは…。
食券を渡して、そこからまたお渡し口の長い列に並び直すのか!
ってことは実質列の長さは2倍だったってことですね?
…オイ。
でも、まあこうしないと列が長すぎちゃうので考えた苦肉の策なのでしょう。
それにしても後ろに並んでるババァが「こんなに並ぶなら並ばなかった」「並び直すなんて詐欺だ」と、まぁ1時間文句言いっぱなしでうるせーうるせー。
よくもまぁこんなに不平不満が続くもんだ。
気持ちは判らんでもないがうるさい。
渋滞のプロセスいうのは人がたくさん集まるからであって、自分もその一役を担っているということを忘れてはいけないのだ。
アンタが並ばなきゃ一人分渋滞は減るよ。

さて、やっとこさありつけた富山ブラック
さっそく徳島ラーメンの列に並んでる女房の下に戻ってビックリ。
なんとほとんど進んでないのだ。
えー、どったのこれ?
と言いながら2人で富山ラーメンを食すことに。
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やっぱり、スープは真っ黒です。
ブラックの名に恥ませんなぁ。
中太麺はちょうどいい感じでスープとマッチしています。
チャーシューが厚切りなのに柔らかくて美味いです。
スープはちょっと渋みがあります。
黒醤油ということなので、魚醤を使っているのかもしれません。
北陸だったらいしるかな?
富山のような地方だったら人気が出るだろうけど、東京ではどうかな…というのが正直な感想でした。

しかし、この列は進まんなぁ。
さっきから5歩くらいしか進んどらんぞ。
次に並ぶ店は食べたいとかなんとか考えないで空いてるところに並ぼう、と言ったとたんに女房が「アタシ、隣の細めんの京都ラーメンに並んで来るわぁ、細麺食べたいし、空いてるし」と言い残し、隣の「熟成細麺宝屋」の列にとっとと行ってしまいました。
でも、これはいい判断かもしれない。
さすがに隣の列の最後尾は今いる場所よりかなり後ろです。
これで追いつかれちゃったら正直笑っちゃいます。
しかも京都ラーメンの列ではお店から麦茶がふるまわれています。
サービスいいなぁ。

…笑っちゃいました。
ホントに追いつかれました。
最後の2人のところで女房が逆転し、先にラーメンを受け取りました。
ほぼ同時ですね。
徳島ラーメンの方はのんびり作ってました。
こりゃあ時間かかるわ。

列の長いところほど人気があるのかと思いきやさにあらず。
京都ラーメンの反対側の博多ラーメンはものすごく回転率がいいのです。
つまり、列の長さは回転率に比例することになります。
さらに東京のラーメンも回転率がいい。
さっきの富山ラーメンも徳島ほどではないにせよかなりの時間がかかりました。
そこでいろいろ考えてみたのですが…。
まず、東京のラーメンが回転率がいいのは混雑に慣れているからで、動きがいいのです。
なので回転率がいい。
逆に地方のラーメン屋さんはここまでの混雑の経験がないので、回転を早くしようにも方法がわからないのです。
ちなみにほとんど長い列ができなかった割には、たくさんの人が食べていた博多ラーメン。
こちらはもともと屋台のラーメンとして作っているので回転がいいのは当たり前なのです。
これに気付いたのはラーメンを受け取った後でした。
意味ねー。

…そう思ったんだけどね。
徳島ラーメンの徳福ってよく見たら店、横浜じゃねーか!
全然地方じゃねーよ。
どうゆうこっちゃ?

じゃあ、早速ラーメンをいただきましょう。
ここで、ブログをお読みの皆さんにお詫びです。
あまりに長く待ち過ぎたせいで写真を撮るのを忘れちゃいました。
すいません。
ラーメン博のHPから見てみてください。

まずは徳島ラーメン。
食す。
不味くはないです。
ただ、うだつ食堂の徳島ラーメンを食べ慣れている私としては、普通のラーメンでした。
東京の人が徳島ラーメンを食べることはほとんどないので、徳島ラーメンというものがどんなものかってことを学ぶにはこれでいいでしょう。
それにしても…うだつ食堂ってうまいのね、やっぱり。
ここは、店も横浜だってことなので、ぜひお店に伺ってみたいと思います。

次に京都ラーメン。
「このスープはコンソメです」って書いてあったなぁ。
どんなだ、そりゃ?
まずは麺。
細麺って書いてあったのに入っているのは平打ち麺。
ちゃうやんけ。
そう思い食べてみましたが…。
…。
……。
…うまいやん。
めっちゃうまいやんか、このラーメン!
スープをすすってみると、確かにコンソメなのです。
そのコンソメがラーメンのスープとして実によく合っているのです。
それに黒胡椒がまぶしてあるのですが、この具合がちょうどいい。
平打ち麺もスープを受け止めてバランスがちょうどいい。
こらぁ、うまいわ。
具も水菜とキャベツが乗っています。
ちょっと変わっていますが、キャベツの甘味がまたいいし、水菜が乗っていることで見事に「京都のラーメン」ということを強く主張しています。
ご当地ラーメンとしても合格。
浮いている油も切れがいいし、乗っている肉団子もおいしいし、ごぼうのあげたものもまたよろしい。
具としては異色づくめだけど見事にあってる。
焦がしネギの風味も加わっています。
平打ち麺、こがしネギの組み合わせは苦手なのですがココのはうまい。
大井町の名店「永楽」に感じが似ています。
実はこのお店は空いているからということで選んだので、正直期待はあまりしていなかったのですが、今までのラーメンの概念をひっくり返すようなものを食べさせてもらって逆に感謝しているくらいです。

結局、女房と2人で3時間で3杯のラーメンを食べた時点で胃袋がギブアップしました。
3杯というのはちょうどいい分量だったようです。
というか多かったかもしれないくらいで、この時間になってもおなかがすきません。
昔はこんなことなかったのになぁ…。
なんて思いながらそれでも昔と同じ分量を食べればそれだけ脂肪として蓄えられるわけで…。
いかんいかん。
がんばらなきゃ、アラフォー。
ラーメンの誘惑に勝つのは大変だけど。

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2009年5月27日 (水)

ラーメンShow in Tokyo 2009。

バスに乗ったところ、こんな広告が。
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世田谷区と目黒区にまたがる駒沢オリンピック公園で「ラーメンShowinTokyo2009」というのが開かれるらしい。
こりゃあ、大のラーメン好きとしては行かないわけにはいかない。
31日は結婚記念日なので、この日に行くわけにはいかないが(つーかさすがにこれで結婚記念日済ましたらさすがのうちの女房でも怒るだろう)必ず行ってみたいと思っている。
ラーメンなぁ…うまいよなぁ!
医者には「ラーメンはよくありません」とか言われるけどラーメンには惹かれるよなぁ。

その中で気になる文字が。
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ご当地ラーメンの中に「若手四天王(長野)」という表記がある。(ピンボケですんません;)
ウチの女房は長野の人で北信なのだが聞いたことがない。
調べてみると若手四天王とは…。
「寸八、おおぼし、ゆいが、麺匠文蔵」の4店舗のことだそうである。
ちなみに…寸八は松本市に、おおぼしは上田市に、ゆいがは長野市川中島と長野市南千歳に、麺匠文蔵は佐久市岩村田にそれぞれあるらしい。

松本は若干遠いが、中央道周りで帰ってくれば食えないことはないし、上田も佐久も帰り道だ。
それよりもゆいがの南千歳。
南千歳といえば長野駅前だ。
よし、じゃあ今度言ってみるか!
その前に「ラーメンShow2009inTokyo」に行きますけどね。

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2009年3月23日 (月)

熊王祭り!

今日は夕方から狛江のユニディに、うちのワンコのおもちゃを買いに行きました。
最初に買うには買ったのですが、あまりお気に召さなかったようで遊んでくれないのです。
ま、相性もあるからね。
仕方ないことでしょう。

ちなみに、いま私か女房が家に帰ると大騒ぎの大興奮状態。
いつもこうでは困るので、落ち着くまで放っておきます。
そのうちキャンキャンやり出すので、食事中だろうがなんだろうが、私と女房が揃って隣の部屋に行って隠れちゃいます。
鳴きやんで落ち着いたら出ていくようにしています。
鳴いたら誰もいなくなるよ、ということを教えるためです。
「心に鞭打つってこのことね」と女房がささやきます。
同感です。
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でもね。
いい子になるとこんな風に見つめてくるのでしつけ心が折れそうになるのです。

さて、狛江で買い物を終え晩ご飯はどうしようかと考えたのですが、今週はうちにピノコが来たばっかりでバタバタしててどうも作る気がしません。
…というのはもちろん言いワケで、ここまで来たら国領の駅前にある熊王ラーメンが食べたくなったのです。

熊王に来るのも1年ぶりでしょうか?
相変わらず、アニマル浜口そっくりなご主人が出迎えてくれます。
今日は…、と。
…塩。
塩な気分だ。
しかも祭りたい。

というわけで、「塩バターチャーシューメン大盛り(麺カタ)」を選んでみました。
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お値段1150円。
ラーメンとしてはいいお値段だけど、今日はこうしたかったのでこれはこれで結構だし大満足です。
美味しかった~。

でも、味はいつもと変わらないのになんだか少ししょっぱく感じました。
疲れているとしょっぱいものがうまく感じます。
ただしょっぱく感じるってのは…カラダがナマクラってことかしら?
次に来たときは原点に戻って醤油かな?
熊王は醤油・味噌・塩、いずれもグッドです!!

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2009年2月 4日 (水)

トッピングラーメン・勝太が~!!!

ちょっと聞いておくれよ~!

会社の先輩からメールが来たんだよ。
「オークラランドの前を通ったらの勝太に『FOR RENT』の看板がかかってたよ。いつもお客さんが少ないのが気にはなっていたんだけど。欲張って移転なんてしなきゃよかったのに。」だって。
なんですとぉ~!!
私は移転後の勝太のラーメンをまだ食べに行っていないのですぞぉ!!
たしかに私も通るたびにお客さんの少なさが気になってはいたんだけどねぇ…。
潰れちゃったってことだよねぇ?
まだ移転したばっかりだった気がするんだけど早すぎない?

そう思ってすぐに勝太に行ってみたんだけど、やっぱり『FOR RENT』だった。
本当だったんだぁ…。

しかし、「人生後悔先に立たず」、「思い立ったが吉日」だよねぇ。
そう考えると、ホント。
今さら勝太のラーメンが食べたいと思ってもそれは叶わぬというもの。
惜しいなぁ…。
もったいない。

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2009年1月14日 (水)

佐野ラーメン「ニュー末広」。

佐野厄よけ大師の帰りにラーメン屋に寄りました。
佐野といえば佐野ラーメン。
ここまで来てラーメンを食べないで帰るわけにはいきません。

お店は「ニュー末広」。
なんでここかって言われると困るんだけど、最初に佐野に来た時にたまたま入ったらおいしかったので、なんとなく佐野に来るたびに寄ってます。

ちなみに、前の記事でも書いたけど佐野に来るのは3回目。
最初の2回はアウトレットにしか行かなかったんだけど、この店には来てました。
なので、この店に来るのも3回目。

お店はこんな感じ。
Newsuehiro_1
夕方に行ったんでね。
夕焼けが真っ赤っ赤ですわ。

店内に入ります。
メニューはこんな感じ。
Newsuehiro_menu_1
裏はこんな感じ。
Newsuehiro_menu_2_3
そういえば、厄よけ大師の屋台にも「もつ煮」があって、このお店にも「もつ煮」があるんだけど、これって佐野の名物なのかしら?

じゃあ、女房はラーメン、私は…この場合ねぎらーめんにチャーシューをトッピングした方がいいのか、チャーシューメンにねぎをトッピングした方がいいのか…。
こういう計算はいまだに苦手です。
結果、前者が1030円(チャーシューメン830円+ねぎトッピング200円)、後者が1080円(ねぎらーめん730円+チャーシュートッピング350円)だったので、前者を選びました。
それに餃子とライスね。

佐野ラーメンというのは麺が青竹踏みで作ってある縮れ麺。
すっきりしたしょうゆ味が特徴です。
Newsuehiro_2
この店もきっちりそれを守っててなかなかおいしいです。

そうそう。
お店の中でこんなポスターを見かけました。
Newsuehiro_3
北関東の5都市では麺をテーマにした町おこしを行っているんだそうです。
佐野のラーメンは知ってるね。
太田の焼きそばも聞いたことのあるような気が…。
足利のそば、館林のうどんっていうのは知らなかったねぇ。
あと…。
この桐生はなんなんだ?
耳うどん?
女房は「ほうとうじゃないの?」って言うんだけど、そりゃあ山梨だろ。
調べてみたらカレーうどんなんだそうです。
へぇ。
カレーうどんの名所っていうのは聞いたことないからねぇ。
いいところに目を付けたかもしれない。

ラーメンその他はほどなく完食。
まだ時間は5時半です。
じゃあ、帰りは混むだろうし、早めに帰ろうかってことで店を出たのでした。

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